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2017-10

2年前に出会った人を - 2016.07.26 Tue

7月26日、晴れ。

 初山別の道の駅で朝を迎える。昨夜はぐっすりと眠ることができ、この日の天気のように爽やかな目覚めであった。
 朝食を済ませ、隣のキャンプ場の炊事設備を借りて綺麗に後片付けができ、やはりここで泊まって正解だったと満足する。
 車旅では、寝るのは誰はばかることなく道の駅を使えるために困ることはない。食事を作ることも車内で済ます分には問題ない。ただ、この後の片付けが厄介である。道の駅の施設は殆どが使えず、パークゴルフ場や運動公園などの水道施設を拝借して済ますなど、苦労する。このため、こういう施設が備わったり、隣接した道の駅は非常に都合が良い。
 これを終えると、あとは上川町まで移動するだけである。
 2年前、上川町でパークゴルフをした際、偶然に知り合って一緒にプレーし、ルールなど、色々と教えてもらった人がいた。この人とは年賀状のやりとりも続いており、今度、またプレーしようという約束があった。
 北海道にくる前から、この人との再会を楽しみにしていたが、出発のドサクサで彼の住所、氏名を書いた紙を忘れてきてしまった。このため、連絡を取ろうにも取りようがなく、今日まできてしまった。
 『窮すれば通ず』の例えどおり、切羽詰まると、何かは思い出すものだ。
 昨日、何らかの拍子にフット名字が浮かんできた。でも、これが正しいとは限らない。非常に曖昧模糊としたものだ。でも、これが唯一の手がかりであり、これを頼りに探すしか、他に方法はない。
 車に乗り込み、カーナビを上川町(役場)に合わせると、士別市回りを指示してきた。私の考えでは留萌から旭川を経由して行くことを想定していたので少し戸惑ったが、あえて否定する材料はないことから、これに従うことにした。この道は数日前にも通っているので様子は分かっている。
 途中でイオン系のスーパーに立ち寄って食料品の買い込みを済まして上川町に着いたのが、12時少し前だった。
 早速、パークゴルフ場に行くが、プレーをしている人は皆無であった。北海道の人は暑い昼間にはプレーをしないようだ。
 ここで尋ねるしか他に手はないので、昼食を摂りながら、ひたすら待つことになる。
 1時間くらい待つと1人がやってきた。早速、手持ちの材料を話して訊いてみたが、このあやふやな材料だけで分かるはずもない。
 この材料とは、①名字が村ちゃんであるらしいこと。②毎日のように夫婦そろって、このパークゴルフ場でプレーしているらしいこと。③自宅からは自転車で通っていること。④自宅は住宅番号があるので団地のようだということ。
 この4つが、手がかりの総てであった。
 仕方がないので、私たちもプレーをしながら誰か人がやってくるのを待つことにする。私たちが4ゲーム目の途中で夫婦連れが自転車で現れた。
 ゲームを中断してその夫婦に尋ねてみる。いろいろと話していくと少し離れた町からやってくる夫婦がいる。その人でないかということになる。
 これで苗字と、住まいの町名だけが判明する。
 試しに、役場へいき、まずは電話帳を借りようとすると、電話帳は廃止されたとのことであった。個人情報保護の観点からNTTが電話帳を作らなくなったらしい。仕事から離れて何年にもなるので、こういうことにも鈍感になるらしい。それでも、昔の簡易電話帳を探し出してきてくれたので助かった。
 これで名字を引いてみると、数人の該当者があった。その中で、先ほどの人が教えてくれた町にも該当者が1名だけいた。その名前になんとなく記憶があり、この人に間違いないとの確信を得る。
 大喜びで電話をしてみたが無情にも呼び出し音がなるだけだった。お出かけのようだ。
 仕方なくゴルフ場に戻り、教えてくれた人に礼かたがた報告をする。
 すると、一緒にやらないかとの誘いがかかる。邪魔でなかったらと仲間に入れてもらったが、やっぱり本場の人は上手だ。姫君は何とか太刀打ちできるが、私はというと、毎回、最後に打ち、付いていくのがやっとであった。それでも1度だけ2打で入れてオーナーをさせてもらった。それでも、この時は嬉しかった。
 プレー後、架電すると、今度は繋がった。
 話をして直ぐに2年前の人に間違いないことが分かる。そして、明朝、会うことが決まった。
 この嬉しい結末に気を良くして、教えてもらった銭湯に行く。この町には宿泊施設はなく、入浴施設はこの銭湯が1軒あるのみだった。
 そこに到着してみると、何だかみすぼらしい造りで、これまでに入ってきた風呂とは感じが異なり、一瞬、躊躇させられた。この街には風呂はここ1軒だけであるので入らざるを得なかった。
 脱衣所は薄暗い。壁をみると北海道電力や旭川浴場組合のポスターが貼ってあり、そこにある節電協力の文字がやたらと目に付く。これ以外のものは何もない。
 脱いだ衣類を入れるロッカーも、棚すらもない。よく見ると、脱衣カゴが無造作に積み上げられており、客は脱いだ衣類をこれに入れて床の空いた場所に置いておくシステムらしい。このカゴ以外で目に付くものは古びた木製のベンチが1つ、ポツンと置いてあるだけだ。なんとも、ひどい風呂屋があったものだと驚いた。
 浴室に入ると、ここにも見事に何もない。
 最初は、『浴槽がない』と思ったほどだった。よくよく見ると、一番、奥にそれはあったが小さいものであった。大人3、4人が入ると窮屈になるのではという広さである。
 湯口 (何もない単なる穴) からは、湯が流れ出るままになっているので、初めは掛け流しの温泉かと思った。そういえば浴槽に溜まった湯にも薄茶色の色が付いていた。そう思うと薬臭いような匂いまでするように感じられる。
 洗い場には配管がむき出しの蛇口が幾つもならんでおり、10数人が一度に洗え、浴槽に比すとアンバランスでおかしかった。
 風呂から上がると暑いので扇風機を探したが、そんな気の利いたものはない。加えて、ここには窓もなかった。耐えきれずに外に飛び出すとまだ日は高かったが涼しい風が吹いていて、中にいるよりも体の熱をとってくれた。
 ちなみに、入浴料は420円であった。
 なお、この日の走行距離は188Km。そして累積走行距離は5257Kmになった。
0 07_26 ハマナス
  《ハマナス》

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