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ハッチョウトンボ - 2016.06.03 Fri

雌に初めて出合う
 この1週間ばかりは、昨年11月の九州旅行のフォトブックの作成に掛りきっていた。これも昨日をもってひと段落の運びとなった。このため、本日は久しぶりに姫君孝行を兼ねて何処かへ出かけようと思っていた。
 さて、出かける先であるが、姫君の身体にあまり負担がかからない場所ともなると思ったほどは多くはない。それでも頭をひねった末、思い付いたのが春日井市の植物園ならびに少年自然の家の一帯である。
 ここには築水池という池があって、この周囲にササユリなどの山野草が咲くので、毎年、1度は訪れている。先月の22日にも、『もう、そろそろ……』と訪れたが、このときはまだ早く、収穫はゼロに終わった。このため、本日こそはとの思いもあってのことだった。
 この日、朝方は肌寒く、朝の散歩には長袖のカーデガンをはおったが、日が登るにしたがって暖かくなり、ここに到着した10時頃には半袖のシャツ1枚でも充分であった。
 歩き始めて直ぐに、姫君がツユクサを見付け、写真を撮るように勧められるが、子供の頃から見慣れている花ということもあって、私の中では雑草に近い位置付けである。こんな事情もあって、ここは素通り。ササユリに早く出合いたいとの思いで足を速める。
 この思いとは裏腹に、ササユリはなかなか顔を見せなかった。『本日はダメか?』と思い始めたとき、姫君が「あそこに咲いているわよ」と本日第1号のササユリを見付ける。最初が見付かると、次は案外と簡単に見付かるという何時ものパターンで、次から次へとお出ましになる。これで目的はほぼ達成したことになり、あとは気楽である。
 次の花は、トキソウである。これは咲く場所が決まっているので、その場所に行けばよいので探す手間がかからず、気が楽である。
 その場所にやってきたが、目指す花はない。昨年までは、ここに来ればトキソウのほうで、「見てくれ。見てくれ」とでもいうように、皆が一斉に私たちのほうを見てくれるので探すことはなかった。でも本日は、目を凝らして地面を舐めるように見ていくと、1つ、2つと見付かるが、昨年までのような数ではない。原因は不詳であるが、ここのトキソウはほぼ全滅したかのようである。
 この状態では、もう1つの花、カキランも望み薄かもしれないと姫君と話し合っていると、これを小耳に挟んだ通りかかった人が、「この先に咲いていましたよ」と教えてくれる。これを聞き、ここのトキソウの撮影は後回しにして、カキランのほうを先に済ますことにする。
 歩いていくと、大口径のカメラを持った老人が何もない所を眺めていた。彼の見ているものが何かの推定はついたので、「ハッチョウトンボがいますか?」と尋ねると、「2匹います」との返事であった。「どこ?」と尋ねると、「自分で見付けたほうが喜びは倍増ですから、自分で見付けてください」といい、具体的な場所は教えてくれなかった。
 ハッチョウトンボは、目玉の先から尻尾までが1円玉にすっぽりと収まるという極小のトンボである。自分で探せといわれても、なかなか見付け出せるものではない。彼の視線や言葉の端々をヒントにして場所を狭めていき、やっと見付けることができた。
 いざ撮影となるが、どうもハッキリと見えない。一度、写したものを拡大すると、トンボの目玉の間に細い草が邪魔していることが分かる。場所を変えなくてはならないが、通路脇にはロープが張ってあるので、移動するといっても制約があって上手くいかなかった。
 そのうちにトンボが2匹になったと思うと、彼らは激しく追っかけっこを始める。2匹とも胴体が赤色であることから雄同士である。どうも縄張り争いをしているようだ。
 ハッチョウトンボは動きの鈍いトンボであることは、これまでの撮影を通じて分かっている。しかし、目の前で飛び交うトンボは、これまでのトンボとは異なり、その動きを目で追うことが困難であるほど素早い動きである。昔のゼロ戦の空中戦さながらで、これには些か驚かされた。
 この空中戦を暫く眺めていたが、なかなか決着はつかず、これが何時まで続くか分からないので、ここでの撮影は早々に切り上げることにする。
 そして、カキランである。この花は通路脇に、これでもか、これでもかとでもいうかのように群れるように咲いているのがこれまでだったが、今年は様相を異にしていた。通路脇には殆どなく、5mか、それ以上も離れた場所に咲いているだけだった。小さい花であるので、これでは撮影にならない。それでも通路脇を丹念に探すと、辛うじて1つだけだが見付かった。
 最後にトキソウの所に戻って、これを写して終わりにしようと、今来た道を戻り始める。
 ハッチョウトンボの所にやってきた。戦いは終わったようで、静まり返っていた。先ほどの場所に目を凝らすと、奇妙な形に組み合った2匹のトンボが目に入った。交尾をしていると直感してカメラを向けるが、ピントを合わせる間もなくシャッターを押していた。ちなみに、動く被写体はオートフォーカスで写すことが多いが、前述のようにこのトンボは極小すぎて、カメラが被写体だと認識しなない。このため、マニュアルで写す必要があるのだ。
 もう1枚と思ったときには2匹は身体を離していた。トンボの交尾の時間がどのくらいかのものかは分からないが、気付いてから終わるまでの時間は非常に短いものであった。彼らの交尾も人間の性交渉と同じように1度終えたら、それで終わりであろうことから、惜しいことをしたと返すがえすも残念であった。
 このように私は残念であったが、とうのトンボは十分に満ち足りたのか、2匹とも葉っぱに止まってジッと休んでいた。その姿は、今までの行為の余韻に浸っているかのように映ったのは、私の品性が嫌しきためだったか。
 この2匹は、私たちがここを立ち去るまで、同じ姿勢のままでじっとして動かなかったので、ジックリと撮影することができ、作品の出来も先ず満足できるものであった。
 こうして十分な成果を上げることができ、満足感に包まれて駐車場に戻ったときには12時15分であった。
00 DSC_1153

00 DSC_1138

● COMMENT ●

こんにちは

バイタリティーある三太夫さんへ先般お会いして以来、トキソウ見に行ってきました。昨秋、イノシシが湿地をほじくりめちゃくちゃにしたため少ないながらぽつんぽつんと咲いてました。元に戻るには2,3年かかると思います。三太夫さんの山行への取り組み、思い、花撮影に対する熱意がいつもひしひしと伝わってきてすばらしいです。ハッチョウトンボのオスメス見事に撮影されましたね。

 tenkei さん、こんにちは。
 昨日、八ヶ岳の硫黄岳から横岳を縦走してきました。年をとってからやることではないことが身にしみて分かりました。
 お話の件、ハッチョウトンボの交尾も見ることができました。写真も1枚だけ撮ることができたが、結果はピンボケでした。でも、彼らの生殖器官が雄が胸部にあり、雌が尻尾の先にあることくらいは分かる画像でした。  


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