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2017-05

入道ヶ岳(にゅうどうがたけ・906m)途中撤退 - 2016.03.24 Thu

フクジュソウを求めて・その2
 数年前から「入道ヶ岳にフクジュソウが咲く」という話が、ネットで語られるようになる。私も確認してみたいと思い、この季節になるとこれ狙いで何度も登ったが、単発で咲く花にはお目にかかるが、話題の群生地なるものにはなかなかお目にかかることはなかった。
 一昨年、群生地の場所が、「頂上から続く笹原から雑木林の中へ入って直ぐの所を左に入っていくと群生地だ」と教えてもらう。
 昨年、これを探すべく入道ヶ岳に登ってみた。教えてもらって私が頭の中でイメージした場所とは異なっていたが、運よく群生地は見付かった。だが、惜しいことに、このとき、盛りを少し過ぎたものしか見られなかった。
 このため、最盛期のものを見たく、今年もここへ行きたいと思っていた。
 一昨日(3月22日)の朝、テレビの天気予報を見ていて、『行くなら今日だ』と、唐突に入道行きを決断する。
 だが、わが家では私が決断したとしても、それが決定したことにはならない。総ての決定権は姫君が握っているからだ。
 そこで恐るおそるお伺いを立てると、あっさりと許可が下りる。これは予想を越えたものだった。最近の山行きで、申告した時間にきちんと帰ってきたので、姫君の心証が良くなったのが本日のお許しだと思う。
 8時20分頃、自宅を出発する。
 道は空いていて順調に走ることができたが、いなべ市へ入ってからミルクロードを走ることにしたのがいけなかった。ノロノロと走るトラックが多く、思うように走ることができず、ここで少し時間をロスしてしまった。それでも2時間くらいで椿大神社の奥にある登山口に到着する。
 なお、椿大神社は『つばきおおかみやしろ』と呼ぶのが正しいらしいが、こんな難しい呼び方は私には無理で、椿大社もしくは椿神社と呼び習わすのが専らである。
 登山口は、椿大神社(社務所)から車で1、2分ばかり奥に入った鍋川の左岸にある。そして、その川原が、駐車場としても活用されている。そして、この登山口には便所も設けられている。だが、私は1度も使用したことがなく、中の様子は知らない。
 ちなみに、鍋川というのは、井戸谷ともう1つの谷が合流して、この名前に変わる。したがって、井戸谷の下流で名前が変わって鍋川になると理解して欲しい。
 私が到着したとき、ここの川原の駐車場には5、6台の車が停められていた。私の後から1台がやってきたので、このとき、私を含めて7、8台が駐車した勘定である。
00000 地形図
 10時30分、身支度を整えて出発する。
 参考までにいうと、この近くを国土地理院が測量して、その結果、標高は274mだと定めている。ただし、ここには三角点を設置していない。すなわち、測量しただけ(このような地点を標高点)ということで、この地点が何処であるのか、場所かは特定することはできないが、この駐車場兼登山口の標高が274mだといっても実際とは大差ない。
 ここから先、暫くは舗装道路が続いている。これは、この先にキャンプ場があるため、ここへ車が出入りするためらしい。この道の両側は植林(松)で、この林床にはミヤマカタバミが咲く。このため、これを探しながら歩いていると、私の後に着いた車の主の女性が追い越していった。
 キャンプ場を過ぎると舗装道路は途切れて何時も見慣れた地道の登山道と化してくる。
 こんな道を歩いていくと、小さな谷を横切るように道が付いている。この谷が井戸谷である。登山口から10分内外を歩いた場所である。
 ここから急な尾根の登りが始まる。だが、これは新しい登山道で、昔のそれはここから井戸谷に沿う道が付いていたらしい。私たちが初めて登った時も、この尾根道を登っているので谷道が使われたのは随分と昔のことのようだ。この谷道の存在を私が知ったのは地形図を見てのことである。
 地形図で見ると、この尾根は標高差で150mくらいはあり、ここを登り上がるだけでかなり登り応えがある。とはいえ、ジグザグに切られた登り易い道が作られているので、足に問題を抱える私とはいえ、この数字が本当だとは思えないくらいである。
 この尾根を登りきった所に遭難対策の2号表示板が立てられている。
 ここからの尾根は大きく広がりをみせているので、この広い尾根の西の端から東の端までトラバース気味に移動する。
 これまでの尾根登りが大変だったので、ここからの水平移動に近い登りは一息入れるのに格好であった。
 尾根の東端まで行くと、今度は右手下方にある井戸谷に沿って緩やかに登り、そのうちに谷中に向かって下降が始まる。
 そして完全に井戸谷の中に入り、少し谷中を登ると小さい滝が現れる。この滝は直接の登って登れないことはないが、登山道は左岸に付いているので、谷を横切って登山道に取り付く。
 ここから暫くは井戸谷左岸に沿って歩くことになる。ここから暫くは登山道だといっても、これまでのようにシッカリしたものではない。滑り易い斜面をトラバースする形で、谷への転落も十分にあり得る道ということもあって、神経を使って歩かなくてはならない。
 こんな道ではあるが、この辺りから花がボツボツと現れる。花は、ミヤマカタバミ、ヤマルリソウ、ハナネコノメソウなどなどである。これらの写真を撮りながら歩くので私としては返って楽でき、文句が口を突いて出るということはなかった。
 遭難時の目標となる4号標識の辺りから、いったん谷から大きく離れて急登となる。谷に滝などがあってのことだと思われるが、登山者としては道を辿るだけのことで、谷の中の様子がどうであれ、あまり影響はない。
 再び、道は谷に交わり、いったん、ここで徒渉して右岸に渡る。とはいっても、右岸側を歩くのはいっときのことで、再び、左岸に戻るが、この頃には谷の水は涸れ、注意してみないとそこが谷であるか否か分からないほどになっている。
 フクジュソウの群生地は、標高650m内外のところである。ここで登山道を離れて右手へと入っていく。
 12時30分頃、そこへ到着するが、黄色いものは目に入ってはこない。よくよく探してみると花びらの1部が散り落ちたものが所々に散見されるだけである。
 ここのフクジュソウは既に散ってしまっていた。今年は雪が多くはなかったことに加えて気温も例年に比べると高かったことが、花が早々と散ってしまった原因のようである。
 折角、ここまで来たのに空振りではあまりにも虚し過ぎる。1輪でもいいから咲いていないかと必死で探すと、その効があってか、形を保ったものが2つだけ見付かった。
さて、これからどうしようかと考えたが、足が痛くなっていることもあって、頂上へ行くことは直ぐに諦める。この答えが出たのは、フクジュソウこそ期待外れではあったが、その他の花ではまずまずの成果が上がっていたということも大きい。
 そして、ここで昼食を済ませた後、直ちに下山に取り掛かる。
 復路は、何事もなく順調に降りることができ、14時20分、駐車地に帰り着いた。こうして、この日の登山は無事に終えることができる。ちなみに、登山口からフクジュソウの群生地までの水平距離は1360m(頂上までのそれは2040m)、標高差は370m(頂上までのそれは630m)であった。
 車に乗り込み、ハタと考えた。フクジュソウが終わってしまったことを考えると、トウゴクサバノオが咲いているのではないかと……。そうなると確認してみたくなり、小岐須渓谷へ向かって車を走らせていた。
 ここへ行く途中、『工事中につき、一般車両通行禁止』の標識が立てられていて、先へは進むことができなかった。当該地まで後いくらもなかろうと思い、空地に車を停めて歩き始める。5分くらい歩いたところで、登山者とすれ違った。彼らに訊くと、そこまで2、30分はかかると分かって、これは潔く諦めることにする。
00000 入道フクジュソウ

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