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2017-04

体力および気力の衰え - 2015.08.03 Mon

木曽駒ヶ岳での出来事
 8月2日、中央アルプスの木曽駒ヶ岳に登った。山行記は、後日、書く予定であるが、ここで起こった出来事、2つを先に記す。
 最初の出来事は、木曽駒ヶ岳の頂上直下のダラダラした登りで起こった。
 ここは5、6m幅で両端にロープが張られているので、登山者はロープ内であれば自分の好きに歩けるようになっている。この日は日曜日ということもあって登り降りする登山者が多い。これを避けるように空いた場所を選んで登っていると、とある場所でチョッとした段差のある岩場を登らなければならなくなった。
 『これは選択を間違えた』と思いつつも、その岩に足をかけてみると、一杯いっぱいではあったが足が届いた。『これなら登られる』と直感、そのままかけた足に力を入れる。普通なら、これで身体が持ち上がり、岩の上に立ちあがれるはずであったが、現実はそうはならなかった。
 私の味わった感覚では、岩にかけた足に力を入れたつもりであったが、実際にはカクンと抜けてしまい、次の瞬間、そのままの姿勢でストンッと尻から下に落ちた。このときの感覚のとおりであったならば、尻から地面にたたき付けられ、その反動で頭でも打ったであろうが、実際にはこうはならなかった。上げた足の反対の地面を蹴り上げた足がそのまま着地して身体を支えたので転倒には至らなかったのだ。
 これまでなら頭で考えたことは足が忠実に実行していたが、この場面では頭で命令したことが、足に正確に伝わらなかった。いや、一応、足は命令のとおりに反応はしたが、非力で命令の実行はできなかったというべきかもしれない。
 何れにしても、思ったように身体が反応しなかったことは確かである。このようなことが、人も通らない深い山の中で起これば、私は遭難していただろうと、今般の山行きを許さなかった姫君の顔を思い出していた。
 もう1つの出来事は、帰路の巻き道で起こった。
 この道の最後は、岩場の通過で終わる。この日の目的が写真撮影であったため、最初から最後まで重いカメラを手で持って歩いた。この岩場の通過では流石(さすが)にカメラを手で持っていては歩けない。一瞬、ザックの中に入れることも頭を過ったが、通過直後に、また引っ張り出す手間を考えると、この選択肢は頭の中から消え去り、カメラをタスキ掛けすることを思い付いていた。これは手で持つよりはいいのだが、身体が揺れるとカメラもブラリブラリと揺れてしまうのが難である。
 こんな形で岩場の通過を試み始めたとき、前方から登山者がやってきた。前方が降りで、私が登りである。岩場の登降は登りより降りのほうが嫌らしいと相場が決まっている。このため、降り易そうなルートを彼に譲り、私が直登する道を選んだ。私はそのまま登りきるつもりであったが、途中で難しいところがあったので彼の通ったルートへトラバースをすることになった。このためには大きな岩を巻かなければならない。別に難しいわけではないが、岩を巻くには勢いをつけなくてはならない。でも、勢いを付ければブラブラのカメラが岩に激突する懸念が大である。こうはならないように勢いを押さえて岩にへばりつくような変な形で何とかクリアする。傍から見れば何とも無様な恰好であったであろうと我ながら赤面していた。次の岩場では、カメラを岩の上に乗せて安全を確保してから、私自身がよじ登った。
 こうして宝剣山荘前の分岐に到着したが、この2つの出来事があったため、予定していた宝剣岳を越えて千畳敷へ帰るというルートは現在の私には荷が重すぎると判断、往路と同じく浄土乗越からダイレクトに千畳敷へ降りるというルートに変更することを余儀なくされた。
 最初の例にしても、以前なら出来ていたことでも現在の私では無理だという良い例であるし、次の岩場の通過にしてもバランスとか脚力が昔のようであったならこれだけ苦労することもなかったであろうことを併せみるに、私の老化度はかなり進行しているといわざるを得ない。要するに、頭で考えてできることでも、実際に行動してみてもできないことが段々と多くなっているようだ。これが悲しい現実である。
木曽駒ヶ岳からの眺め

● COMMENT ●

お元気ですね

木曽駒ヶ岳へ行ってこられたんですね。
その前には八方池にも遠征されているし、ますますお元気ではないですか。
木曽駒ヶ岳では、南アルプスの向こうに富士山も見えるといういお天気で満足されたことでしょう。
このところ天候が不順ですが、次の遠征はどちらを計画されているのでしょうか。

 モタさん、こんばんは。
 私が登れる山というと、ロープウェイの助けを借りて登る山だけになってしまいました。この機械力をもってしても、残りの自分の足での歩きとなるとヨロヨロとなってしまい、自分自身が情けなくなります。
 行きたい山はあるものの、許しをもらえる確率は低く、残念ながら行けそうにありません。残念至極であります。


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