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2017-04

富士山への旅② - 2015.02.18 Wed

伊豆を駆け足で巡る
 2月13日、山中湖の夕日見物は意図したものと異なり、失敗に終わる。でも、チャンスは明日もあるので、ここからあまり離れたくない。
 そこで、今宵の宿は国道246号沿いの『道の駅・ふじおやま』に決定する。
 ここに着いてみると、駐車場と通路以外は分厚い雪に覆われていて、如何にも寒々しく感じる。これでは今夜の冷え込みは相当のものを覚悟しなくてはならない。近年、私は寒さに弱くなり、冬場には電気毛布の世話になっていることを考えると、ここに泊まることには尻込みさせられる。
 このため、宿泊地の選定のし直した結果、『道の駅・伊豆のへそ』に変更する。
 この道の駅は伊豆半島の口元に位置し、ここからは遠そうな感じだが、カーナビではこの間の距離45km、所要時間1時間30分と表示されていた。これまでの例では、実際には1時間足らずで着けそうだと胸算用して車を出発させた。ちなみに、私のカーナビの所要時間は、一般道を走る場合は時速30kmを計算の基準にしている。
 最初、御殿場、裾野の辺りは順調に走れたが、沼津に入ると車が混み出してきて、伊豆半島に入ると更に酷くなり、道の狭いことも相まってイライラ運転が続くことになる。このため、目的地に到着したときには19時頃、結局、平均時速30km以下という結果に終わった。
 2月14日、目覚めたのは7時過ぎ……。また、寝坊してしまった。
 車の外に出ると冷え込んでいて、空気が冷たく、肌は痛く感じるほどだった。ここは付け根とはいえ、温暖でなる伊豆半島である。暖かい朝を想像していたのが覆された感じで、寧ろ驚きを覚えた。同時に、富士山麓の小山町に泊まっておれば、これ以上の寒さだったことは容易に想像できるので、昨夜、無理をしてでも、ここまで移動したことは正解だったと安堵した。
 折角、ここまで来たからには河津桜を見物してから下田へ向かい、伊豆半島をグルッと1周することにする。こうするとダイヤモンド富士は1、2日遅れることになるが止む得ないと思っていた。
 9時になる少し前、河津町に向けて道の駅を出発する。
 途中、姫君が浄蓮ノ滝の案内標識を見付ける。この滝は有名であり、ものを知らない私でも名前は聞いたことがあるし、歌もうたったことがある。だが、実物は1度も見ていないので、見物していくことに意見は直ぐにまとまる。
 国道沿いにある駐車場から川までに降りて行くと、滝を見上げる形で展望台が設けられていた。ここから滝を見て驚いた。華厳ノ滝や那智ノ滝などと並んで有名な滝なので、これらほどではないとしても立派な滝を想像していたのが見事に裏切られたからだ。孝子伝説のある岐阜県の養老ノ滝に比べても見劣りのするような貧弱な滝であった。
浄蓮ノ滝
 次に天城トンネルの標識に出合う。
 ここは、川端康成の小説、『伊豆の踊子』の舞台でもあり、前々から関心があった。百名山に挑戦していた際にこの近くにある天城山(万三郎山)に登った。だが、この頃は山以外に注意を払う余裕はなかったこともあって、このトンネルの存在も家に帰ってから知った次第で、『折角、近くまで行ったのに立ち寄らなかったのは残念』とほぞ(臍)を噛む思いを味わった。
 こんな経緯もあって、新トンネルを通り過ぎてからUターンするような形で旧トンネル(天城山隧道)の方へ回り込んだ。天城トンネル(新)が標高640mであるのに対して天城山隧道(旧)のそれは710mで、両トンネルの標高差70mがあり、この間、曲がりくねった山道を登っていくことになった。最初のうちは舗装が施されていたが、途中から地道に変わったが、穴ぼこが少なかったので助かった。
 トンネル自体は古く小さなもので何の変哲のないものだったが、明治の頃に思いを馳せ、高校生と幼い踊子の出会いを想像すると、なかなか味わい深いものがあった。
 トンネルの幅員は狭く、軽自動車ならいざ知らず普通車どうしではすれ違いもままならないとの感じであるが、新しいトンネルの開通した今では車の通行も滅多にないことに加え、短いトンネルで出口も見えていることでもあり、対向車が突っ込んでくることもなさそうなので、ここの通過を試みてみた。
 トンネルを通り抜けると、そこも入口同様に駐車スペースがあり、ここに車を停めてトンネルに近付くと、車の中からでは気付かなかったが入口には大きなツララが垂れ下がっていて、ここが北側だったことを改めて知る。
 ここから国道へ出るのが大変であった。先ほどの道とは異なって大きな穴だらけの道だったからだ。こうしてみると、トンネル出口からUターンして戻ったほうがよかったと思ったほどだ。
 再び天城トンネルを通り抜けると、河津町まで下り一辺倒だ。道路脇には桜の木もあったが、花が咲くような状態ではなく、嫌な予感がしてきた。
 ここへくる前、テレビが『河津桜』について放送していたのをみた。これによると、①河津桜は桜の中では最も早く咲く桜である。②本場、河津町では、まだ咲き始めたばかりだが、赤い花を開いているものも見られる。③2月10日から『さくら祭り』が始まったなどなどと画像とともに紹介していた。
 役場の方へ向かって車を走らせていると、観光駐車場があった。ここの係員に訊くと、「まだ、一部が咲き始めたばかりで、あと10日くらい先でないと……」とのことで、先ほどの不安が早くも的中。これで張り詰めていたものが一気に萎んでしまった。
 本日は風もほとんどなく穏やかに晴れ渡っている。この状態なら、山中湖には綺麗に富士山が映っていることが想像される。こんなことを想像すると、ダイヤモンド富士の撮影は本日が条件を満たしており、これを逃すとチャンスがくるのが何時にななるか分からないと思えてきた。伊豆半島1周は何時でもできるが、ダイヤモンド富士は本日を逃すと来年まで待たなければならない。このように考えると、居ても立ってもおれなくなり、予定を変更して山中湖へ戻ることに決めた。
旧天城トンネル

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