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2017-04

富士撮影の旅② - 2015.01.05 Mon

ダイヤモンド富士はお預け
 28日、朝霧高原の道の駅で目覚めたときは5時を少し回った頃だった。まだ、辺りは真っ暗で、ここから間近に見えるはずの富士山もその姿は闇に溶け込ませていて何処にあるかも分からない。
 昨日、蒲団にもぐり込む頃、冷え込みは厳しかったので、パジャマ代わりのスエットスーツの上に毛糸のカーデガンに加えて薄手のダウンジャケットを余分に着込んで寝たので、夜中に寒さは感じなかったが、窓ガラスには薄い氷が張っていた。
 前回、11月の初めにもここに泊まった折も冷え込みはきつかったが、これほどではなかった。2ヶ月の季節の移り変わりを身に沁みて実感した。
 フロントの氷を暖房で解かしてから出発する。
 道は、前回、下調べしているので頭に入っているはずだった。だが、現実にはインプットしたはずの材料に誤りがあったことに加えて道は真っ暗ということもマイナスに作用し、道を間違えて精進湖の入口まで行ってしまい、ここで初めて誤りに気付き、車をUターンさせて国道300号へ入っていく。ここまで来れば後は真っ直ぐ、中之倉トンネルまで行けばよいので心配はなくなった。
 このトンネルの入口手前に本栖湖を1周する道があり、この分岐の湖畔が撮影場所である。ちなみに、現在の1000円札の裏面カットがここから見た富士山だということで、この場所は有名だ。
 撮影場所までやってくると、そこには多くの人たちがいることが分かってビックリするとともに、三脚を立てる場所が残っているかが心配された。
 ここには10台余は停められる駐車場が設けられているが、ここは満車。道路脇にも駐車の余地は残っていなかった。仕方ななく、車を駐車場の先へ進め、ここの路肩へ停めて、カメラと三脚を担いで撮影場所まで戻っていく。
 車の中からはハッキリと分からなかったが、少なくとも30人以上のカメラマンが集まっていた。湖に面した柵の前にはビッシリと三脚が建てられていて、私の三脚を立てるのにも困るほどだった。ほんの少しの空いた場所に割り込むように三脚を立てることができてホッとすると、また、寒さが襲ってきた。
 名古屋の日の出は7時頃だから、ここもそんな時間だろうことは推定できる。ここに到着したのは6時頃、準備完了まで10分くらいを要しただろうから、日の出までの待ち時間は50分ほどである。この寒さの中、1時間近くも待つのは嫌だと思ったのは私だけだったようで、他の人たちは誰1人として不満を言う訳でもなく辛抱強くジッと待っている。こういうところを見ても、私はカメラマンに向いていないようである。
 とはいっても、ここへ来たからには日の出を待つより他に方法がない。こう気持ちを切り替えて待つことにするが、そのうちに他のカメラマンのカメラに目がいった。するとカメラの他に横長のモニター画面を三脚に付けたり、いろいろと凝った装備に気付いた。ここにいる人たちは、私のようなニワカカメラマンではなく、アマチュアだとはいえ玄人裸足が集まっているのだということに気付いた。
 周囲が明るくなり、日の出は近しの感じになってきた。だが、なかなかその兆しがない。富士山は標高3776mだ。この頂上からの日の出となるとこの分だけ余計に日がのぼってこなくてはならず、この分、余計に時間がかかるのだと理屈を付けて待っていた。
 すると「日の出は7時24分。太陽が顔を出すのは向かって右側の雪の下の境辺りだ」という声が聞こえてきた。驚いて、声の主に尋ねる。「頂上から出るのではないですか?」と……。すると、豊川から来たという彼は、「本栖湖畔からではダイヤモンド富士は見られない」という。「そこの竜ヶ岳から見られるのにどうして、ここから見られないか」と、目の前に見える竜ヶ岳を指差しながら、再度、尋ねると、「角度が違うから、ダメだ」とのことだった。
 これには大いに落胆した。「こんなことなら竜ヶ岳に登っておけば良かった」と悔いてみても、今からでは如何ともし難かった。
 雲のかからない富士山を見られただけでも良しとしなければと気持ちを切り替えて日の出を待つことしばし、7時24分、彼のいう通りの場所から日がのぼり始めた。
 こうしてダイヤモンド富士はまたもやお預けとなってしまった。残念の極みである。

本栖湖から見る日の出

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