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富士山麓の旅⑤ - 2014.11.14 Fri

SLに乗車
 11月6日、大井川鉄道井川線のアプト式列車に体験乗車して、13時前に奥泉駅に戻ってきた。
 次は、蒸気機関車(SL)への乗車である。これも大井川鉄道であるが、これは井川線ではなく、大井川本線の千頭駅から金谷駅の区間を走っているので、奥泉駅から最も近い千頭駅まで車を走らせる。この間、5km足らずということもあって、10分かそこいらで着いてしまう。
 千頭駅には道の駅(奥大井音戯の郷)が隣接していたので、ここの車を駐車して、駅に行ってみる。こんな山深い地方鉄道の駅にしては珍しく大きな規模の駅であるのに驚かされる。そればかりではない。たくさんの乗客でごった返していることも都会の駅にヒケを取らないのにも2重の驚きであった。これもひとえにSL効果というものであろう。
 駅で確かめると、14時53分に千頭駅を発車するSLに乗ると、次の川根温泉笹間渡駅に15時31分に着き、ここで少し待って15時48分発で戻ると、この千頭駅に16時24分に帰ってこられることが分かり、これで往復することにした。ちなみに、SLでは千頭駅の次が川根温泉笹間渡駅であるが、これ以外の普通電車は7つの駅に停車する。
 次に運賃だが、マイカー客の呼び込みのためにSL乗車割引切符が売り出されていて、往復の乗車券ならびにSL急行券が込みで2000円ということだった。『高いな』と思いつつも、これを購入した。だが、後になって分かったことだが、これを別々に購入すると、運賃が往復1820円(910×2)、急行券が800円で、合計2620円になるところだった。帰りの電車の乗客は、日本で2番目に高い鉄道だとボヤいていたが、これを利用せざるを得ない近隣住民に同情を禁じ得なかった。
 これで準備が整ったら急に腹が減ってきた。バタバタとしていて昼食がまだであることに気付き、待ち時間を使って遅い昼食を済ませる。
 駅へ帰ってくると、私たちが乗る1本前のSLが発車するところであった。ちなみに、千頭駅発のSLは、13時39分、14時10分、14時53分の3本だけ。どういう訳があるのかは不詳ながら午後に集中している。
 写真を撮ろうと慌ててホームに入っていくが、先頭の機関車まで到着できぬうちに無情にも汽笛を残して列車は消えていった。観光用の列車であるので、連結車両は、精々、2、3両だと思っていたが、これが何と6、7両もあった。
 だが、隣のホームには私たちが乗る予定の黒く塗られた古めかしい客車を繋いだSLが入線しており、失敗は容易に取り返すことができた。なお、前の列車の客車はオレンジ系の塗装であったが、今、停まっている客車の黒色の方が何だか懐かしさを感じ、後発の列車を選んだことを喜んだ。
 先発の列車を見送り、私たちの乗る『かわねじ2号』の待つホームへと歩いていく。このとき、最後尾に連結されている車両が客車とは形状が異なることに気が付いた。よくよく観察してみると、電気機関車のようである。ということは、最先端が蒸気機関車、最後尾が電気機関車で、これらに挟まれて客車が連結されているという変わった形態である。
 蒸気機関車が姿を消した1つの原因に、これが吐き出す煙が上げられる。トンネルに列車が入ったとき、締め忘れた窓があると、そこからきつい臭いと真っ黒な煤(すす)を含んだ煙が入り込み、車内は大騒ぎになるというパターンが思い出される。これでも分かるように、沿線の煙害は車内の窓の締め忘れの比ではなかったようだ。
 旅行会社が集客のために使う『大井川SL列車に乗ろう』というキャッチコピーを見て、現在の権利意識の高い中で、この煙問題をどうして処理しているだろうという疑問があり、これも私がSLに乗ってみたいと思う一因にもなっていた。
 だが、この疑問は、この車両編成を見て、一気に解消した。すなわち、蒸気機関車は連結してはいるが、これで牽引しているわけではなく、後から電気機関車で押しているのだと……。
 これならば、発進時に景気づけの意味で少し石炭を焚くだけで済み、走行中は石炭を燃焼させることなく、電気モーターで推進させているので煙害とは無縁となる。
 このように種明かしができると、これまで『SLだ、SLだ』と珍しがったり、懐かしがったりしたのが馬鹿げていたと一気にテンションが下がってしまった。こういうのを何というのだろうか。ふっと頭に浮かんだのは『羊頭狗肉』という言葉であった。
蒸気機関車

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