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2017-10

紅葉を尋ねて③ - 2014.10.30 Thu

華厳の滝
 10月19日、平ヶ岳から下山してから、次に行く先を協議する。
 腹積もりでは平ヶ岳の次は安達太良(あらたま)山であったが、これまでの状況から既に盛りは過ぎているだろうと思われ、行き先変更せざるを得なくなったためである。
 それなら『少しでも南へ行こう』ということになって、日光のいろは坂から華厳ノ滝を経て吹割ノ滝で、各々、紅葉見物と洒落込むことに決まる。
 尾瀬入山の一方の基地である桧枝岐(ひのえまた)村で風呂に入ってから、取り敢えずは日光方面へ向かって車を走らせる。
 最初は、ここから最も近い『道の駅 番屋』に泊まるつもりであったが、あまりにも殺風景であったためにここをパスして先へ進むと、『道の駅 たじま』があった。だが、ここでは何かのイベントが行われていて大混雑しているために追い出される形で、結局、栃木県まで移動して『道の駅 湯西川』に泊まることになった。
 10月20日、天気予報は『晴れ』と出ていたが、これは外れたようで曇り空にガスも加わって芳しいものではなかった。このため、出足は遅く、9時まで道の駅でグズグズとしていた。この頃になると、雲が切れて太陽が顔をのぞかせるようになった。こうなると現金なもので「天気予報は当たった。早く出発しよう」となり、慌てて車を日光へ向けて走らせる。だが、この天気は長続きせず、鬼怒川(きぬがわ)へ入った頃には重苦しい曇り空に戻っていた。
 出発前に姫君が朗報を仕入れていた。浜松からやってきたという人の「テレビで『いろは坂の紅葉が見頃で素晴らしい』と言っていたのを聞いて慌ててやってきた」というものだった。
 これまでの2日間のように真っ青の空に赤、黄という色彩までは望めないものの、つづら折れのいろは坂が錦繍の帯のように見えることを想像すると昨日以上の光景が望めそうだと思うと、下り坂の天気もあまり気にはならなかった。
 日光の街の中へ入るに従い車の数は増え、これまでのようにスムーズに動かなくなってきた。相当、観光客の車がやってきていることが分かり、天気とは裏腹に私の気分は晴れやかになってくる。
 街中を通り過ぎて中禅寺湖へ向かうようになると、一層、混雑は酷くなり、ついには止まってしまう。この先、動いたり、止まったりしながらノロノロと前進していくことになる。
 いろは坂は、旧道が降り専用、新道が登り専用という具合に完全に分けられている。日光からだと登りとなるので、新道を登っていくことになるが、こちらは旧道に比べると走り易く造られている。それでも車は所々で止まってしまうほどに流れは悪い。
 ここをノロノロと車の流れに従って走っていくが、辺りの木々の葉っぱの色は変わってはいるにはいるが、目を惹きつけるとか、感歎するようなものではない。折悪く雨粒さえも落ちてきて期待に膨れていたものが急激に萎んでいった。このとき、素晴らしい紅葉は旧道、降りのほうだったのかもしれないと思うが、この混雑ぶりでは余分に1回りしようという気は起こらなかった。
 中禅寺湖を展望するロープウェイ乗場の手前では車はほとんど動かなくなる。この原因は、ここの駐車場も向かい側にある一般駐車場も共に満車で、道路は駐車場の順番待ちをする場所と化してしまったためであった。両方の駐車場を合わせればゆうに100台は停められるはずであるのにこの混雑である。それだけここへ押し掛けた車が多かったということだ。『ご苦労なことだ』と自分たちのことは棚に上げてこれを横目に眺めて通り過ぎた。
 ここを過ぎると車は一気に減り、普通に走れるようになったので、そのまま華厳ノ滝に向かう。
 滝の手前まで来ると、また車が列をなしていた。駐車場にはいられずに、ここでも路上で順番待ちをしていたのだが、ここはそれほど待つことはなく、ほどなく駐車場へいることができた。
 このとき、雨は殆ど上がっていたので、傘を持つことなく、カメラだけ持って地上展望台と地下展望台から滝見物をする。ここも紅葉はしてはいるが感動するようなものではなく、『あぁ、こんなものか』と思った程度である。私たちは山歩きをするので、普通の人は見ることのできないような紅葉を見る機会に恵まれているためか、この程度の染まり具合では『何んだ……』ということになりがちである。これが良いのか、悪いのか、私には分からないが……。
 ここはこの程度で早々に退散、国道120号で吹割ノ滝へ向かう。すると、また、道が混み始めた。中禅寺湖周辺には観光地も多いからこれらを訪れる人たちだろうが、それにしても本日は月曜日であるのにかかわらずこの人出である。世の中には暇な人が多いのに驚くとともに、これだけ遊んでいる人が多くてはこの国の先行きが心配されるほどであった。
 こんな道を止まったり、走ったりを繰り返しつつ車を進ませていると、また、雨が降り始めた。今度はパラパラという雨ではなく、本降りであった。これでは、もう、観光どころではない。日光白根山も吹割ノ滝もすっ飛ばして、予定していた沼田市の隣町の『道の駅 白沢』へ直行、15時20分にはここに到着していた。
華厳ノ滝

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