ヒロハノアマナが咲き始める! - 2011.03.19 Sat
昨日の奥伊吹では格別の収穫はなかったので、その埋め合わせの意味もあって鈴鹿の北部の山に偵察に行く腹積もりであった。
今朝、目覚めると名古屋はどんよりとした曇り空で、もちろん、鈴鹿の山並みは何も見えず、その空の色から雨か、雪でも降っているかと思わせるほどで、改めて新聞の天気予報を見直した。
この予報は、名古屋はもちろんのこと、三重県の南も北も昼間は真っ赤な太陽が並んでいた。要するに、これ以上の天気はないということだった。でも、現実に、この天気を見ていると、とても山へ出かける気分にはならなかった。
そして、ぐずぐずしていると、何時の間にやら雲は何処へ行ったのか、名古屋の上空は見事な青空に変わっていた。こうなると、「山へ行かなければ……」と私の心も変わってくる。姫君にご意向を尋ねると、「私も行くわ」というものだった。
そこでカメラだけ持って車に乗り込もうとしたが、どういうわけだか女性のお出かけには手間がかかるようで、イライラしながら待つ破目となった。
ようやく、姫君の支度が整ったようで、車に乗り込んだときには10時少し前だった。
でも、鈴鹿までの道に遅い車などの障害物はなかったので、車の数が多かった割には順調に走ることができ、11時半前には登山口に到着することができた。
ここで支度をしていると、地元の老人がやってきて、「もう、降りてきたのか?」と尋ねられる。これから登るところだというと、少し合点がいかぬという顔をしていた。そして、「ここ2、3日、雪が降ったので、上のほうは真っ白だ」と情報を提供してくれる。
11時33分に登山口を歩き始めるが、老人のいうとおり道はぬかるんでいて雪解けだということが分かる。
「これでは、今日も花は無理かもしれない」と弱気の虫が頭をもたげてきたが、「行くだけ行ってみるさ」と気持ちを切り替えて歩き続ける。
樹木が疎らな所は雪は解けているが、これが茂っていると雪が積もっているという塩梅で、一縷の望みがあるので、これに賭けて歩いて行く。
すると、目の前の白い花が目に付いた。思わず、「咲いている」と姫君に伝える。姫も、「どこ、どこ」と近寄ってきた。これは花であっても、充分には開ききっていない不完全なものだった。でも、咲いていれば何処かに開いたものがあるかもしれないと思って、2人で手分けして探すと、見事に花を開いてものが見付かった。これに気を良くして探すと、あちらこちらに見付けることができた。
これで所期の目的は達成した。
頂上に向かっても良し、ここから帰っても良しという具合だ。どちらを選んでもかまわない。相談の結果、上へ行ったとしても雪が深くなって花がないことは確かである。それなら、本日はこれまでとしておこうと相談がまとまり、遅がけの食事をして、下山することにした。
そして、14時42分に登山口に帰り着き、3時間余の短い登山を終える。このように短時間の登山ではあったが、充分な収穫があって中身の濃いものとなった。ちなみに、収穫物は、ヒロハノアマナである。


今朝、目覚めると名古屋はどんよりとした曇り空で、もちろん、鈴鹿の山並みは何も見えず、その空の色から雨か、雪でも降っているかと思わせるほどで、改めて新聞の天気予報を見直した。
この予報は、名古屋はもちろんのこと、三重県の南も北も昼間は真っ赤な太陽が並んでいた。要するに、これ以上の天気はないということだった。でも、現実に、この天気を見ていると、とても山へ出かける気分にはならなかった。
そして、ぐずぐずしていると、何時の間にやら雲は何処へ行ったのか、名古屋の上空は見事な青空に変わっていた。こうなると、「山へ行かなければ……」と私の心も変わってくる。姫君にご意向を尋ねると、「私も行くわ」というものだった。
そこでカメラだけ持って車に乗り込もうとしたが、どういうわけだか女性のお出かけには手間がかかるようで、イライラしながら待つ破目となった。
ようやく、姫君の支度が整ったようで、車に乗り込んだときには10時少し前だった。
でも、鈴鹿までの道に遅い車などの障害物はなかったので、車の数が多かった割には順調に走ることができ、11時半前には登山口に到着することができた。
ここで支度をしていると、地元の老人がやってきて、「もう、降りてきたのか?」と尋ねられる。これから登るところだというと、少し合点がいかぬという顔をしていた。そして、「ここ2、3日、雪が降ったので、上のほうは真っ白だ」と情報を提供してくれる。
11時33分に登山口を歩き始めるが、老人のいうとおり道はぬかるんでいて雪解けだということが分かる。
「これでは、今日も花は無理かもしれない」と弱気の虫が頭をもたげてきたが、「行くだけ行ってみるさ」と気持ちを切り替えて歩き続ける。
樹木が疎らな所は雪は解けているが、これが茂っていると雪が積もっているという塩梅で、一縷の望みがあるので、これに賭けて歩いて行く。
すると、目の前の白い花が目に付いた。思わず、「咲いている」と姫君に伝える。姫も、「どこ、どこ」と近寄ってきた。これは花であっても、充分には開ききっていない不完全なものだった。でも、咲いていれば何処かに開いたものがあるかもしれないと思って、2人で手分けして探すと、見事に花を開いてものが見付かった。これに気を良くして探すと、あちらこちらに見付けることができた。
これで所期の目的は達成した。
頂上に向かっても良し、ここから帰っても良しという具合だ。どちらを選んでもかまわない。相談の結果、上へ行ったとしても雪が深くなって花がないことは確かである。それなら、本日はこれまでとしておこうと相談がまとまり、遅がけの食事をして、下山することにした。
そして、14時42分に登山口に帰り着き、3時間余の短い登山を終える。このように短時間の登山ではあったが、充分な収穫があって中身の濃いものとなった。ちなみに、収穫物は、ヒロハノアマナである。


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