topimage

2017-08

スポンサーサイト - --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

城山(じょうやま)史跡の森 - 2014.05.18 Sun

花の道をユックリと散策
 このところ春になると1度は花を求めて訪れる場所がある。
 それは長野県の木曽町だ。木曽町といってもピンとこないが、昔の町名でいうと木曽福島というと分かり易い。
 この町に城山(じょうやま・1281m)という山があり、昔、この山の中腹に福島城というお城が築かれていた。現在、この城址一帯を『城山史跡の森』と呼び、ここに自然歩道が整備されていて地元民に親しまれている。また、この『城山史跡の森』には山野草も多く咲くことから私たちのように遠くからこれを見るためにわざわざ訪れる人も多いようである。
 なお、城山のことを児野山(ちごのやま)と呼ぶ人もいる。私も最初は通称名のほうで覚えたが、地元では城山(じょうやま)のほうが通じやすいことが分かった。何故に、このような紛らわしくなったかというと、その理由は次のような事情からだと考えた。
 旧・木曽福島の町には児野(ちご)という集落があり、ここへ流れる込む水路を児野沢と呼んでいた。この源流部分の最も高い頂を地元の人は『児野沢ノ頭』と呼んでいた。これがどれであるかは審らかでないが、城山の西隣の標高1314mの頂だと考える。これらを一部登山者が混同して三角点のある城山を児野沢ノ頭すなわち児野山と呼ぶようになった。ちなみに、児野沢ノ頭を『ちござわのかしら』と呼ぶ人が多いが、このような場合の『頭』は『かしら』ではなく、『あたま』が正しい。以上が私の推定であるが、裏付けは取り付けていない。
 前置きが長くなったが、5月7日、『城山史跡の森』の権現滝コースを歩いた。
 当日の朝、5時頃に自宅を出発する。当初は3時間くらいを要することを考えていたが、早朝ということもあって道路は空いていて2時間30分弱で木曽福島の道の駅に到着する。ここには御嶽山の展望台があるが、これまでの経験ではあまり綺麗に見えたことはなかった。このため、この日も期待はしていなかったが、現実は真っ青な空に雪を戴いた白い頂がキラキラと輝かしていた。これを見て何だか儲けものをした気分を味わい、展望台の隣の食堂に入っていった。
 朝食のメニューは、500円の和洋バイキングのみだった。この手のものは中央自動車道の駒ヶ岳SAで食べたことがあるが、再度、食べたいと思うものではなかった。このため、ここでも期待はしていなかったが、値段の割には美味しく食べることができ、御嶽山の姿同様に満足感を併せて味わうことができ、この調子なら本日の収穫が多いことを予感、気分を良くして道の駅を後にする。
 駐車場に向かい車を走らせながら、「今年も停められるだろうか」と姫君と話し合っていた。このところ私たちが駐車場として使用しているのは、廃校となった看護学校のそれである。前回、駐車したのは1年前なので、これが今も残っている保障はないという事情があるからだ。
城山地形図
 到着してみると、前年同様の佇まいで残っていた。広い駐車場は私たち専用といった趣きで、何だかもったいないように思えてきた。
 木曽福島の街には、東西を貫くように川が流れている。この川は木曽川ということだが、大河・木曽川を見慣れている私にとっては、この小さい川が木曽川であるとはにわかには信じられなかった。昨年まで、この川は木曽川の支流の味噌川だと思っていた。
 駐車場は木曽川の左岸沿いにあり、登山口も同右岸沿いなので、川沿いの道を上流に向かって歩いていく。駐車場は橋のたもとにあり、この橋を1番とすると、上流へ3番目の橋が行人橋(ぎょうにんばし)である。行人橋を対岸に渡り返した先に観音堂が祀られている。この大悲観音堂前が、権現滝コースの登山口である。
 権現滝コースを説明しておく。
 この登山口の標高が710mである。ここから権現滝に通じる黒木ヶ沢沿いを付かず離れずに登っていく。この滝の滝壺の辺りの標高は900m。ちなみに、滝の落ち口が地形図では930mくらいに読み取れるが、滝の落差は25mというのが公称である。ここから城山までは幾通りかの道があるが、本日の私たちの予定は城山へはいく予定はない。滝道は標高930m地点で城山林道に交わるので、以後はこの林道を歩いて門前集落まで歩くという計画だ。
 駐車場から15分くらい歩くと登山口だ。この登山口を8時30分頃に出発する。
 観音堂の横にはアメリカスミレサイシンが艶やかな姿でお出迎えしてくれたのは昨年同様であったが、数は少し少なくなっていた。
 その後、オドリコソウに始まり、ジュウニヒトエ、チゴユリ、フタバアオイなどなど、次々と現れる花々を丁寧に撮っていると何時しか時間は過ぎ去っていた。ちなみに、葉っぱに特徴のあるエンザンスミレは終わりがけ、ラショウモンカズラが咲き始めだった。
 権現滝の手前、登山口と滝の中間辺りの休憩所で11時45分になっていたのには愕然とした。でも、本日は山の頂へ行くことは目的ではなく、思う存分に花を撮ることなので、この先もこれまでと同じペースで歩いていく。
 13時頃、権現滝に到着する。ここの滝壺の近くに休憩所が設けられているので、ここで遅がけの昼食。食事の内容は、ここへくる途中にあったコンビニで買ったオニギリと菓子パンだけの質素なものだ。最近の昼食はこれが定番化しており、以前に比べると貧弱になったものだと貧乏を噛みしめるように感慨深く食べるが、こんなものは10分もあれば食べ終えてしまう。
 13時20分頃、歩き始める。休憩所のある滝壺から滝の落ち口のある辺りまで、30mくらいを登り上がるのだが、丸太の階段脇にフデリンドウを見付けた。本日、初めてだったので、丸太が写って条件が悪いのを苦労しながら一生懸命になって写したが、その後、林道歩きになってもっと形のよいものを見付ける。形や条件の悪い花は写さなければ良いのだが、『この先、見付からないかもしれない』と思うと、どうしても見過ごしにはできない。これが時間のかかる原因であるのかもしれない。
 林道には沢沿いのときに比べると出合う花は少ない。少ないながら収穫もあった。ミツバコンロンソウに出合ったことだ。この花には鎌ヶ岳で1度だけ、見ているが、以後、見付けたことはなかった。このためか、特徴のある葉っぱを見たときは嬉しくてテンションが上がった。
 この林道の歩き始めの権現滝の上が標高930mであるのに対して最終の願行寺跡の辺りのそれは800m内外。ということは基本的には降りであって歩くのも楽である。
 出がけにネットを見ると、ここでイカリソウが咲いていたと真っ赤な花の写真を紹介してあるのあった。これをフッと思い出して、『本日、まだ見ていない』ことに気付き、その辺りに注意を払う。すると、ここが多くのイカリソウガ咲いていた能登の猿山に雰囲気が似ていて、自然に花を探すモードになってくる。
 そんなことを考えながら山側に注意を払って歩いていくと、間もなく最初が見付かった。すると、以後、次々と見付かり、『あんなに一生懸命になって探すことはなかった』と思うのは何時ものパターンだった。
 また、この道にはニリンソウの群生地があることは、前回、見て知っている。この場所にやってくると、昨年と同じように今年も一面が白い花で埋まっていた。形のよい花を探してしゃがみ込んだことは言うまでもない。
 15時30分頃、昔、願行寺があったという門前集落に降りてきた。ここから先は何時もは集落内を通っていたが、今回は代官屋敷前に出る近道を通って駐車場まで戻ることにする。
 駐車場に戻ったときは16時に近かった。ということは、8時15分に出発して16時に帰着。8時間近くを掛けて回ったことになる。このコースを回るには普通なら3時間もあれば十分であることを考えると、私たちは2倍以上を掛けて回ったことになる。でも、それだけのことはあり、収穫は多く、満足感は収穫以上のものを味わうことができた。

権現滝

● COMMENT ●

春の山歩きはいいですね。
今回は城山までは登らず史跡の森を歩いてこられたのですか。
私はまだ行ったことがありませんが、滝も花もきれいでよかったことと思います。
そういえばイカリソウの季節ですね。

 モタさん、こんばんは。
 城山は、3回目か、4回目でした。でも、頂上に登ったのは1度だけ。これ以外は、今回と同じコースを歩いています。健脚のモタさんには、このコースでは満足できないと思うが、私たちにはほどよいコースです。
 


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://yore4040.blog24.fc2.com/tb.php/778-2995d030
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

草木①(くさき・834m) «  | BLOG TOP |  » 続・パソコンのトラブル

アクセス数

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

登山 (147)
山野草 (417)
雑文 (139)
未分類 (14)
お知らせ (6)
案内 (2)
百名山 (22)
花旅 (75)
旅行 (29)
2014 北の大地花旅 (86)
2016・北海道 (83)
2016・北海道 (1)

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。