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藤原岳Ⅲ(ふじわらたけ・1140m) - 2011.03.10 Thu

 先の山行きから1週間目の3月5日、花が気掛かりとなっていたので、今年になってから3度目の藤原岳を目指した。とはいえ、次の火曜日に事情が許せば北陸の山へ登ることを考えていたので、姫のリクエストもあって8合目までを聖宝寺から大貝戸へ周回するだけに止めることを約束させられていたが……。
 この日は全国的に好天の予報なので、天気の心配はなさそうであるが、問題は花が咲いているか否かである。この懸念は、多度町(桑名市)の高台にやってきたときに現実のものとなった。
 ここから見える竜ヶ岳が真っ白であった。続いて顔を見せた藤原岳も1週間前とは異なって白い部分が多い。悪いことに樹木の下方が白くなっていて確実に積雪が多いことが分かることだ。
 「あれから雪が降ったようだよ。丸山にしようか?」と、姫君に賛意を求めたところ、「この前、行ったばかりじゃぁないの」と一言のもとに却下されてしまう。
 大貝戸登山口の駐車場を除いてみるが、駐車場は100%以上の埋まり具合で、停める余地は皆無だった。このため、JA西藤原の駐車場に回ると、ここは10台未満の車が停めてあるのみと、ガラガラの状態なので、ここに車を停める。
 身支度を整え、9時50分、ここを後にし、神武神社へ向かって歩き始める。
 この駐車場の前の早咲きの桜は、既に花を付け始めており、折から降り注ぐ太陽の光を浴びてピンクの花びらが輝いていた。これを見て、6合目辺りの日溜まりを連想して、山の中も春を告げる花がそこここに黄色く染めているのを連想させる気分の良い出発であった。
 聖宝寺(裏)ルートの登山口は、鳴谷神社の横の寺へ詣でる参道の階段の登り口である。
 この石段を登り始めると、4、5名の登山者が降りてくるのに出会う。彼らは下山してきたのではなく、通行止めになっていたので戻ってきたことは前回の経験で分かっている。挨拶を交わすと、「通行止めになっていますよ」と親切に教えてくれる。「ありがとう。知っています」と答えて行き過ぎようとすると、「通れるのですか」と尋ねられる。こういうときの、こういう質問に対する答えが何時もながら困る。誰が通行止めにしたのかは知らず、それが強制力を伴う通行止めか、注意を喚起しているに過ぎないものかの区別ができない。したがって、私たちが通る分には自分たちの責任で通過すればよいことであって迷うことはない。だが、訊かれると答えに窮する。そこで、「工事中で通行止めにはなっています。でも、私たちは行きます」と答えると、「途中で道が壊れているわけではないのですね。それなら私たちも行きます」と言って踵を返す。
 ここから200段もありそうな長い階段を何時ものように「ふう、ふう」と言いながら登っていると、何時の間にやら彼らの姿は見えなくなっていた。彼らは健脚ぞろいのようだった。
 聖宝寺の境内にちょっとしたセツブンソウの群生地があるので、覗いてみるが、2、3輪が開花していただけで、まだ、少し早いようだ。この開花しているものも、写真を撮るには形が悪いので、ここで写すのは止めにして、何時ものコースに戻って境内の裏手にある林道へと向かう。
 林道へ出ると、この上の斜面に重機が入り、工事が盛んに行われていた。この工事が、登山道を止めた原因だと推定できた。
 ここから鳴谷を徒渉する新しい登山道へ入っていくが、前回、難儀した倒木はそのままだったが、あれから多くの登山者が通過したのか、通り易くなっていた。
 新しい道を少し歩くと、昔からの登山道に交わる。
 ここからは歩き慣れた道なので何の問題はないが、薄っすらと雪が残っている。この辺りの雪は遠の昔に解けていると思っていたが、ここ数日中に新しく降ったような感じである。ここから雪が見られるようでは、上のほうは残っていても不思議ではなく、嫌な感じになってきた。
 2合目の手前で、私たちの後ろから登山者が近付いてきたのが分かり、何時、追い付かれるか間合いを計っていたが、それからはいっこうに距離が縮まってってこない。
 2合目と3合目の中間辺りで谷の中へ入るが、谷の底には根雪はなく、新雪が僅かに積もっているという状況だった。こうしてみると、谷の中の雪は1度は綺麗に解けたが、その後に新しく降って僅かに積もったことが分かり、こうなると1度は諦めた花への期待が、また、膨らみかけた。
 10時51分、3合目にやってきた。
 ここで水分補給の短い休憩していると、先ほどの登山者が追い付いてきた。訊くと、京都から来たとのことだった。5年ぶりの藤原岳とのことだったが、なかなかの健脚であることが、この後になって分かる。先ほど、近付いたときに追い越そうと思えばできたはずだが、距離を保って付いてくるというおくゆかしい人だった。
 ここで彼が先行すると、みるみるうちに姿が見えなくなってしまう。
 3合目から先の登山道はぬかるんできた。ここは植林の中なので、登山道の上には風でもぎ取られたと思われる杉の短い枝が敷き詰められたように覆っているので、靴をドロドロにすることはなかったが、これがなければ大いに汚すところだった。
 植林を抜けると、尾根へ登り上がる急斜面が待ち受けている。
 この斜面には、太陽の光がまともに当たるので、雪解けが進んでも良さそうものだが、これまでにない大量の雪が積もっている。でも、斜面の一部は地肌をさらしている所もあるので、何か花でも咲いていないかと目を凝らすが、収穫は何もなく終わった。
 尾根に登り上がった。ここには花も咲くので、雪の解けた場所を丹念に探して見るが、何も見付けることができなかった。もっとも、尾根の上の雪は、解けた所が2割、雪の残っている所が8割という状態なので、まだ、花を望むのには早いのかもしれない。
 花を探すのを諦めて6合目に向かい、11時35分に、ここに到着する。
 ここへ到着したとき、歩き去る1人の登山者の背中がチラッと見えた。これが京都からの登山者だったと推定された。ちなみに、彼はここで軽アイゼンを着けたようで、以後、雪の上にはアイゼンの歯形がクッキリと残っていた。
 6合目で少し休憩をする。
 この休憩時に少し軽食を摂ることにして、アンパンを腹に収める。また、この頃になると暑くなってきたので、毛のスポーツシャツを脱ぎ、半袖のティシャツ1枚になった。むき出しの腕の部分が少しヒヤッとするが、それはそれでまた新鮮な感覚である。
 ここ6合目の平坦部の雪の状態は、10cmくらいの根雪の上にフカフカの新雪が5cmくらい積もっている感じである。
 この6合目で10分ばかりの休憩を終えて、再び、歩き始める。
 前回は、ここから尾根芯を歩いたが、これだけ積雪が少なくなっていては急斜面は滑る可能性が高いので、本日は踏み跡を辿って夏道をトレースすることにする。
 8合目の手前にセリバオーレンが咲いていたことがあったので、本日の目的の1つが、この撮影であった。でも、ここに近付いても雪はいっこうに減ることはないので、段々と諦めの心境になってくる。
 それにしても、6合目から8合目に至る道は、足場が悪くて歩き難い。これでも、一度、道を付け変えてはいるが歩き難いのが気になって仕方がない。これも八つ当たりだということは分かっているが、ついつい愚痴が出るのを止められない。
 12時22分、8合目に到着する。
 ごく一部では、雪が解けて地表がむき出しになっている部分もあるにはあるが、大半は真白な雪の下で花など望む術もないことを如実に物語っている。
 姫君が珍しく、「上には行かないの?」と訊いてくるが、このとき、私にはまったくその気はなかった。このことを姫君にお伝えして、直ちに大貝戸道で下山に取り掛かる。
 こちらは、8合目から6合目先の植林の中は雪が残っていて、アイゼンなしの私たちは歩き辛かったが、植林を抜けると雪は殆ど姿を消した。雪解け後のぬかるみも、それほど酷いものではないので助かった。
 13時06分、4合目に到着。
 ここで簡単な昼食(稲荷寿司)を摂るため、10分強の休憩をする。
 そして、13時47分、大貝戸ルートの登山口である神武神社の鳥居も下に帰ってきた。
 前回同様、ここで姫君が洗いものをしているうちに、私が農協の駐車場まで行き、車を回収してきた。
 こうして、まったく収穫のない登山を終えることになった。この日は終日にわたって天気が良かったので、惜しいことをしたと残念な気持ちは強いが、自然には逆らえないので仕方がないと諦めることにした。

藤原岳8合目

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