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2017-10

人命軽視の医療検査 - 2014.04.22 Tue

治療に疑義
 3月末から4月中旬まで、私の目の新しい治療が始まった。治療は名古屋医療センター(旧・名古屋国立病院)眼科で行われた。
 治療内容は、左右両眼へのレーザー照射手術と眼球内への注射である。前者は術名から抱く印象、道具立てなどで患者が蒙るダメージはあるにはあるが耐えられないことはない。だが、後者は麻酔が使用されて痛みは殆ど感じないとはいえ、目球に直接注射針を打ち込まれるだけに精神的ショックは計り知れないものがある。加えて、皮膚や筋肉への注射なら5分も経てば出血も止まって後遺症はないが、眼球という身体の中で最も弱い場所への注射だけに、1週間くらいは針を刺した跡に軽い痛みが残る。
 注射による治療は1回だけで終わったので助かったが、レーザー照射は左右3回づつ、計6回も行われた。これも瞳孔を開いた状態で強い光を浴びせっぱなしにしておき、その合間にレーザー光線を照射するというもので、最初は拷問を受けているような錯覚に陥った。ちょうど、警察の取り調べ室で容疑者に向かって裸電球の光を当てて、長時間にわたって責め立てる光景をテレビドラマで見たことがあるが、治療も正にこれを彷彿とさせるものであった。私の場合は時間が短いので耐えられるが、容疑者の場合は時間が長いだけに取り調べ人に迎合したくなる心情も納得できた。これが分かってみると、取調室の小道具として電気スタンドが置かれている意味も大いに理解できた。
 こんな野蛮とも見える治療も、患部を直すためと思えば我慢をすることもできるが、この過程での行為にどうしても理解できないことがある。
 それは、治療を実施する前の検査である。
 私の場合、蛍光造影剤を血管に注入したうえで眼底の網膜部分の撮影をする検査だ。
 これは昨年10月の『眼底出血』でも書いたように死をも含めた危険が伴うとのことである。患者は、この事実を医師によって伝えられ、かつ危険を承知のうえに検査に同意するという承諾書を書かなければならない。
 この危険な検査を受けたのだから、レーザー照射は検査で判った患部へピンポイントで行われるものだと思っていたが、実際にはそうではなく、シャワーのように一面にレーザー光線が照射される。このように、この辺りだと見当を付けて適当にというか、アバウトな照射でよいのなら何も命を賭けた検査を行わなくともよさそうなものだ。
 第一、眼球を失うか、命を失うかと二者択一を迫られた場合、前者を選択するのが当たり前で、後者を選ぶバカはいないはずだ。でも、実際は私がそうしたように、「例え命を失う危険があっても、目ん玉を守ることを最優先してください」といわされることが多い。
 命を守る医師が、治療を優先するあまりに患者の命を粗末にするという漫画チックなことが平然と行われている。これは何も眼科に限ったことではない。
 その別の例を記す。これは2011年08月に『唐突に襲った病魔』で発表している。
 ある土曜日の夜、腹痛と嘔吐の症状により救急車で病院へ運び込まれた。このときの担当の救急医の見立ては腸閉塞であった。レントゲンから始まり、次にCTスキャン、さらには血管造影剤を注射したうえでのCTスキャンが行われた。だが、医師が口にしていた開腹手術を行うことなく様子見となった。その後1週間ばかりの入院はあったが、結局、治療らしい治療をすることなく退院となる。
 この1連の検査は、最初の見立てどおりの検査結果が出ないために精度を高めた検査に移行したのだと私は推定した。
 なぜなら、腸閉塞は普通のレントゲン検査で患部が確認できるということである。ならば、この段階で開腹して患部を目視で取り除くなり、何なりの処置は可能のはずだ。このように考えれば、何も、CT撮影を行わなくてもよい。ましてや、血管蛍光造影剤の注入などは何ら必要はない。
 『では、なぜ?』との疑問は、このとき診察に携わった救急医師の専門は外科で、最初の見立てを誤ったことに尽きる。
 これで2例ともに血管蛍光造影剤の注射は必要なかったことは素人目にも明らかである。
 この血管造影剤が乱用される裏には、医師側にそれなりの理由が存在するかもしれない。とはいえ、患者の立場からいえば、そのたびに命と身体器官の選択を迫られてはたまったものではない。これでは人命軽視の医療、医療のための医療と非難されてもいたしかたなかろう。

イワザクラ

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