春を呼ぶ花 - 2014.02.14 Fri
マンサク
昨13日は肌に接する空気に多少の冷たさは感じたが、穏やかな日差しを受けるとポカポカした暖かさを感じ、春が来たのかと錯覚させる陽気であった。
先日の藤原山麓のセツブンソウが空振りに終わったが、名城公園のマンサクは花を開いたろうかと思い、お昼頃、ここへ出かけてみた。
真っ先に目に付いたのは、枝もたわわになるかと思われるほどに花をいっぱいに付けたロウバイであった。このことは、ある程度は予想できたことなので驚くことはなかった。というのは、先日、ここを訪れたときに1輪、2輪と花を開いていたので、ある程度の開花は当然であっただろうが、これほどまでに花を付けているとは思ってもおらず、望外の喜びというか、感動を覚えた。私たちは、まだ、寒く感じられるこの頃であるが、植物たちは寒い中でも春らしさを敏感に感じ取り、こうして花を開かせたのだと思う。
ロウバイがこれならマンサクにも期待が持てるので、マンサクの木が植えられている場所へ足を速めた。
だが、マンサクにはまだ少し早かったようで、赤いふくらみは認められるが、黄色の細い短冊状の特徴のある花びらは見当たらなかった。でも、1つくらいは咲いているかもしれないと、最近は弱くなった目をいっぱいに見開いて探してみる。
このとき、「これ、開いているわよ」との声がして、姫君が花の開いたマンサクを見付けてくれた。「どれ、どれ……」と、それに近付くが黄色く見えるようでもあり、違うようでもあって判然としない。カメラのレンズを大きく伸ばしてみてみると、なるほど、特徴のあるマンサクの花だった。
『しめた!』と思い、丹念に探していくと、花びらの伸びているものは、最初のもの以外にも数個が見付かった。これらを丹念にカメラに収めたことはいうまでもない。
こうして、この日は一応の収穫に喜び、『次は何処へ行こうか』と春を先取りする行き先を思案していた。
だが、一夜が明けて外を眺めてみると、一面が真っ白で冬に逆戻りしていた。そして空かららは絶え間なく白い大きな塊が垂直に近い状態で落ちてきていて、だいぶ、積もりそうだ。
これでは名城公園のマンサクも、ロウバイも『しまった。少し早かった』と悔やんでいる、いや、狼狽していることだろう。

昨13日は肌に接する空気に多少の冷たさは感じたが、穏やかな日差しを受けるとポカポカした暖かさを感じ、春が来たのかと錯覚させる陽気であった。
先日の藤原山麓のセツブンソウが空振りに終わったが、名城公園のマンサクは花を開いたろうかと思い、お昼頃、ここへ出かけてみた。
真っ先に目に付いたのは、枝もたわわになるかと思われるほどに花をいっぱいに付けたロウバイであった。このことは、ある程度は予想できたことなので驚くことはなかった。というのは、先日、ここを訪れたときに1輪、2輪と花を開いていたので、ある程度の開花は当然であっただろうが、これほどまでに花を付けているとは思ってもおらず、望外の喜びというか、感動を覚えた。私たちは、まだ、寒く感じられるこの頃であるが、植物たちは寒い中でも春らしさを敏感に感じ取り、こうして花を開かせたのだと思う。
ロウバイがこれならマンサクにも期待が持てるので、マンサクの木が植えられている場所へ足を速めた。
だが、マンサクにはまだ少し早かったようで、赤いふくらみは認められるが、黄色の細い短冊状の特徴のある花びらは見当たらなかった。でも、1つくらいは咲いているかもしれないと、最近は弱くなった目をいっぱいに見開いて探してみる。
このとき、「これ、開いているわよ」との声がして、姫君が花の開いたマンサクを見付けてくれた。「どれ、どれ……」と、それに近付くが黄色く見えるようでもあり、違うようでもあって判然としない。カメラのレンズを大きく伸ばしてみてみると、なるほど、特徴のあるマンサクの花だった。
『しめた!』と思い、丹念に探していくと、花びらの伸びているものは、最初のもの以外にも数個が見付かった。これらを丹念にカメラに収めたことはいうまでもない。
こうして、この日は一応の収穫に喜び、『次は何処へ行こうか』と春を先取りする行き先を思案していた。
だが、一夜が明けて外を眺めてみると、一面が真っ白で冬に逆戻りしていた。そして空かららは絶え間なく白い大きな塊が垂直に近い状態で落ちてきていて、だいぶ、積もりそうだ。
これでは名城公園のマンサクも、ロウバイも『しまった。少し早かった』と悔やんでいる、いや、狼狽していることだろう。

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