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2017-06

消費税③ - 2014.02.02 Sun

消費税あれこれ
 この話も消費税が実施された1989年か、90年頃、「昔、むかーし、あるところに……」に類したことで、些か苔むしてはいるが、まずは先を読んで欲しい。
 この頃、ファクシミリが普及し始め、私も仕事用に使っていた。
 でも、現在に比べると機械は発展途上にあったためか、故障の発生とか、原稿にはない黒い線が付くという不具合が生じる。私にはこれに対応する知識も技術もないため、こんな際にはメーカーに『SOS』を発し、救援を要請するのが常であった。もちろん、これは有料で行われ、出張費プラス部品代など修理実費が必要だ。ちなみに、私の使用するファクシミリはナショナル(現在のパナソニック)製だったので、修理にはこの系列会社から派遣されてきていた。
 このメーカーでは、このような修理ならびに保守に際して年間契約で対処するサービスがあった。詳細は忘れたが、確か、年間10000円で契約すると、何回でも出張修理(部品代含む)を無料で行うというものだった。私のような無知な者にとっては、これは『渡りに舟』であり、直ちに、この保守契約に応じる。
 請求書が届いた。これには、契約料10000円に加えて消費税300円、計10300円が請求されていた。
 消費税は総ての物とサービスにかかる税で、消費者が負担するものだとの説明がなされていた。
 この保守契約を締結した場合、契約が先行しただけでサービスが発生したわけではない。この先、1年の間にサービスを受けることがあるかもしれないし、故障がなくてサービスを受けないかもしれない。後者のことを考えると、消費税を負担するのは時期尚早だと考えられる。
 ナショナルにこの考えを伝え、税務署の意向を尋ねるように依頼、支払いは回答後とする。数日後、税務署も保守契約時点で消費税が発生するという見解だとの連絡が入る。
 これに納得できないので、直接、私が名古屋東税務署に架電して尋ねる。やり取りを重ねた末、担当者は郵便局の切手を例に採り、「切手を買った時点で消費税を含めた103円を支払うが、これを1年以上が経ってから使用する場合もある。また、郵便局では切手が使われないうちでも、これに対応すべく配達のための自転車を買ったり、種々の準備をしなくてはならないから既にサービスを開始している」と正当性を説明した。しかし、この税務署の説明がマニュアルに則って行われたか、担当者の思い付きだったかは分からないが、間違いであるということは明らかだ。
 前段は、消費者が103円の切手を購入した時点では、103円の有価証券を購入しただけ。これを使用する1年後までの1年余の間は103円の有価証券を保有していただけのことで、この間、消費税とは無関係だ。1年余が経過した後、この切手を封書に貼り、ポストに投函した時点で100円の郵送料と3円の消費税相当分を負担したということになる。
 後段は、郵便局が自転車を買おうが、車を買おうが、それは103円の切手を買った人とは何の関係もないことで、理論は破綻している。
 だが、当時はこんなデタラメなことが税務当局の口から平気で飛び出していた。この消費税という税が、如何に分かり難いものかということが分かる。早い話、税務署員でも半数くらいは消費税を消費者が支払う税だと誤解しているのかもしれない。
 この一件を通じて、『名前は消費税だが実態は売上税だ』と私には思えてきた。そして、『消費税は総ての物とサービスにかかる税で、消費者が負担するものだ』との説明にもどこかに誤謬があるように思う。

大雪山の花・その7

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