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2017-05

消費税① - 2014.01.27 Mon

外税表示はインチキ
 半月くらい前の朝のことだった。
 新聞のチラシを見ていた姫君が、「プリンタのインクが安いわよ」と教えてくれる。「いくら?」と尋ねると、「4980円」とのことであった。ちなみに、私のプリンタはエプソン社製で、使用するインクは50番(ふうせん印)の6色セットだ。
 チラシの主は、『コーナン』というホームセンターだった。このホームセンターの近くに新しく同業の『カーマ』がオープンしたため、競争が激化した結果が、このチラシだと推定される。
 私は5000円を少し切る価格でインクを購入しているので珍しい価格ではないが、『コーナン』ではインクを買ったことがない。でも、物は試しということもあるので、覗いてみることにする。
 『コーナン』を訪れて、目的のインクを手にしてレジに差し出すと、「5229円です」というではないか。
 細かいようだが、4000円台であるのと5000円を超すものとでは、金を支払う段になると随分と感覚が違う。この感覚を重視して、スーパーなどはニッキュッパー(298円)とかサンキュッパー(398円)などの価格設定することが多い。実質的には2円、3円という違いだが、300円というよりも298円というほうが随分と安く感じる心理を逆手に取っているのだ。
 「陳列棚の金額と違う」と抗議すると、「最近、価格の表示が変わり、消費税を外税で表示するようになりました」と、レジ係は当然のような顔で答えた。
 4月から消費税が5%から8%に引き上げられるのに呼応しての対応だと思われる。
 私が4900円余だと思っていたのが、5200円余を支払えといわれて非常に割高感を味わったのと同じく、他の消費者も同じような感覚を抱く人が多いことを見越しての措置。すなわち、商品を手にし、次に価格を見て、手にした商品を再び棚へ戻させないように表示に細工をしたものだと推定させる。
 5%だと4900円と5100円の違いだが、8%ともなると4900円と5300円の違いになり、消費意欲の冷え込むのは歴然である。
 財務省もこのような表示は経過措置として認めているようだが、本来の消費税からいえば、これは詐欺的手法だといわざるを得ない。
 私たちは消費税を支払うのは消費者だと思い混んでいるが、これは誤りである。では消費税を納税している人はというと、それはメーカーなり、小売店、問屋などの業者と呼ばれる人たち(または会社等)である。
 では、私たちが消費税だと思って支払っているものは何であろう。
 消費税の導入前には、業者は商品の仕入価格に自分の儲けを上乗せしたものを売価(上代)としていた。これが5%の消費税導入後には、商品の仕入価格に自分の儲けを加え、さらに自分が支払う消費税相当分を上乗せしたものを売価(上代)としている。
 すなわち、仕入価格が80円、儲けが20円だとすると、消費税は5円を支払わなくてはならないことから、これも売価に加えて105円(80円+20円+5円)と表示する。このため、客は105円を支払って商品を手に入れているのにすぎないものを、このうち5円は自分が消費税を支払っていると錯覚しているだけである。
 したがって、消費者が5円の消費税を納付したと思っていても、それは価格の一部を支払ったに過ぎず、この5円を支払った業者が免税業者で、この5円が国庫に納まらなくとも脱税にはならない。よって、この業者は咎めだてされることもない。
 要するに、この税制を円滑に実施せんがために、愚図る小売業者に負けた税務当局が、このインチキ商法に目をつぶった結果だといえる。こんなことは先進諸国では行われることはあろうはずはなく、この日本という国は犯罪国家だと揶揄されてもいたしかたない。

大雪山の花・その4

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