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2017-06

大谷山(おおたにやま・425m) - 2014.01.18 Sat

大谷山直登コース
 愛知県と岐阜県の県境尾根上に南から道樹山、大谷山、弥勒山という標高400m台の3つ山があり、これを地元の人たちに春日井3山と呼ばれ、親しまれている。
 1月3日に大谷山と弥勒山に初めて登った。
 これらは手軽な山で今の私にはもってこいだったので、9日にもここへ出かけた。この日は前回とは異なり、細野キャンプ場から登り、3山を縦走した。
 この結果、3つの山の概要は把握できたが、これらへ登るコースで代表的なルートをやり残していることが分かった。それは直登ルートと呼ばれ、植物園の中から大谷山へダイレクトに尾根を登り上がるものだ。
 1月18日、直登ルートを挑戦することになった。
 植物園に到着して駐車場へ入っていくが、身障者用のスペースを除くと5、60台は停まれそうな広い駐車場にもギッシリと埋まっていて停めることができなかった。仕方なしに最初のときに停めた第3駐車場までいき、ここで空きを見付けることができた。
 さて登山口だが、植物園の中にあるということは聞いて知っていたが、具体的な場所は知らない。でも、植物園の中で地図が置いてあるという情報は最初のときに得ているので、これを頼ることにする。なお、前にも述べたが、家には奥村光信さんの絵地図があるので、これで調べておれば、このような手間をかけなくても済むのだが、小、中学校時代から予習するという習慣が身についていないこともあって、その場になって慌てなくてはならない。直さなくてはと思うものの、『三つ子の魂、百まで』というのであろうか、この年になってもこの体たらくだ。
 植物園の事務所の無人のカウンターに、『弥勒山・大谷山・道樹山コース案内図』というA4版の紙が箱の中に入っていた。これによると、登山口は園内の南端にある池の東側にあることになっていたので、何はともかく、ここへ行くことにした。
 途中で出会った登山者に尋ねてみると、「そこまでいかなくとも、ここからでも、この先からでも、何処からでも行くことができます」とのことだった。
 11時45分、教えてもらった場所から登っていくと、アップダウンはあるものの上へ登りっぱなしではなく、北の方へ向かって水平移動をしているようである。これは、植物園内に張り巡らされている散策路で登山道ではないことが分かったので下へ降りて行くと、そこは地図をもらった事務所棟の前であった。
 これで、何処からでも登れるのではないことが分かり、再び南端の池のほうに歩くことになった。ちなみに、「どこからでも登れる」というのは、この散策路を歩いていけば何れは最初に登った厩舎へ通じているので弥勒山へ登ることが可能だという意味だと後になって理解できた。
 池まで行き、ここから椿園の中へ通じる道を歩き始める。このとき時刻は12時ちょうどだったので、ロスタイムは15分。
 椿園というのは近年になって作られたもののようで、種々の椿の木が植えられているが、何れも苗木に毛の生えたような幼い木で、花を付けるか否かは分からないものであった。
 ここを暫く歩くと、登山口があることになっているが、これを示すものは何もない。でも、そろそろ登山口があってもよさそうだと注意しているが、道の両側が椿園から竹林に変わっただけ、登山口は見えてこない。
 道が直角に曲がっている場所に差し掛かった。これを道なりに進んでいけば、先ほどの遊歩道のほうへ戻りそうなので、進むのは躊躇せざるを得ない。
 他に何かないかと注意深く辺りを観察する。右手にやや深めの沢があり、向こう岸には道が付いているようにも見えるが、ハッキリはしない。この沢に太い竹(孟宗竹?)3、4本が渡してあるが、こんな上を渡るのは危険すぎる。下へ降りようにも少し深いし、僅かながら水も流れている。目の高さ辺りに向こう岸に向かって木の枝が伸びていたので、これを手掛りにできないかと試してみる。この枝は案外にシッカリしていて手摺代わりに使えたので、この丸木橋ならぬ丸竹橋を渡って左岸に移ることができた。
大谷山直登コース登山口
 ここには黄色の小さい道標が立てられていた。それは鈴鹿の山で見慣れた中部電力の送電線用鉄塔の所在を示すものだ。これによると、左へ行けば23番鉄塔、右は24番鉄塔と示されていた。
 地図には、何番かは分からないが鉄塔の脇を通っていくことになっているので、この道が登山道として使われているらしいことが分かる。でも、半分くらいは『違うかも……』という気持ちもあり、疑心暗鬼という心境であった。
 鈴鹿における鉄塔の巡視路というと踏み跡の薄い所もあるが、ここの道はシッカリとした道で、踏み外そうにも踏み外せない道が続いていた。また勾配はきついとまでは言えないものの、登り勾配であり、歩き始めると身体がほてってくる。私は薄着で臨んだので汗は出てこなかったが、厚木の姫君は早くも汗ばんできたのか、「あぁ、暑い。1枚、脱ぐわ」といい、立ち止まってフリースの上着を脱いだ。
 道は3叉路の行き止まり。左は鉄塔、右は何処へ通じているか分からないがきちんとした道が上に向かって通じていた。
 取り敢えず、鉄塔を見ておこうと左手へ進路を採ると、数秒で鉄塔の立つ場所にやってきた。鉄塔の前方には高い物は何も見えない。ということは山は後にあることは間違いない。先ほどの3叉路を鉄塔と反対側に進めば良いことが分かって戻ることにする。なお、このとき、撮った写真の時刻は12時16分。椿園を発ってから16分が経過しただけである。
 この先、これまでに比べると勾配は急になってきた。こんな道を歩いていると姫君が、「呼吸が乱れていないわね。私はハァハァゼイゼイよ」とユックリと歩けと牽制球を投げてくる。「そんなことはないよ。ヘロヘロだよ」と答えておいたが、このとき私は呼吸の乱れはなかったが、膝が悲鳴を上げていた。この膝の状態を表現することは難しい。何というのだろうか、痛いわけではないが坂道を登るために力が入ると折れてしまうのではないかというように感じる。要するに、足が弱っているのであろう。この感覚が怖いので、鈴鹿へ足を向けるのを躊躇しているのだ。
 こんな道を歩いていくと、これまで視界のなかった右手の木立が切れて先が見通せる場所があった。ここからこんもりとした山の頂が垣間見られた。「あれ、道樹山だよ」と姫君に告げつつ、ある種の安堵感を味わっていた。
 こうなればシメタものだ。間違いを気にせずに歩き続ければよいのだ。こうなると今まできついと感じていた勾配も緩やかになったように感じる。これは姫君も同じだったようで、「もうすぐ、この前歩いた道に合流だね」という。
 それから合流点までそんなにかからなかった。ちなみに、ここを通過したのは12時33分。
 ここから大谷山までは殆ど登りを感じさせない平坦な道で、合流地点から6分後、12時39分に到着している。この頂上には、これまで2回きているが、何れも登山者に出会っている。でも、日はここは無人。そういえば、椿園を出発してからここまで出会った人は皆無、完全な2人旅であった。
 ここから弥勒山までは何度も歩いていて、細部まで分かっている。何時ものように泣かされたが、12時57分に頂上に到着している。
 ここには3名の登山者が休んでいたのみ、先ほどすれ違った女性2人連れを加えても5名だけ、これまでで最も寂しい頂上であった。
 ここで昼食、初めてお茶を口にした。
 頂上で休んでいてもやることはない。食事を終えると直ちに下山に取りかかる。
 降りは早い。13時13分に頂上を発ち、大谷山頂上直下の21番分岐から植物園への道で降りる。この道は初めて通るが、予想したように最初に登った道に合流、途中、吹き曝しの休憩所の前を通って第3駐車場前の県道に14時05分に帰り着いている。
弥勒山頂上展望台

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