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2017-06

父子関係 - 2014.01.06 Mon

嘘つきの薦め
 日本人に限らず人は嘘をつくようだ。
 私が小学生のころか、学校で『ワシントンと桜の木』という逸話を学んだ。
 これは誰をもが知っていることなので詳しく語る必要はないが、米国初代大統領であるジョージ・ワシントンが幼かった頃、庭の桜の木を悪戯で切ってしまい、後刻、叱られるのを覚悟で、父親に事実を話して謝ったところ、正直に告白したことを逆に褒められたという内容だったように記憶している。
 この逸話でも解かるように、嘘は悪いこと、反対に正直は良いことという価値観は、洋の東西を問わず、今も昔も変わらないようだ。
 だが、悪いとされる嘘でも、受け止め方は国によって違いはあるようだ。
 欧米では1つの嘘で社会的地位を失うことがあるらしいが、少なくとも日本では『嘘も方便』という言葉があることでも分かるように完全否定はされておらず、建前では否定されるが、本音では容認されることが多いように見受けられる。
 年があらたまった今ではやや古くなった感はあるが、昨年の暮(12月11日)に最高裁判所(最高裁)で驚くべき決定が下された。
 性同一性障害という病気のために女性から男性に戸籍上の性を変更することが認められ、その後、正真な女性と結婚した男性(元女性)からの訴えが端緒であった。
 この夫婦に子供が生まれた。この夫婦は、両者ともに生殖器官は女性であるため、子供が生まれる可能性は100%ない。この夫婦の場合、妻が他の男性の精子を人工受精して妊娠、出産したという経緯がある。したがって、母と子には親子関係は存在するが、父と子には親子関係は存在しない全くの他人である。
 このため、戸籍では父親欄が当然のことながら空白であったが、これを不服として訴える。1、2審は夫(元女性)を父とは認めなかったが、最高裁で一転して父親と認めるという判断が下された。
 その論拠は民法772条(妻が婚姻中に懐胎した子は、夫の子と推定する)だった。実質女同士の婚姻を認めたのだから、妻が出産した子を夫の子と認めないのは相当でないという理屈である。
 要するに、婚姻中の夫婦の間にできた子は、仮に妻の不貞の結果であっても夫が父親として認められるのに、この場合には認めないというのは片手落ちだといっているのだ。
 だが、この最高裁の判断はおかしい。というより、このような判断を下した裁判官は気がふれたのではないかとさえ思われる。
 妻の不貞で出生した子の父親を夫と認めるのは、民法が制定された当時にはその事実を見究めるのが困難で真実が分からないからであり、法が嘘を認めたのではない。ちなみに、この場合には責められるのはあくまで不貞を働き、結果的に嘘をついた妻であり、また、これが夫婦で共謀した結果であれば責めを負うのは夫婦で、決して、法や裁判所に落ち度(嘘)はない。
 これに対して、今般の決定では女性機能しか備えていない事実上女性の夫と真正な女性である妻との間に子供ができたことを信じよ(認めよ)、すなわち100%あり得ないことを認めよといっているに等しい。この結果、最高裁は嘘を認めよと強要、嘘をついた側に立つ形になった。
 最高裁が国民に嘘を強要する国が他に存在するだろうか。
 このような嘘を認めていては、わが国自体、嘘つき民族が形成する嘘つき国家だということを自ら認めることに他ならないではないか。違うだろうか。

大雪山の花・その3

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