花を追っかける旅15 - 2013.09.25 Wed
道の駅の完全制覇に照準を定める
7月20日、辺りが白み始めた頃、『道の駅・あさひかわ』で目覚める。
前夜、この日は早立ちすることを決めていたので、必要最小限の時間を費やしただけで、直ちに出発した。そのとき、時刻は5時を少し回っていた。
早立ちの理由は、こんな経緯である。
前夜、道の駅スタンプラリーのスタンプ帳を見ていると、だいぶ埋まってきていた。うち、十勝エリアの14駅は、早くも全駅が集まっていた。この調子なら北海道114駅の完全踏破も夢ではなく、現実味を帯び始めたとの感触を得た。こうなると、1つ気掛かりなことがある。十勝エリアの隣、オホーツクエリアにある『道の駅・あいおい』が抜けていることだ。ここは内陸部にあるので行きにくい場所にあることや、全駅制覇などは当初は考えていなかったことなどが原因である。とはいえ、全部を狙うのなら、この道の駅も行かねばならないということになり、本日はこの忘れ物を取りに戻ることが最大の仕事になったわけだ。
暇な旅なので、これはこれで良いのだが、問題は旭川とこの道の駅のある津別町の距離である。地図から推しはかると200kmはありそうだ。これがネックになるが、こんな辺鄙な所へは行くことはないだろう。となると、次に行こうとするともっと走らなければならなくなる恐れもあるのだ。こんなわけで、意を決したという次第だ。
北海道の道路を走っていてネズミ取りとか、パトカーによる取り締まりに遭遇するのは主要国道の場合が多いように思う。ちなみに、昨年、私がスピード違反で捕まったのは、函館と長万部を繋ぐ国道5号という幹線道路であった。幹線道路から外れれば、例えそれが国道であったとしても通行する車の数は極端に少なくなる。こんな環境の道路では、警察が取り締まりを実施したところで、走る車は1時間に数台、その中で違反車両となると、数はもっと少なくなる。これでは素人が考えても、費用対効果の面からいっても得策ではない。したがって、このような道路で取り締まりをすることは普通の神経では考えられない。
目的の道の駅へは、頻繁に取り締まりを実施するような道路を走らなくても行くことができる。このため、何時もよりは多少ともスピードを上げて走ることができ、200kmとはいえ、比較的、早く到着することができた。
この後は付録のようなもの。オホーツク海沿いの紋別周辺の道の駅を周ってスタンプを集めることにした。結果は上々で、『あいおい』のほか、5つもスタンプが集まった。そして、14時30分、この日の宿、『道の駅・おうむ』に到着している。この間の走行距離は480km余で、北海道で1日の走行距離の最高を記録した。なお、この日の風呂は、道の駅に近いホテル日の出岬だった。ちなみに、このホテルもHO(ほ)に協賛していて入浴料は無料であった。

7月21日、前日に引き続き天気は芳しいものではない。でも、この日も道の駅巡りなので天気の変化を一喜一憂する必要もない。
『道の駅・おうむ』の近くには、昨日のホテル日の出岬の他に2つの無料で入ることのできる温泉がある。何れも、隣の枝幸(えさし)町にある『ホテルニュー幸林』と『うたのぼりグリーパークホテル』だ。折角、タダで入れるのを黙って見逃すことはない。幸い、後者は早朝営業を行っており、6時30分から9時までの朝風呂が入浴できる。
このため、道の駅を朝風呂に合わせて出発、ユックリと朝風呂を楽しむ。次に『道の駅・マリーンアイランド岡島』に行き、ここがオープンするまでの時間を有効利用して朝食を摂る。次いで、ホテルニュー幸林の営業時間の10時を待って温泉のハシゴ。
もう、これで枝幸町には用はない。オホーツク海岸道路を北上、途中、『道の駅・さるふつ公園』に立ち寄ってスタンプを集め、宗谷岬へと車を走らせる。ちなみに、この道の駅ではお祭りが行われていて、広大な臨時駐車場にも車があふれていた。この祭りの目玉は歌手の千昌夫だったらしいが、スタンプを集めるだけの私たちには迷惑な催し物だった。
宗谷岬には何度も訪れていて目新しさはないが、日本の最北の地というキャッチフレーズにどうしても惹かれて写真撮影となるのが常で、今回も全く同じ行動をとることになった。
次が、北海道では最も新しい道の駅、『道の駅・わっかない』だ。ここは、JR稚内駅の改修に伴ってできた道の駅で、明るく綺麗な道の駅である。とはいえ、昨年、ここで泊まっているので私たちにとっては目新しくもない。ただ、スタンプを集めなくてはならないので立ち寄ったというだけだ。
ここから日本海沿いを南下するのだが、この頃になると、朝型の怪しい天気が回復していて上空には青空が広がっていた。このため、途中でサロベツ湿原に立ち寄ることにして、オロロン街道という愛称のある県道106号を走っていく。
サロベツ湿原の手前に『コウホネの家』があったので、ここに寄り道してみる。そして、ここの池の周りを周ったところ、名前のとおりコウホネが咲いていた。何とか写真が撮れないかと色いろと試みるが、距離があり過ぎて無理だ゛ッた。
本命のサロベツ湿原は有名で、私たちは何時も立ち寄ってはいるのだが、こことの相性は悪くて収穫だと誇れたものはこれまでにない。これが残念で仕方がないので、『今度こそは……』との思いは強かった。でも、結果はというと、2、3の収穫はあったものの、『わざわざ行くほどのものではなかった』というのが正直な感想で、相性が改善されたとはいい難かった。
これでこの日の予定は終了。この近くにある『道の駅・てしお』を今宵の宿ときめ、ここへ直行する。

7月20日、辺りが白み始めた頃、『道の駅・あさひかわ』で目覚める。
前夜、この日は早立ちすることを決めていたので、必要最小限の時間を費やしただけで、直ちに出発した。そのとき、時刻は5時を少し回っていた。
早立ちの理由は、こんな経緯である。
前夜、道の駅スタンプラリーのスタンプ帳を見ていると、だいぶ埋まってきていた。うち、十勝エリアの14駅は、早くも全駅が集まっていた。この調子なら北海道114駅の完全踏破も夢ではなく、現実味を帯び始めたとの感触を得た。こうなると、1つ気掛かりなことがある。十勝エリアの隣、オホーツクエリアにある『道の駅・あいおい』が抜けていることだ。ここは内陸部にあるので行きにくい場所にあることや、全駅制覇などは当初は考えていなかったことなどが原因である。とはいえ、全部を狙うのなら、この道の駅も行かねばならないということになり、本日はこの忘れ物を取りに戻ることが最大の仕事になったわけだ。
暇な旅なので、これはこれで良いのだが、問題は旭川とこの道の駅のある津別町の距離である。地図から推しはかると200kmはありそうだ。これがネックになるが、こんな辺鄙な所へは行くことはないだろう。となると、次に行こうとするともっと走らなければならなくなる恐れもあるのだ。こんなわけで、意を決したという次第だ。
北海道の道路を走っていてネズミ取りとか、パトカーによる取り締まりに遭遇するのは主要国道の場合が多いように思う。ちなみに、昨年、私がスピード違反で捕まったのは、函館と長万部を繋ぐ国道5号という幹線道路であった。幹線道路から外れれば、例えそれが国道であったとしても通行する車の数は極端に少なくなる。こんな環境の道路では、警察が取り締まりを実施したところで、走る車は1時間に数台、その中で違反車両となると、数はもっと少なくなる。これでは素人が考えても、費用対効果の面からいっても得策ではない。したがって、このような道路で取り締まりをすることは普通の神経では考えられない。
目的の道の駅へは、頻繁に取り締まりを実施するような道路を走らなくても行くことができる。このため、何時もよりは多少ともスピードを上げて走ることができ、200kmとはいえ、比較的、早く到着することができた。
この後は付録のようなもの。オホーツク海沿いの紋別周辺の道の駅を周ってスタンプを集めることにした。結果は上々で、『あいおい』のほか、5つもスタンプが集まった。そして、14時30分、この日の宿、『道の駅・おうむ』に到着している。この間の走行距離は480km余で、北海道で1日の走行距離の最高を記録した。なお、この日の風呂は、道の駅に近いホテル日の出岬だった。ちなみに、このホテルもHO(ほ)に協賛していて入浴料は無料であった。

7月21日、前日に引き続き天気は芳しいものではない。でも、この日も道の駅巡りなので天気の変化を一喜一憂する必要もない。
『道の駅・おうむ』の近くには、昨日のホテル日の出岬の他に2つの無料で入ることのできる温泉がある。何れも、隣の枝幸(えさし)町にある『ホテルニュー幸林』と『うたのぼりグリーパークホテル』だ。折角、タダで入れるのを黙って見逃すことはない。幸い、後者は早朝営業を行っており、6時30分から9時までの朝風呂が入浴できる。
このため、道の駅を朝風呂に合わせて出発、ユックリと朝風呂を楽しむ。次に『道の駅・マリーンアイランド岡島』に行き、ここがオープンするまでの時間を有効利用して朝食を摂る。次いで、ホテルニュー幸林の営業時間の10時を待って温泉のハシゴ。
もう、これで枝幸町には用はない。オホーツク海岸道路を北上、途中、『道の駅・さるふつ公園』に立ち寄ってスタンプを集め、宗谷岬へと車を走らせる。ちなみに、この道の駅ではお祭りが行われていて、広大な臨時駐車場にも車があふれていた。この祭りの目玉は歌手の千昌夫だったらしいが、スタンプを集めるだけの私たちには迷惑な催し物だった。
宗谷岬には何度も訪れていて目新しさはないが、日本の最北の地というキャッチフレーズにどうしても惹かれて写真撮影となるのが常で、今回も全く同じ行動をとることになった。
次が、北海道では最も新しい道の駅、『道の駅・わっかない』だ。ここは、JR稚内駅の改修に伴ってできた道の駅で、明るく綺麗な道の駅である。とはいえ、昨年、ここで泊まっているので私たちにとっては目新しくもない。ただ、スタンプを集めなくてはならないので立ち寄ったというだけだ。
ここから日本海沿いを南下するのだが、この頃になると、朝型の怪しい天気が回復していて上空には青空が広がっていた。このため、途中でサロベツ湿原に立ち寄ることにして、オロロン街道という愛称のある県道106号を走っていく。
サロベツ湿原の手前に『コウホネの家』があったので、ここに寄り道してみる。そして、ここの池の周りを周ったところ、名前のとおりコウホネが咲いていた。何とか写真が撮れないかと色いろと試みるが、距離があり過ぎて無理だ゛ッた。
本命のサロベツ湿原は有名で、私たちは何時も立ち寄ってはいるのだが、こことの相性は悪くて収穫だと誇れたものはこれまでにない。これが残念で仕方がないので、『今度こそは……』との思いは強かった。でも、結果はというと、2、3の収穫はあったものの、『わざわざ行くほどのものではなかった』というのが正直な感想で、相性が改善されたとはいい難かった。
これでこの日の予定は終了。この近くにある『道の駅・てしお』を今宵の宿ときめ、ここへ直行する。

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