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2017-10

花を追っかける旅2 - 2013.09.03 Tue

物見遊山を兼ねて移
 6月28日、高妻山(五地蔵山)から下山したとき、足はガクガク、身体はクタクタで、何はさておき、風呂へ入りたかった。
 このとき、まだ14時30分で時間は充分あったが、風呂を探したり、この日の宿泊地を検討する余力は残っていなかった。そこで、前日と同じ黒姫高原ホテルで風呂へ入り、前日同様、『道の駅・しなの』に泊まるというように最も簡便な方法を選んだ。要するに、何も考えたくないので、手抜きしたわけだ。
 頭の中では、高妻山の次は、そこからそんなに遠くない根子岳を予定していたが、2人のダメージは予想以上に大きく、1日、2日程度、間を空けただけでは登れないことが分かり、早々に根子岳へ登ることを諦めた。ちなみに、この山は、百名山・四阿山(あずまやさん)の隣に位置するため、四阿山へ登るときには、この山とセットで登ることが多いが、私たちは根子岳が花の山であることを知らなかったので、この山を通らずにあずまや高原ホテルからピストンしたという経緯があった。
 このように根子岳をパスすることは早々と決まったが、このまま素通りするのは如何にも惜しい。こんなことを考えていると、あずまや高原ホテルの裏手の別荘地の中にすずらんが咲いていたことを思い出した。そこで、ここに立ち寄り、スズランを撮影することを思い付いた。
 6月29日、この日は前日以上に良い天気だった。
 『道の駅・しなの』では3泊もしているので、道の駅の周辺のことは、よく分かっている。この周辺の道端にビロードモウズイカが咲いていたことを思い出し、時間があったので、朝食前にカメラを持って撮影に出かける。
 こんなことをして時間を潰し、ユックリと出発。カーナビの指示で菅平に向かい、ここからあずまや高原ホテルへと車を走らせる。
 結果、スズランは終わっていて少し残念だったが、ベニバナイチヤクソウ、アマドコロが咲いていた。これらは、他でも見かける花なので、撮影はしたものの有り難味はあまり感じなかった。
 ここは長野県といっても群馬県との県境に近い。ひと走りすると群馬県の嬬恋村である。この日は更に足を伸ばして沼田市まで走り、ここの『道の駅・白沢』に泊まる。この道の駅には温泉も併設されているので便利が良く、また、この近くには澄海山(すかいさん)や尾瀬があり、これまでに何回も訪れたことがある。ちなみに、ここは温泉はともかく、トイレが白を基調とした明るく清潔感ある建物ということもあって、泊まるにはなかなか快適である。
 6月30日、曇り空で今にも降り出しそうな天気で芳しいものではなかった。
 この『道の駅・白沢』の近くには吹割ノ滝という観光地があり、天気が良ければ立ち寄るつもりだったが、この天気では良い写真は撮れないので、ここはパスして日光まで走る。ちなみに、吹割ノ滝は、以前、訪れたことがあるが規模が小さいので、写真で見るのと比べると、実物が貧弱で、『な~んだ』と落胆する。
 ここから道は、日光白根山の登山口の脇を通って中禅寺湖へと通じている。ここでは華厳ノ滝を見ていないので、これを機に見物する予定であった。私は、この滝を見物するにはロープウェイに乗って行くのだと思い込んでいた。ロープウェイ乗場の場所も分かっているので、そこへの道を探しながら車を走らせていると、姫君が華厳ノ滝への案内標識を見付けた。私が考えていた場所とはまったく異なってはいたが、ここにこの滝を見物する展望台があった。
 この日は曇りで、中禅寺湖もガスが出ていて充分な見通しが利かない状態だったので、そんなに期待してはいなかった。案の定、展望台に行ってみたが、滝はガスに邪魔されて薄っすら見えれば上々という塩梅だった。これでは写真にはならないと諦めたが、そのとき、誰かが大きな箒で掃いたかのように ガスが消え、滝の全容が現れた。
 日光といえば東照宮だが、ここは見学済みなのでパスして、鬼怒川温泉を通り抜けて会津(福島県)へ向かう。
 ここでは、外から見ただけで中へは入ったことのない鶴ヶ城の見学だ。今年は『八重の桜』でブームらしいので、姫君が見てみたいとのリクエストがあったこともあって、日光を出るときから、ここを目指して走ってきたのだ。
 いざ、入ってみれば城は城。そんなに変わっているわけではなく、私にはこれで一件落着であった。でも、白虎隊員の似顔絵を見ると、凛々しくは描かれているが何れも子供だ。彼らが戦い、自刃したことに思いを馳せ、当時の状況を推しはかろうとしたが、疑問だけが大きく残っただけだ。
 こんなことを考えていると、あまり後味はいいものではなかったが、外へ出るとそんなことは何処かへ吹っ飛んでしまった。本降りの雨が音を立てて降っていたからだ。この日は、朝から、何時、降り出してもおかしくはないという天気だったが、雨粒は落ちてくることはなかったので、油断して傘など持ってこなかった。ここから駐車場までかなり距離があるので、ずぶ濡れになるのは必定である。仕方がないので、小走りで駐車場まで戻るが、結果は思ったとおりだった。
 会津には道の駅はないので、ここの隣町、ラーメンで有名な喜多方市の『道の駅・喜多の郷』へ向かう。走っていると、地図を見ていた姫君が「ここの風呂、17時を過ぎると300円と書いてあるわよ」と新発見を伝えてきた。これを聞いた私も「これからだと、17時を過ぎることは間違いなさそうだよ」と喜ぶ。今、冷静になって書いていると、貧乏人根性丸出しだと思うが、このとき、嬉しかったのは偽りのないところで、私たちも貧乏人根性が身に染みついたことを実感せざるを得ない。
 風呂に行くと、更に嬉しいことが待っていた。フロントで2人分の600円を支払おうとすると、「申し訳ありません。ただいま、露天風呂が使えなくなっております。入浴料は半額(150円)にさせていただきますのでご了承願います」とのことだった。結局、1人150円で入ることができた。
 7月1日、この日はいい天気だった。
 朝、8時に道の駅を発ち、17時30分に『道の駅・雫石あねっこ』に到着するまで、何処へも立ち寄らずに食事とかトイレ休憩を除くとほとんど走りっぱなしだった。
 なお、この道の駅で新潟から来たという人と隣り合わせた。この人から、自家製だというトマトをもらったが、これがこれまでに食べたことのない美味しいものだった。私の分類では、スイカとかトマトなどは野菜ではなく果物としている。野菜を食べない私が食べるので、これらは野菜であるはずはなく、果物だということだ。この説を裏付けるような、甘いトマトで、これ正しく果物だった。

ガスが撮れて姿を現した華厳ノ滝

● COMMENT ●

お帰りなさい

 こんにちは!お姫様と三太夫殿にアポイ岳でお会いした名古屋の太田です。
 あの時三太夫殿に見せていただいた花の写真の素晴らしさ、このヨレヨレ山便りの文章力の卓越さ、そして何より尽きることのないお二人の圧巻の行動力に深く敬意を表します。アポイでお別れし、道の駅「みついし」で旅の疲れをゆっくり癒している時、私の車を見つけられ、置手紙を頂きました。ワイパーに挟まれた小さな紙切れではありましたが、三太夫殿のお心遣いが嬉しく、人との出会いの妙に感激いたしました。本当に有難うございました。
 私は、まだ一応現役(?)の山岳会員です。若い仲間に入れてもらい岩だの沢だのと遊んでもらっていますが、年々歩けなくなってきており、ぼつぼつ写真の方へシフトしようかな、と思っていたところです。ところが、この写真、技術は勿論ですが私の場合センスに大きな障害があるようで、なかなか気に入ったものが撮れず困っています。拝見した三太夫殿の写真にカルチャーショックを受け、強烈なパンチを頂きました。そこで、この秋は、多少なりとも腕を磨いて紅葉ハントに出かけるつもりでいます。
 今後もこのヨレヨレ山便りを時々覗かせていただき、お二人から元気のお裾分けを頂きたいと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。        太田 拝

 太田さん、こんばんは。
 丁寧な御挨拶の言葉を頂き、痛み入るところに加えて、大層なお褒めの御言葉をたまわり、穴があったら入りたい心境であります。本当に、ありがとうございます。
 あなたは現役で御活躍とのこと、満足な山歩きもできなくなったわが身と比べ、大変に羨ましく思います。私も、あなたのようにバリバリとはいかないまでも、少しでも長く山野を歩けたらと思い、トレーニングにでもなればと毎日欠かさず早朝散歩だけは続けております。
 あなたの真似は出来ないまでも励みにしたいと思います。また、山行きの話でもお聞かせいただければ幸甚に存じます。


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