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弥勒山麓ならびに西高森山麓 - 2013.06.16 Sun

トキソウとカキランを探す
 春日井市の東部に高蔵寺ニュータウンという一大住宅地がある。このニュータウンが完成してから50年近くが経過しているので、今ではニュータウンというよりオールドタウンが相応しいかもしれない。
 この奥に弥勒山(436m)や西高森山(214m)があり、この南側山麓には築水池がある。このあたり一帯を開発して都市緑化植物園や少年自然の家などが作られ、このあたり一帯は市民の憩いの場となっている。
 ここでトキソウやカキランを見てきたとブログ友達、SGIさんが写真付きでブログにアップしたのを目にし、こんな近くで見られるものなら、是非、見てみたいと思っていた。
 なお、私がトキソウを見たのは、昨年、北海道の帰りに立ち寄った月山8合目の弥陀ヶ原であった。カキランは、一昨年、鳥海山の麓の国民休暇村内の湿地で見た。何れも山形県の話で、こんな近くで見られるとは思ってもいなかったので、この話は私にとっては朗報であった。
 6月14日、ここへ出かけることにした。
 カーナビに少年自然の家の電話番号を教えて案内を頼むと、国道19号を走っていくように指示するので、それに従って車を走らせる。だが、次の指示がなかなか出ない。既に、春日井市内を通り過ぎて岐阜県との県境に近付いてきているので、本当に案内するつもりがあるのかと、気をもみ始めたとき右折を指示してきた。これで国道19号から離れて、ニュータウンの北の端を東に向かって走り、丁字路で行き停まると左折、ここからほどなくで目的地だった。ここまで来ると、以前、ここへきたことがあることに気付く。このとき、何を目的に来たのかまでの細かいことは覚えていないが、池の周りを回ったことだけは記憶に残っている。
 駐車場に車を入れると、そこはほぼ満車の状態であった。ここの都市緑化植物園で、ショウブ祭りを行っていることが新聞で報じられたため、ここの見物者が多いらしいことが分かる。私には、これには特に関心があるわけではないので、早く池のほうへ行くべく看板の地図で方向を確認して歩き始める。
 その方向へ歩いていくと、入口が分かったので道なりに降っていく。このとき、前方から男性が歩いてきたので、目的を話して、「この道を進めばよいか」を尋ねると違うことが分かる。また、元へ戻ると、工事中で分かり難くなっていたが、別のほうへ降りる道があった。姫君は、以前、ここの道を通ったことを思い出したが、私はまったく記憶がない。
 それでも道なりに歩いていくと、登山道のような道に交わる。丁子路になっており、右へ行くか、左へ行くか選択しなければならない。この三叉路は薄っすらと覚えているが、右に進んだか、左だったかはまったく記憶にない。姫君も同じようなものなので、弥勒山へ行くとなっていた右手へと進路を採る。
 これを歩いていくが、前回、歩いた道ではないことだけは確かだと、2人の意見は一致するが、何処で間違えたのかは見当が付かない。地図もないので、何処をどう歩いているかということも分からない。
 仕方がないので、そのまま歩いていくと、また、分岐があった。右手が弥勒山、左手が野球場となっている。両方とも、私たちには関係ないが、どちらかへ進路を決めなければならない。運よく、そこに5、小学生5、6名の小学生を引率した若い女性がいたので、彼女に尋ねると、右手は山へ登っていく道だとのことだった。ということは、私たちの行きたい方向で無いことは分かるので、野球場がいかなるところかの見当は付かないが、取り敢えず進んでみる。
 歩いていくと、また、三叉路があった。直進が野球場、左折が築水池とある。これでやっと行きたい地名が出てきたことになり、築水池に向かい左折する。
 そして、その道を降っていくと、ベンチのある休憩所があり、西高森山への入口にもなっていた。だが、こんな所には用はないので、そのまま降り続けると、池の水が見えてきた。
カキラン
 この段階になって自分たちが何処にいるかが分かった。そして、前回、ここにある四阿(あずまや)で休んだことも思い出した。また、そのとき、何を探しに行ったかは忘れたが、湿地を訪れたことも記憶が蘇ってきた。
 これまで歩いてきて、トキソウやカキランは元より、花など何1つ、咲いてはいなかった。トキソウもカキランも湿地とか湿原に咲く。ならば、前回訪れた湿地が最も可能性が高いと、このとき、思った。
 その湿地が、何処にあるかは分からないが、この場所を起点としていたことは確かなので、自ずと通った道は限られてくる。ここにある道の中で通ったことのない道を選べば、それが湿地に通じているのだということになる。そこで残った道を歩き始める。すると、その道はドンドンと降っていく。そんな記憶はないので、おかしいと思いながらも、歩みを止める口実もないので、そのまま進んでいく。しかし、左手に川が見え始めるに及んで間違いが確実となり、引き返すことになる。今まで降ってきたので、今度は登りになるので辛い。間違いの原因を考えながら歩いていると、湿地は山へ登る途中にあったことが、フッと思い出された。ということは、先ほど、通り過ぎてきた西高森山の入口が湿地への入口であるということになる。
 そして四阿で一息入れて、先ほどのベンチのある分岐まで戻ることになる。
 分岐から数mの所に湿地があった。真ん中を木道が敷設されており、入口から注意して覗けば分かるような近さであった。
 さて、トキソウならびにカキランがあるか否かと、目を皿のようにして視線を四方に走らせるが、それらしきものは見えない。ただ、湿地の外れの林の中にササユリが2輪だけだが咲いているのが見付かった。SGIさんは、トキソウ、カキランに加えてササユリも紹介していたので、場所はここにほぼ間違いはなかろうと思われる。とはいえ、肝心の花が見付からない。花は既に終わったのだろうか。
 この湿地の奥に、まだ湿地があるかもしれない。と未練がましく、少し奥のほうへ登山道を進んでいくと、左手へ通じる踏み跡が見付かった。この先に湿地があるかもしれないと思い、姫君に登山道で待ってもらい、踏み跡を辿ってみることにする。この踏み跡はちょっとしたブッシュで遮られるが、透かして見ると薄くはなっているが先ににも続いている感じだ。邪魔する者をかき分けて前進すると小さい水溜りというか、小さい水路があった。これに沿って、先に進むが、まだ水路は断続的ではあるが続いている。でも、あまり待たせると姫君が心配するので、取り敢えずはこれまでとして戻ることにする。
 待っていた姫君に、この様子を説明すると、「じゃぁ、その先も確認したら……」と、案に相違して積極的だった。
 そこで、再び、2人で先の様子を確かめるために踏み跡を辿っていく。先ほど引き返した所の先にも足を踏み入れたが、結果は徒労に終わった。その水路は、小さいながら岩の多い谷川の様相を呈してきたのだ。こんな場所には湿地ができるわけはないので、ここではなかったことが分かっただけ。得るものは何もなかった。
 仕方がないので、諦めることにした。
 思い足を引きずって帰る途中に奇跡が起こった。そこは乾いていて湿地とは思えない所だったが、カキランが見付かった。『こんな所に咲いていたのか』と思いながら、喜んでカメラを構えていた。
 この付近にトキソウも咲いていないかと、注意して辺りに視線を走らせるが、そうは簡単に問屋は卸さなかった。でも、カキランだけでも見付かっただけで、本日、ここへきただけの価値はあったと考えを変え、大股で意気揚々とこの場を後ろにした。
 これで充分に満足したので、『早く食事をしよう。何を食べようか』など、考えながら歩いていると、白い小さい花らしきものが、そこら一面に散らばるように咲いているのに出合う。
 初めの印象では、トキソウにしては小さいので、別の花だと思っていた。目を近付けて観察すると、トキソウに間違いないようだ。前に月山の弥陀ヶ原で見たトキソウは、もう少し、2回りも、3回りも大きいという記憶だった。このときもトキソウを見たいがために、2年連続してここに訪れて、やっとのことで対面できたという経緯から、大きな花という誤った印象が植え付けられたのだろう。
 『何という幸運か』と喜び、早速、カメラを構え、何枚も、何枚もシャッターを押していた。
 こうして、一時は諦めかけていたトキソウならびにカキランとの再会を、最後に何とか果たすことができた。この日は、蒸し暑い日で、シャツが絞れるほど汗をかいたが、これも勝利後のシャンパンファイトのように爽やかであった。
トキソウ

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