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2017-06

草津白根山の湯釜 - 2013.05.29 Wed

快晴の下、この上ない眺め
 草津白根山には一昨年の6月に登っている。
 このときは天気が悪く、最初からカッパを付けて歩いた。もちろん、こんな天気なので視界は、せいぜい数10mに過ぎず、ただ、登ったというのに過ぎなかった。ちなみに、この山は、標高2150m地点に本白根山最高地点という看板がかかった所があるが、一般的に頂上と見做されている所はその手前の『本白根山展望所』を指すらしい。
 ここへ登ったとき、観光バスから降りた観光客が列をなして登る所があった。
 気になったので尋ねてみると、湯釜と呼ばれている噴火口であった。でも、この日の天気である。もちろん、その展望台まで登ったとしても、何も見えることはなかっただろうが、ツアーに組み込まれた観光地なので、見えるとみえないとに関わらず、ここを見物しているようだった。
 私は、この頃、膝痛に悩まされていたので、仮に天気が良かったとしても、ここへ見物に行ったか否かの判断が難しいところだ。とはいえ、やり残した仕事のような気分であったことには変わりなく、これが気にかかっていた。
 昨日、草津温泉に泊まったとき、根子岳へ登る前に、この湯釜を見物することが既定の路線として予定に入っていたし、根子岳を登らないことに決まってもそれが変わることはなかった。
 5月24日、草津温泉の道の駅で朝を迎えたが、4日続きの快晴であった。この青空の下で見る湯釜はさぞかしきれいだろうと、まだ見ぬ景色を想像していた。
 この道の駅から草津白根山の登山口までは、そんなに遠くないことは、一昨年、反対に走っているので分かっている。だが、このときは濃いガスが出ていて、ほとんど前が見えない中を必死にハンドルにしがみついて運転していたため、景色などまったく見ていない。ただ、何回も、いや何十回もハンドルを切って降りてきたことだけが記憶に残っている。
 視界の利く今日、走ってみてその様子が分かった。この道は、火山の中に無理矢理に作ったとでもいうのだろうか。荒々しく、何もない山の斜面を削り取って作った道路を登っていくので、エンジンにかかる負担も普通の急傾斜のつづら折りの道を走る以上にかかったように思えた。
 ここは観光地で、登山者以上の数の観光客が訪れる。これらを収容するために大きな駐車場が作られている。この駐車場も8時30分という早い時間なので、車も数えるくらいしか停まっていなかったが、係員はちゃんといて料金を徴収していた。
 湯釜への登り口は、駐車場の最奥にあることは分かっていたので、一番奥まで車を乗り入れる。
 このとき、もう何組かが湯釜に向かって登り始めていた。私たちも、これに続いたことはいうまでもない。
 この湯釜は、標高2070m内外の所が展望台になっており、標高2010mくらいの駐車場からだと、60mを登っていくことになる。この間、直線距離にすると500m内外。緩やかな登り勾配の道を登り上がっていくことになる。
 登山口というか登り口にいってみると、杖をたくさん入れた籠が置いてあった。この杖を『ご自由にお使いください』というのだろうが、私は杖を使う習慣はないので、これは横目で見ただけで歩き始める。
 道は、滑り止めの小ぶりの自然石を埋め込んだコンクリート舗装した遊歩道が設けられており、誰でも簡単に歩けるようになっている。
 こんな道を歩いて行くのだが、こんな道でも登り勾配なので身体への負担は、一応、感じられる。私たちは慣れているので、どうということはないが、一般の人は大変かもしれないと思っていたが、そんなことは要らぬお節介というのだろうか、歩みを停めるような人は誰もいない。私たちに追い抜かれる人も特別な人を除くと誰もいなかった。こうしてみると、私たちのほうが体力に衰えがあることを自覚させられた一コマでもあった。
 湯釜までは概ね15分弱で着いた。
 湯釜は、蔵王の御釜とおなじような感じだが、こちらの色のほうが白っぽいグリーンという違いがあった。いずれにしても、青空の下で見ると何だか神秘的に見えて神々しい感じを抱いたが、これは私だけであっただろうか。
 また、天気が良いので遠望が利き、白い雪を抱いた北アルプスまでがハッキリと見えたことには驚いた。肉眼では槍ヶ岳、穂高岳の区別は付かず、一塊が北アルプスという漠然としたとらえ方しかできなかったが、これは槍ヶ岳の穂先の雪がなくなっていたためだった。家に帰ってから詳細に観察してみると、下の写真のように判別は可能であった。
 こうして、湯釜の見物を最後に、今般の山旅・花旅に終止符を打った。ちなみに、ここから見える四阿山には、まだ雪が残っており、この山がこんな状態では隣の根子岳の花は期待できそうになく、ここを省略したことも残念だという気分ではなくなっていた。

草津白根山から北アルプスを遠望

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