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2017-06

隠れた花の名山・横尾山 - 2013.05.27 Mon

オキナグサは終わっていた
 5月22日は、今回の花旅のメーンエベントである横尾山だ。
 この山は、3年前にネットを通じて知った。以来、今年で3回目になり、毎年、登っていることになる。何が、この山が私たちを惹きつけるかというと、ここにオキナグサが咲くからだ。
 最初の年は何処に咲いているかは分からずダメ元で訪れたところ、ビギナーズラックとでもいうのだろう、見事にヒットした。これに気を良くして翌年も登ったが、この年は寒くて開花が遅れたようで、葉っぱしか見付からなかった。こんな具合、1勝1敗なので今年はどのような結果になるか、最初のときと同じ、ダメ元の心境で臨んだ。
 登山口である信州峠に到着すると、ここの駐車場には1台の車も停まっておらず、私たちがこの日の最初の登山者ということになった。
 この日も前日に引き続き快晴である。『こんな天気なのに誰も登らないとはもったいない』と思いながら、8時15分頃、登山口を歩き始める。
 この山の概要を地形図をもとに簡単に説明する。
 登山口の信州峠が標高1460m、途中のカヤトの原のそれが1750m、最終の頂上のそれが1818mである。登山口と頂上の標高差が360mである。一方、この間の距離は、登山口からカヤトの原が1300m、カヤトの原から頂上が900mで、登山口から頂上までが2200mということになる。
 以上が標高と距離であり、これをもとに傾斜度を算出すると次のようになる。
 まず、前半の登山口からカヤトの原までの勾配が22%、次いで後半のカヤトの原から頂上までのそれは8%で、これらから平均斜度を算出すると16%ということになる。これらを考慮して、この山を1口で表現すると、手軽な山ということになる。ちなみに、公式のコースタイムというものは知らないが、登り1時間30分、降り1時間というのが普通らしい。
 これが横尾山のあらましであるが、これまで2度歩いて感じたことは、カヤトの原に登り上がる部分だけが急登で、その他は殆ど登りを意識させない穏やかな傾斜で、歩き易い道だといえる。
オキナグサ
 峠の駐車場から2、3mくらい石の階段を登ると、カラマツ林の中に入り、踏み跡が奥に向かって続いているので、これに従って進んでいく。この道の両側には背の低い笹が広がり、花などは咲いていそうにない雰囲気だが、よくよく観察すると、黄色の極小の塊が点在している。このときは蕾なので花の種類は分からなかったが、帰りには花びらを開いていてイチゴらしいことが分かった。
 こんな道を歩いて行くと、姫君がヒメイチゲを見付けた。「撮らないの?」と撮影を薦められるが、この花は上にいっても咲いていることは分かっているので、ここでザックをわざわざ下ろしてカメラを取り出すこともないので、「帰りに撮るよ」といって通り過ぎる。
 ちょっと傾斜が強くなったと思うと、また、直ぐに傾斜は緩やかになるということを繰り返しながら進んでいく。
 そのうちにカラマツ林から自然林に何時の間にか変わっていた。すると、確実に急登になってくるとともに、登山道もこれまでの土の道から岩混じりの道に変わってきた。これをこなすと平坦なカヤトの原に出ることは分かっているので、辛抱して歩いていく。
 今までなら、このように足に負担がかかる道を登るのは大変だったが、今は膝の痛みは嘘のようになくなっているし、脹脛の張りとか痛みは薄れているので、この程度の急登は何でもない。それにしても、膝がよく治ったものだと思う。薬を飲んだり、マッサージや電気治療を施したわけではないのに、何時の間にか痛みは消えていた。最初の頃は、『今日だけ特別で、明日には痛くなるかも……』と完治が信じられなかったが、2日が経っても、3日が過ぎても痛みが再発することはなかった。このような治り方は、昔、かかった50肩が治ったときに似ている。両者の痛みの発生するメカニズムが似ているのかもしれないと思ってもみるが、どのようにして治癒したのかは分からない。
 これに感謝しながら足を動かしていると、何時の間にか林を抜けていた。そこはカヤトの原と呼ばれる平坦地であった。カヤトというのは、昔、屋根材として使われていたススキのようなものだと思われる。今は枯れ残ったものが見られるだけである。
 ここからは平坦な尾根が頂上まで続いているが、平坦だといっても真っ平らではなく、いくつもの小さいピークが待ち構えていて、これが恰も頂上だと錯覚させるが、それがニセモノであることは、経験上、分かっているので、頂上でなくともそれほど落胆することはなく、前進を続けていく。
 11時50分、1818mの横尾山に到着する。
 登山口から頂上までに要した時間は3時間35分。コースタイムが1時間30分だとすると2倍以上を要したことになる。如何に私たちが鈍足だとしても、これは時間がかかり過ぎだ。このあたりの謎解きをすると、途中でオキナグサ探しに多くの時間を費やしたためだった。
 その結果は、オキナグサは見付かるには見付かったが、時期が少し遅かったようで、花芯が花穂に化しつつあるものだった。この花の名前の由来にもなったように、花穂が成長すると翁の頭髪に見えるとのことなので、これでもよかったが、これには少し早かったというように中途半端であった。
 このようにオキナグサは100点満点とはいかなかったが、代わりに変わった初見の花を見付けた。名前については不詳であるが、何だかとんでもないものを見付けたのではないかと少しワクワクしている。
 この他にも、ヒメタケシマランも見付け、やはり横尾山は隠れた花の山だと再確認した次第だ。
 こうして頂上も踏めたし、花の収穫も得られ、満足感に包まれて下山することができた。ちなみに、登山口の駐車場に帰り着いたときは、13時30分であった。
名不詳ながら新種の花?

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