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再び、愛知川沿いを歩く - 2013.05.08 Wed

遅れた春が愛知川にも
 5月7日、再び、鈴鹿の愛知川沿いを歩いた。
 このルートを歩くのは、今年になってから2度目。前回は、4月28日だった。
 前回、ここを歩いたときには花は何も咲いてはいなかった。それは『見事だ』と感心するほど、何もなかった。
 本日は前回から10日が経過している。如何に寝坊介の愛知川沿いの花たちといえども、もうそろそろ起き出しても良さそうなころだと思い、ここへ出かけることを決めた次第だ。
 自宅を出るとき、天気は上々。絶好の山歩き日和だった。だが、名古屋市内を抜けて田園地帯にやってくると、えらく風が強い。これは前回も同様だった。この前、帰り道で風の強さを試してみた。運転中の車のハンドルから手を離してみると、車は対向車線へ実際に押し出されてしまったほどだ。本日は、前回ほど、強いわけではないが、山の中でこれだけの風が吹くと敵わないと思いながら登山口の朝明へ向かって車を走らせた。
 本日は大型連休明けの平日なので、朝明の駐車場は閑散としていることを予想していたが、もの好きというか、暇を持て余している人は多いようで、私たちが到着したときには30台内外の車が既に駐車してあった。
 前回と同じ係員もいて、駐車料金500円を支払った。このとき、もらった領収証は何時もの印刷したものではなく、市販のものだった。連休中に専用の領収証は使い切ったものと思われ、この10日間の混雑ぶりを推し量ることができた。
 駐車場を出発したのが、ちょうど9時頃だった。
 歩き始めて感じたことだが、風は吹いてはいるが、思ったほど強くはなかったことだ。風がこの状態なら、上空には殆ど雲が見られない快晴状態なので、気持ちの良い山歩きができそうなことを喜んだ。
 そして舗装された一般道を歩き終え、伊勢谷小屋前の橋を渡って登山道へ入る。暫く歩くと、足に疲労が残っていて、重い感じがすることに気付く。前回、ここを歩いてからの10日間の間に御在所岳と児野山(木曽福島)へ登っている。このうち、御在所岳は珍しく頂上まで登ったので、これが堪えているのかと思ってもみるが、原因は審らかでない。
 伊勢谷の大堰堤を乗り越える所で、イワカガミの小さい花を見付けた。まだ、充分に開ききっていないものだったが、これを見た途端、冬が戻ってきたかと錯覚するくらいの寒い春にもかかわらず、こうして新しい花の開花を確認すると、確実に季節は進んでいることが分かり、明るい気分にさせられた。
 この先、伊勢谷の最後の部分で姫君がシハイスミレを見付けた。私は、シハイスミレという名前を覚えたばかりで花を見ただけでは分からず、葉っぱを裏返して、それが紫ならそれであることが分かるが、姫君はそんな面倒なことはせずに分かるようだ。だが、その見分ける極意については教えてくれない。
 前回、「まだ、ダメよ。スミレも咲いていないわ」といっていたのに比べると、イワカガミといい、シハイスミレといい、何という変わりようか。
 こんなことに感心していると、姫君がチゴユリを見付ける。この花は、前回、ここを歩いたときから狙っていたが、目的は叶えられずに終わった。また、児野山でも同様だったので、探し求めた恋人と再会できたような気分であった。
 何時もなら、「帰りに撮ろう」と往路では行きすぎるところだが、これに限っては『今、逃したら……』との気持ちが強く、1も2もなくザックを降ろしてカメラを取り出していた。
 10時15分、根ノ平峠に到着する。
 チゴユリ休憩をしているので、「ここは飛ばして行く?」と、姫君の意向を確認すると、「もちろん、休憩」と、1、2歩くらい上にある広場に登っていく。
 ここでお茶を1口飲んだ姫君は直ぐにザックを担ぎ上げようとする。「どうしたの? 休まないの?」と、私が訝ると、「風が強くて、寒いわ」と姫君は答える。ここは三重県と滋賀県を分ける県境尾根の峠で、風の通り道になっているのか、何時も風が強く吹いていることが多い。この風が1時間も歩いて温まった身体に心地よく感じるときもあるが、今日のように寒く感じることもある。本日は晴れたよい天気であるのに気温が上がっていないらしいことが分かる。
 こうして、根ノ平峠では、実質的に休憩なしで次に進む。
 猫岩を過ぎて、大杉の元の小さい谷を渡ると、堀割状の道になる。ここが見た目にはたいした登りには見えないが、実際に登っていくと、ここがなかなか足に堪える。チゴユリとの出合いで気分がよくなり、忘れていた足の重さを、また、再認識させられる。
 上水晶谷を渡る。
 この谷の下流にシャクナゲの木があり、前回、ここに立ち寄ったが、花には早過ぎた。このため、本日は咲いているかもしれないと思って「シャクナゲを見てくる?」と姫君に同意を求めると、「まだ、咲いていないわよ。この前、蕾にもなっていなかったわ」との返事。そんなことまでは観察していなかった私は、反論の材料もなく、そのまま姫君の後に従いトボトボと歩いて行く。
 すると、チゴユリが咲いているのを見付ける。今度の花は大きく開いて私のほうを向いている。微笑みかけているように思われ、即座にザックを降ろしてカメラを構えた。だが、形はよいが、オシベの状態があまり良くない。輪郭がはっきりしないのだ。
 ここには、昨年、ギンランも咲いていた。今年も咲いていないかと注意深くこの辺りを観察してみるが、こんな幸運がそんなに続くほど自然界は甘くはないようだ。残念ながら、ギンランは咲いていなかった。その代わりにチゴユリは幾つも探し出すことができたが、形までという贅沢な注文を出すと、なかなか思ったようなものには出合わないものだ。
 こうしてみると、人間の欲というものは際限のないものだということが分かる。先ほどは出合えただけで大喜びして、足の重さを忘れていたのに、次に出合うと形の良いもの、内部の造作にまで選り好みしている。自分ながら、こんなバカには付き合いきれないと冷静になると思うが、こういうときは常軌を逸するのだろう。
 コクイ谷の手前で、ハルリンドウがパラパラと咲いているのを見付け、これまた大喜びしたほか、定番のエンレイソウやツクバネソウもゲットすることができた。前回の収穫物ゼロに比べると、今回はこれだけの収穫、大収穫である。もう1つ、狙っていた花があるにはあったが、これが果たせなくとも、これだけの収穫があれば充分である。このとき、12時30分を回っていたので、本日はこれまでとして、帰途に着くことにした。
 途中、違った場所でチゴユリがたくさん咲いていることを発見した。こんなこともあって、本日は『チゴユリ・デー』だったことを喜びながら、14時40分頃、朝明の駐車場へ帰ってきた。

伊勢谷に咲くイワカガミ

● COMMENT ●

三太夫さんの撮影技術は大したものですね。
イワカガミは下を向いて咲く小さな花なので写真撮影には苦労します。
しかし、三太夫さんの手にかかるとこんなにきれいに撮れるとは、誠に恐れ入りました。

 モタさん、おはようございます。
 おっしゃるようにイワカガミは下を向いて咲くので花の中を見せているものが少ないのは事実です。こういうときには、私は斜面に咲くイワカガミを探して撮ることにしています。花より下にカメラを置くと、自然に花の中を覗くような形になります。イワカガミは数が多いので簡単に探し出すことができるが、ミノコバイモなど、数の少ない花の場合は探し出すのは困難を極めます。
 こんな中ばかり覗いている私だが、女性のスカートの中を覗く趣味はありません。念のため、申し添えます。


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