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木曽福島の花の山を散策 - 2013.05.05 Sun

不振を一気に挽回する
 長野県の南部に木曽町(きそまち)という町がある。
 耳に馴染みがあるような、聞き慣れないような名前だ。それもそのはず、この町は05年11月に近在の木曽福島町、日義町、開田村、三岳村の2町2村が合併して誕生した比較的新しい町ということに起因している。
 この旧木曽福島町に城山(じょうやま)という標高1280mの山がある。
 標高だけ聞くと、鈴鹿の山々と同じくらいで登るとなると、1日かがりの険しい山と思われがちだが、この町は山の中にあるだけに生活基盤の場所がそもそも高いので、地元の人たちは里山として親しんでいる。ちなみに、私たちが登った登山口の標高は720mであった。
 地元の人たちは、この山を『城山・じょうやま』と呼んで親しんでおり、地形図にも『城山』と記されていることからみて、これが正式名称のはずだ。だが、一部の登山者は、この山を児野山(ちごのやま)と呼ぶ。この呼称のいわれとか詳しいことになると、私には分からない。
 この山の存在を私が知ったのはそんな古い話ではなく、つい最近のことだ。正確にいうと昨年の9月、この存在を知ってから8ヶ月しか経っていないことになる。その経緯は、ブログを通じての友、ポパイさんがこの山を紹介していたからだ。このとき、フシグロセンノウという私にとっては未知の花が紹介されていたので、これを見たさに後追いでこの山に登った。
 最近、ポパイさんが、再度、この山を訪れた結果、赫々たる成果が上がったことがブログで報告されていた。これを見て、最近、収穫の乏しい私は羨ましくて仕方がなく、再度、後追いすることになった。
 5月4日、天気予報もよいので、児野山を目指すことにする。
 6時30分頃、自宅を出発。
 国道19号を走って中津川を過ぎ、上松町を通り抜けると木曽町に入る。ここまで来れば目的地は近いので、国道に面している『道の駅・木曽福島』で朝食を摂る。再び、車を走らせるが、何処から町の中へ入っていくかウロ覚えでハッキリとしない。このため、道端に車を停めてカーナビをJR木曽福島駅に合わせて、彼女に案内を頼むことにする。
 案内通りに左折するが、前回、訪れたときとは様子が異なる。町内の大きな公共駐車場に車を停めるつもりであったが、これは駅の近くではなかったらしい。人に訊くつもりで、車を道なりに進めていくと、男性が向こうからやってきた。彼に尋ねたところ、「看護学校の駐車場があるので車はそこへ停めて、登山口まで歩けばいい」と教えてくれる。他所の駐車場に無断で停めるのは気が引けるので躊躇していると、構わないからと停めることを薦める。ここに行ってみて、およその察しが付いた。この看護学校は廃校になっていて、現在、建物は使用されておらず、開放されている駐車場は地元の人が必要に応じて自由に利用しているらしいことが……。
 車をここへ停めて、ここから歩き始める。
 その距離が心配だったが、駐車場から登山口まで徒歩10分くらい、距離にすれば1km弱と行った所であった。
 児野山へ登る登山口は、よく使われているものが2つある。1つは、私たちが前に使った興善寺の脇から入っていくもの。もう1つが、これから行こうとする登山口だ。ちなみに、後者は木曽福島の街を2分して流れる味噌川に架かる行人橋のたもとにある。
 初めての登山口なので場所がハッキリと分かるかという多少の不安はあったが、行ってみれば簡単に分かった。
 『大悲観音』という観音堂の右手を斜めに登っていく道があり、そこには『城山自然遊歩道のご案内』という大きな看板が掲げられていた。これさえ見落さなければ誰にでも直ぐに分かるようになっていた。
 改めて、看板を眺めて、本日の歩くコースを確認する。予定としては、ここから権現滝まで谷沿いに登り、ここから興善寺へ通じている遊歩道を歩くというものだ。前回、この遊歩道から権現滝 、滝から児野山頂上まで登ったが、後半のルート上は花には無縁であったので、今回、この部分は割愛することにした。
 看板の足元を何気なく眺めると、そこには降り注ぐ太陽の光をはじき返すかのようにカキドオシが咲いていた。また、この隣にはあまり目にしたことのない派手な感じのするスミレが顔を見せていた。登る前からこれらの歓迎を受け、本日の収穫の多いことが確約されたような気持ちになり、勢いよく歩き始める。このとき、時計の針は10時を回ったばかりであった。
 歩き始めると直ぐに、オドリコソウが見付かった。看板の下に花の落ちたヒメオドリコソウの葉っぱが残っていたので、ここには2種類のオドリコソウが登山口で見られることになる。
 オドリコソウの次は、名前が分からないが小さい白色の花が2種類。これらをカメラに収めているので、進む距離は僅かなものだ。これでは権現滝まで到達するのに、どれだけ時間がかかるか分からないと嬉しい悲鳴を上げていた。でも、本日は天気もよいのでノンビリと構えていてもどうということはない、時間は気にする必要はないなどと取りとめもないことを考えていた。このとき、フッと飲料水のことが頭に浮かんだ。次の瞬間、『しまった。お茶をザックに詰めるのを忘れた』ということに気が付いた。
 谷コースを歩くので水には不自由しないはずだが、これがはたして飲料水として用いて構わないか否か、このような初めてに近い土地鑑のない場所では判断に苦しむところだ。
 このことを姫君に告げると、「自販機でお茶を買えば……」という。「それがいい。探して買ってくる」と手を差し出すと、「あら、財布は持ってきていないわ」との答えにガックリ。私は普段でも金は持っていない。いや、持たせてもらっていないというのが正確なところだ。ましてや、山登りするのに金を持っているはずがない。
 登山口からはまだ2、30mしか歩いていないので、ここまで帰る分には何の問題はないが、駐車場までとなると往復で20分内外、ヘタをすれば30分もかかるのが嫌だ。
 こんなアクシデントはあったが、お茶を持って引き返して、仕切り直し。
 登山口の標高が720m、権現滝の下部のそれが910m。ということは、この間、標高差は190mに過ぎない。この間、地形図から直線距離を算出すると920mくらいである。実際の歩行距離を1.5倍と仮定すると、勾配は12、3%である。
 この間、普通の登山のように歩くのではなく、目に付いた花があれば、三脚を立ててカメラを設置して撮影するので、頻繁に休憩しながら登っていくことになる。これでは身体への負担を感ずることなく、12時50分、知らないうちに権現滝に到着していた。
 この権現滝は、落差40mくらいを2段になって流れ落ちる滝で、なかなか見栄えのする滝でもある。
 この滝の下部の近くに、四阿(あずまや)の他、ベンチも設けられていて休憩所になっている。だが、本日はゴールデンウィークの最中で、町内の子供はこんな近場で遊ぶより遠くへ連れて行ってもらったのか、ここを訪れる人はなく、ヒッソリと私たちのためだけにあるようなものだった。ここで、外のベンチで昼食を摂る。
 持参した稲荷寿司を食べていると、半袖のTシャツから出た腕がヒンヤリする。出発時には良かった天気も何だか怪しくなってきたようで、改めて上空を見ると、青空は消えて黒っぽい雲で覆い尽くされていた。こんな天気に急かされて、早々に食事を終える。
 そのとき、登山者が私たちとは反対のほうからやってきた。これが本日、出会う初めての人だった。彼とは挨拶を交わしただけで、入れ替わるように私たちが発ち、彼が食事を始めた。
 後半は、この滝からもう1つの登山口まで、緩やかな降り勾配の道を歩いていくだけだ。
 こんな道を花が咲いていないかと探しながら歩いて行く。すると前方から男性が1人でやってきた。すれ違いに、「カメラの電池、落ちていませんでしたか」と尋ねられる。彼は、権現滝から帰る途中で、落としたことに気付き、探しながら戻ってきたとのことだった。
 この彼が電池を見付けて戻ってきた。
 彼は、私たち住む名古屋市の隣街に居住、本日はここへスミレを見るためにやってきたとのことだった。スミレを専門にするだけに、この面の造詣は深く、私たちに色いろと教授してくれた。だが、何分、生徒の質が悪かった。生徒のほうは授業を受けている間は分かったつもりでいたが、家へ帰ってきて、受けた授業のおさらいをしようとしたが、頭の中には殆ど残っていなかった。前にMRIで証明されたように頭の中がスカスカになっている私は『さもありなん』と納得できるが、カチカチに詰っている姫君も同様だったことがどうも合点がいかない。
 最後はニリンソウで締めくくった。
 ニリンソウの大群生地というと上高地が有名だ。これほどの規模ではないものの、ここの群生もたいしたものだった。これを見ただけでも、ここへ来た価値があったというものである。ちなみに、15日に上高地のニリンソウ群生地を見学するためのツアーに申し込んである。しかし、上高地ではゴールでウィーク前の降雪によって現在も積雪があるとのことなので、今年はニリンソウに期待は持てなさそうである。この埋め合わせが、前もってここでできたことになった。
 こうして、多くの花の収穫物で満足印の袋をいっぱいに膨らませて、14時30分、登山口に帰ることができた。

権現滝

● COMMENT ●

児野山(城山)というのは三太夫さんに初めて教えてもらいました。
立派な滝もあるし、オドリコソウやニリンソウなどたくさんの花に出会えてよかったですね。

 モタさん、おはようございます。
 児野山は、私も教えてもらったばかりで、今回、2度目になります。
 登山というと、モタさんのような健脚者には物足りなさを感じると思うし、頂上の見晴らしも悪いのでお薦めはできないが、花という限られた趣味があると、何とも魅力のある山だといえます。
 モタさんも、こちら方面へお出かけの節は御気に留めておいてください。

登山口のスミレ

電池を落としたバカ者です。
登山口の派手なスミレは、ビオラ・ソロリアという外国産のものです。栽培されていたり、逃げ出したりで、最近、目にすることが多くなりました。
写真撮影を目的にする時は、基本的に単独行なのですが、一時、楽しい時間をご一緒させていただきました。ありがとうございます。

 クマさん、おはようございます。
 その節はいろいろと御教授いただき、大いに勉強になりました。忘れないように折に触れて復習をしていきたいと思っております。ありがとうございました。
 お別れして登山道を終え、舗装道路になって直ぐのところに、あのスミレの大きな株がありました。車の中からでは気付かない恐れがあるので、あなたが御帰りを少し待っていました。だが、その気配がないため、お先に失礼しました。
 ビオラ・ソロリアというと、何だかハリウッドの女優を彷彿されます。色や姿形から、『なるほど』と納得できるネーミングだとおもいます。
 なお、昨日、訪れた森林公園にはツボスミレが、たくさん、咲いておりました。これからは私には高尚過ぎるが、これからはスミレにも関心を向けたいと思い始めました。また、御教授のほど、宜しくお願いします。


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