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2017-06

クサボケ - 2013.04.25 Thu

伊吹山を散策
 4月23日。
 赤坂山へ登るのを中止、マキノ高原からトンボ帰りして伊吹山登山口のある上野集落(米原市)の何時も車を預ける民家へ着いたときには、往きと同様1時間くらいを要し、時刻は9時を少し回っていた。
 登山口の三之宮神社にやってきたとき、朝方の上空の青空は消え去り、吹く風も雨風を思わせるものだった。
 「天気が悪くなってきたよ」と私がいうと、姫君が「今日1日は持つといっていたのに予報が変わったのかしら」が応じる。「降られるのは嫌だから、中止しようか」と同意を求める私に、「そうね、止めようか」と、何時もに似合わず姫君の拒否権発動もない。
 これで踵を返しかけたが、このとき、ふっと駐車料金のことが頭を過る。
 何時も駐車場に車を停めると、直ぐに出てきて代金を受け取る民家の老人が、この日に限って出てこない。仕方がないので玄関に回って呼び鈴を押すが家の中は静まり返っていて反応は窺えない。仕方なく、メモを玄関に張り付けておこうと思って、これを書いて、再び、玄関に行くと何時もの老人が顔を出す。
 これで本日の駐車料金500円は支払い済みだ。このまま帰って「駐車料金を返してくれ」というわけにはいかず、帰れば駐車料金は丸損になることを考えると、帰ることにも躊躇せざるを得ない。
 少しの間、逡巡するが、結果は500円が諦めきれずに、雨が降らないことに賭けて登ることにする。ちなみに、カッパは持っているので例え雨が降り出しても被害は少ないのだが、失職して暇が余るほどできてから。いや暇が総ての生活になってからは、雨降りには登らないことが常識化してしまっているので、こういうことになる。
 登山口を山に向かって歩き始める。
 歩き始めれば、雨の心配など直ぐにどこかへ飛んで行ってしまう。それより、昨年、ここでギンランが咲いているのを見たので、『今年もあわよくば……』と注意しながら歩いて行くがそう上手くは運ばなかった。
 登山道脇にはムラサキキケマンが多く咲いているのに気付く。前回、ここを歩いたときはセントウソウだったが、今は殆どこれが見当たらない。前回は4月5日であったので、23日の今日と比べれば約2週間余の違いがある。これだけのタイムラグがあれば咲く花が変わっても当然だと改めて納得するとともに、上の方でも新しい花が咲いていることになり、これへの期待が膨らんでくる。こうなると、足の痛みは感じるどころか、足の動きが何時もよりスムーズに思えるのは気のせいだろうか。
 1合目にやってくる。ここは登山道と林道が交差している。ここの林道部分の側溝が新しくなり、舗装も新たにし直してある。この林道は、一般車両は通行禁止の措置がなされてから3年くらいになり、以後、ここを通行できる車は特別の許可を持つものに限られている。すると、この工事はこれら特定の者たちの利便のために行われた、すなわち特定の者のために税金が費やされたことになり、何だか釈然としなかったが、このように理屈に合わないことに目くじらを立てていてはこの国では生きていけないので、考えるだけ損である。
 本日は珍しく1合目のトイレで休憩する。
 別に便意を催したわけではなかった。駐車場を出る際、寒かったので、長袖のシャツの上にフリースの上着を余分に着込んできたが、ここまで歩いてくると暑くて軽く汗までかいていたので、これらを脱ぎ、思いきって半袖のTシャツ姿になるためだ。
 こうして身軽になって、2合目に向かって歩き始める。
 ここは、以前、スキー場のゲレンデだった部分だ。前回、ここにアマナがボツボツと顔を覗かせていたが、今はこれに変わってキジムシロの黄色い花弁が見られるようになっていた。他にはないかと注意してみるが、それ以上の変化はなかった。
 2合目と3合目の真ん中あたりにやってきた。この辺りにニリンソウが咲いていても良さそうだと思って注意を払いながら歩いて行くが、ニリンソウには間があるようで、アマナやミスミソウの残り花が少しあった程度だった。
 さらに歩みを進めるとネットで囲んだカタクリの保護区域がある。この中に紫色に見えるのは総てカタクリだと思っていたが、よくよく観察してみると半分くらいはヤマエンゴサクだった。このヤマエンゴサクは、今が盛りのようでネット内だけには限らず、この周辺の広い範囲に渡っていっぱいに咲いていた。だが、ここの花は色彩がやや淡くてボッと見えているので存在感はイマイチである。
 11時30分頃、3合目のトイレにやってきた。
 前回、ここのベンチにザックを置いてカメラだけ持って周辺の花を求めて散策して戻ってみれば、姫君のザックの天蓋のチャックが開けられていて、中身が辺りに散らばっていた。犯人は分からず、気味の悪い思いをしたので、本日は荷物を担いだままで散策する。ちなみに、ここに戻ってくると、このベンチの上ではカラスが我が物顔に振る舞っていた。これを見て、何となく前回の犯人が分かったような気になった。
 この辺りを時間をかけて散策した結果、特に目新しい発見はできなかったが、ニリンソウやカタクリが収穫といえば収穫であった。
 こうしてたいした収穫はないままに下山を開始する。
 ここでクサボケを見付ける。往路でも充分に気を付けてきたが目に入らなかった。確か、一昨年には、これでもか、これでもかというくらいたくさんのクサボケが見付かったが、昨年は空振りに終わり、今年も同様の結果だと諦めていたときだったので、この発見は嬉しい誤算であった。これで本日の収穫は大豊作という具合に評価は180度も変わった。

クサボケ

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