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2017-10

鈴鹿では珍しい花を見る! - 2013.04.17 Wed

藤原岳 (ふじわらだけ・1140m)
 四国のネット仲間からウラシマソウの写真が送られてきた。そういえば、鈴鹿でもこの花が咲き始めているはずだと思い、15日に鈴鹿へ出かけようとするが、生憎、この日は姫君が歯医者に行かなければならなくなり、1日順延して16日に実施となる。
 計画は簡単に立てることができるが、藤原岳の頂上までとなると、体力というか、脚の面で問題が残る。でも、救いはこの数日、階段の上り下りが違和感なくできているということだ。家の短い階段を上り下りするのと、長い山道を登り降りするのと同列には扱えないが、悪い話でないことだけは確かである。
 身体の話はさておき、現実問題では駐車場の確保がある。最近、平日とはいえ登山者が多く、何時ものようにのんびりと出かけていては駐車場からあふれてしまう懸念が大である。
 このため、自宅を何時もよりは早めの7時10分頃に出発する。でも、この頃から通勤ラッシュが始まることが計算に入っていなかった。名古屋市を抜け出るまでは思うように走れず、結構、時間がかかった。
 こんなこともあって、大貝戸登山口駐車場は満車、白線が意にも駐車する余地は残っていなかった。仕方がないので、藤原小学校の東側の観光駐車場に有料駐車場に停めざるを得なかった。こうなってみると、JAいなべの駐車場が使えなくなったのは痛いと思ったが、よくよく考えてみれば、仮にここに停められたとしても、本日は平日なのでどの道駄目だったと考え直す。
 本日の予定は、聖宝寺ルートで登り、大貝戸ルートで降るという何時もの周回コースを漠然と思い描いていたが、ここで姫君が「聖宝寺からは行けないんじゃぁない?」といい出す。「工事は少しの区間だから大丈夫だよ」と応じてみたが、本日は平日なので工事をやっているかもしれないことを想定すると、聖宝寺からはよしたほうが賢明との結論に落ち着く。
 9時15分頃、先ほど戻ってきた大貝戸登山口へ向かって駐車場を歩き始める。車なら直ぐの距離だが、歩くとなるとやはり遠い。無駄な歩きだと分かっているだけに余計に長い時間を要したように感じる。
 神武神社の鳥居を潜って歩き始める。これからが藤原岳大貝戸ルートの登山というわけだ。
 神社の本殿の横を通り過ぎようとすると、登山者らが使って返していった多くの杖が小さな山を作っていた。これを見て、先日の伊吹山のときのことを思いだした。このとき、登山口にあった竹の杖を拾って使ったところ、これのおかげか、足の調子が良かった。姫君も同じことを思い出したのか、「これ、持っていったら……」と、1本の杖を拾って手渡してくれた。「何だか、仙人の杖のようだ」といいながら、湾曲した木の枝の杖をトントンと突きながら、『お世話になろう』と心で決めていた。
 ここから2合目までが、結構、急な堀割の道である。急だと感じるようになったのは足を痛めてからのことである。本日は足の調子が良いので、こんな感じは抱かないのではないかと、内心、思っていたが、やっぱり堪えた。これが歩き始めのためか、足のためかは分からないが、体力が衰えてのことであることだけは確かだろう。
 以前、2合目でミノコバイモが咲いていたことがあったので、『今年はどうだろう』と思って探してみるが、そんな気配は微塵もなかった。ここで見付かっていれば、幸先がよいと足取りも軽くなったことだろうが、そう上手くは問屋が卸さなかった。
 ここまで来ると、これまで感じていた急で嫌だという思いは薄れ、穏やかな登山道になってきた。これは、実際にそのように変わってきたのか、身体が勾配のある道の歩きに慣れてきたためか、どちらであるかは分からない。
 4合目で小休止するつもりであったが、ここに着いてみると1団体が休んでいた。九州とか遠方から来た人たちと地元の人たちの混成グループだ。声高な会話の中に混じって休むほど、私たちはスレていない。このため、ここでのきゅうけいはちゅうしして、そのまま進むことになる。
 5合目にやってくると、今年もニシキゴロモが咲いていた。この花を見ると、ここで初めてポパイさんに出会ったことを思い出す。この花をめぐっての会話が縁となって、『しゅみ~と倶楽部』というネットのグループに参加するようになったことも、そしてここの更新が途絶えがちだということも併せて思い出していた。
 ここを過ぎて暫らくすると、登山道は植林の中へと入っていく。ここでジグザグ道と尾根の直登道とに分かれている。前者が昔からの正規の道で、この先に6合目がある。後者は、後になって登山者が歩いて道としたものだが、今では正規の道と同じようにシッカリと下道になっている。私たちも、新しい道のほうが近道のように思えるので、こちらを歩いている。ここの分岐点で姫君が「今日は1度も休んでいない」と不満気にいう。「それなら、ここで休憩にしよう」とザックの中からお茶を取り出して飲む。少し休むと、言い出しっぺの姫君が、「長く休憩をしていても身体が戻ってしまうから……」とザックを担ぎ上げるので、自然に休憩は終わりになる。
 この植林に入ってからはミヤマカタバミが多く見られるようになった。中には形の良いものもあるので、写真を摂る誘惑に駆られるが、8合目から上にもあるだろうから写真はそのときと、これを振り払って歩みを続ける。
 8合目にやってきてザックを降ろしたついでにカメラを取り出す。ここからは花が増えるので、ザックからいちいち出し入れしていては面倒だからだ。
 この予感は見事に的中してここから先は正に撮影会の趣きと化す。
 花も、フクジュソウに始まり、カタクリ、ミノコバイモなどなど、次々と出てくるので、撮影に忙しかった。
 こうして歩いて行くと、この頃から下山者が増えてくる。中には千葉県の松戸からきたというグループもいたのには驚いた。ほぼ、花期が終わったとはいえ、衰えることを知らないフクジュソウ人気の賜物だろう。
 そしてようやく頂上としている避難小屋に到着したときには13時近くなっていた。駐車場を出てから4時間近くを要したことになる。ほとんど休憩もせずに自分では一生懸命歩いたつもりだが、これである。体力の衰えは隠せないとつくづくと思った。
 避難小屋では、ユックリと昼食を摂り、この周辺で花の撮影を行い、下山にかかるが、これからもツイていた。
 ここではお目にかかることは考えてもいなかったキバナノアマナやアズマイチゲにも出合えたからだ。
 こうして満足感に包まれて下山を続ける。これだけの収穫があれば足も軽くなろうというものだが、実際は心の豊かさと足への負担は別もので、ガタガタになりながら、16時頃、駐車場に帰り着いた。

藤原岳のキバナノアマナ

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