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2017-04

伊吹山にも春の訪れ - 2013.04.06 Sat

アマナ三重奏
 鈴鹿では春の花の第一弾が出揃った感がする。次は伊吹山にもそろそろ春が訪れているのではないかと思われる。このため、4月5日に3合目まで様子を見に行くことにした。
 でも、前回のリハリビ登山の結果が思わしくないので心配が残る。このため、登りは3合目までをタクシーを使い、降りだけ歩くことも考えたが、『これではリハリビ登山にならない』と、この考えを振り払う。
 10時頃、何時も車を預ける個人宅を出発して、三之宮神社へと向かう。なお、ここ上野集落の民家の大半は、スキー客を目当てにした駐車場経営とか、レンタルスキー業を営んでいたが、スキー場会社が撤退してしまった今では、駐車場の賃貸だけを細々と営んでいるようだ。だが、登山客はスキー客ほど多くはないことに加えて車は分散するので、どの駐車場も閑散としている。私の車を預ける家など、私の車以外の車を目にすることは殆どなく、本日も車は私のそれが1台のみだった。ちなみに、駐車料金は500円だ。
 天気は本日までが好天、明日以降は悪天候という予報が出ている。現実にも、この予報は当たっていて、風が少しあるが暖かい春の日差しがいっぱいに降り注いでいる。このため、下がジーパンに長靴、上が長袖シャツという恰好で歩き始める。足の状態が芳しいものではないので、ストックを持参しようかと、一瞬、躊躇ったが、これは思い止まる。
 三之宮神社の横手が登山口になっている。
 ここから歩き始めようとすると、登山口を示す標識の脇に使い古した竹の杖と木のそれが一本ずつ寝かせて置いてあった。これが目に付くと自然に手が伸びて竹の杖を拾い上げていた。
 こんなわけで、本日は杖を使って登ることになる。
 ちなみに、私は登山を始めて以来、長年にわたって杖を使うことは当然だと考えて当たり前にこれを使用していたが、あるとき、杖に頼るのは何だかインチキをしているように思うようになり、以後、ずっと杖を使うことはなかった。例外は、膝を痛めたとき、1年弱であった。
 歩き始めてみると、脹脛(ふくらはぎ)の痛みはあまり感じることもなく、膝の痛みもなく、またガクガクするということもない。これは、登る前に感じていた体調とはいささか異なっていた。
 登山口から1合目までは樹林の中の登山道で、土に埋まった岩の上を歩くことが多い。ゴム長を履いているため、岩の上に乗ると足の裏に痛みを感じることはあるが、このところ悩まされている脹脛の痛みがないので助かる。この区間、そこそこの傾斜はあるものの昔からの登山道であるため、歩く者にとって優しい道になっているためかと考えてみるが、これが正しいか否かは不詳で、痛みが生じない原因については定かでなかった。
 でも、1合目から2合目にかけては、スキー場のゲレンデだった斜面を1直線に登り上がるので、ここでは痛みは避けられないだろうと覚悟していた。
 しかし、ここを歩き始めても、足の痛みは感じなかった。これが杖の助けを借りているためか、その他に原因があるのかは分からないが、いずれにしても痛みがないに越したことはない。
 ここで無理をして痛みが再発しては元も子もないので、歩くスピードは意識して落としてユックリとしたペースを守っていくことにした。
 ここを歩いていると、アマナが所どころで大きく花びらを広げているのに出合う。以前なら、大急ぎで撮影会を開いただろうが、今では撮影会場がこの先にあることを知っているので、こんな所でザックを降ろすことをせずに目だけで楽しみながら進んでいく。
 このように、この日は今年になってから最も体調が良い。こんなこともあって途中で寄り道をしてヒロハアマナの群生地を尋ねてみる。すると、ここでも既に開花、というよりまっ盛りを迎えていた。
 また、ニリンソウの群生地にも訪れてみた。白い花が、ここいっぱいに咲いていたので、「何という幸運か……」と大喜びでザックを降ろして、カメラを取り出して近付き、よくよく見ればニリンソウではなくてミスミソウ。ここではぬか喜びに終わった。
 こんな具合に、喜んだり、落胆したりしながらノンビリと歩いて行く。
 カタクリを保護するネットの中には、それらしきものは確認できなかったが、ネットの外ではまだ固そうだったが細長い蕾を付けたものも見られ、これらも間もなく咲くことだろう。
 そういえば、この伊吹山ではカタクリが珍しくて貴重なのだろうか。ここ以外にもカタクリを保護するネットが見られる。私たちは、カタクリなどは珍しくも何でもなく、普通に見かける花である。一方、キバナノアマナは、私たちは見たいと思ってもなかなかお目にかかれない代物だが、ここ伊吹山では普通に見られてありがた味が少ないのか、ネットで囲うなどということは行われていない。『所変われば品変わる』のいい例だろう。
 3合目の手前で夫婦連れに出会う。彼らも花の鑑賞が主目的だという。互いに情報公開すると、キバナノアマナが咲いていたとの由。
 毎年、この花は探しているのだが、そのときによって見付かったり、見付からなかったりする。このような具合なので、本日、見付かるか否かは何とも言えないが、朗報には違いない。
 結果は、今年は当たり年だった。20株以上のものがあちらこちらで目にすることができた。
 こうして、この日は、アマナ、ヒロハアマナ、キバナノアマナとアマナの三重奏という充実した1日になった。ちなみに、もう1つのアマナ、ホソバノアマナは頂上に咲くとのことだが、この時期に咲いているかは分からない。私は伊吹山でこれを見たことは1度もないから……。
 こうして、山野草に囲まれて穏やかな春の1日を満喫して、15時過ぎに駐車場に帰り着いた。

キバナノアマナ

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