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2017-06

2012 山野草・その120 - 2013.03.12 Tue

チシマノキンバイソウ
 7月3日に登った富良野岳のお花畑は厚い雲と濃いガスに覆われていて視界は悪いうえに、近くの花の色も何時ものような鮮やかさはなく、どちらといえばくすんだように見えていた。こんな状況であったため、花たちも何だか心なし、元気がないように感じる。
 このようなお花畑ではあったが、やはり黄色の花は目立つ。加えて、少しまとまって咲いているので余計にそのように感じるのかもしれないが……。
 黄色の花は、シナノキンバイだった。
 いや、ここは大雪山系の富良野岳なので、シナノキンバイではなくチシマノキンバイソウだ。
 この見分け方については、夕張岳のシナノキンバイ(2012 山野草・その109)のときに述べたが、もう1度、おさらいしておく。(以下、野の花賛花から転記)
 ①分布による見分け方
  A.夕張岳と日高山系がシナノキンバイ。
  B.大雪山系と知床の山がチシマノキンバイソウ。
 ②花の構造による見分け方
  A.シナノキンバイの花びらは、雌蕊より短い。
  B.チシマノキンバイソウの花びらは、雌蕊と同じくらいで長短の差はない。(以上)
 ただし、写真の花は開花したばかりであって、雌蕊などが充分に成長していないために花びらのほうが長く見えている。
 もう1つ、驚いたことがある。この日は前述のように天気が悪く、太陽の顔などはまったく無縁であった。だが、花の部分を拡大したところ、黄色のガクの内側に、黄色の短冊状の花びらの影が写っていたことだ。こうしてみると、私たちの目には見えないが、太陽の光は厚い雲を通して確実に地上、この場合は花の上まで届いていることが分かる。私たちの考えとか、想像の範囲をはるかに超えた自然の力を垣間見た思いがした。

チシマノキンバイソウA

チシマノキンバイソウB

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