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2017-04

初めての沖縄・その5 - 2013.03.03 Sun

ホテルいろいろ
 25日、今回の沖縄旅行の最大のイベントであるホエールウォッチングも終わり、充分とはいえない(このときの本心)までも、写真ゼロという最悪の結果だけは免れたので、安堵感に包まれて今宵の宿、沖縄ホテルに到着する。
 名称に県名を冠するだけに由緒正しきホテルだろうことは推定でき、『廉価ツアーにしては……』という疑問もないではなかった。バスの中で、下調べをしてきた人なのか、「沖縄で最初に建てられたホテルだ……」と、うんちく(蘊蓄)を傾ける人もいたので、古いながらも風格のある建物を想像していた。
 到着してみると、私の想像が間違っていたことが外観を見て分かった。なるほど、古いことは古いが、歴史を感じさせるものではなく、むしろ安普請という言葉が真っ先に頭に浮かんでくる感じの建物だった。
 あてがわれた部屋へ入ると、そこは畳敷きの和室。既に窓際には蒲団が敷かれていた。蒲団のわきに座卓が置かれ、その前にテレビがあった。殺風景な部屋であるが、貧乏人で野宿生活が専らの私たちにはホテル・旅館に泊まれるだけで最高の贅沢だ。寝ることができればそれで十分なので、左程、不満には思わなかった。
 午後からずっと船の上という不慣れな時間を過ごしたため、やはり疲れたようだ。ここは大浴場があるとのことだったので、先ずは風呂にでも入ろうかと思うが、それより取り敢えずお茶が飲みたいと思った。
 座卓の上には急須や湯呑茶碗が用意してあって、その脇にあるティーバック式の煎茶も目に付いた。お湯はと探すと、テレビの横に湯沸かしポットがあった。ふたを開けると、水がいっぱいに入っていて沸かすばかりになっていたので、コードを繋いでお湯の準備をする。
 しばらくして、もう沸いただろうかと、茶碗に白湯(さゆ)を注いで、一口、含むと、変な味がする。一瞬、毒でも入っているのではないかと思ったほどだった。このことを姫君に告げると、「カルキが抜けていないんじゃぁない?」というだけで試してみようとはしない。仕方がないので、熱いお茶を飲むことを諦め、持参しているペットボトルのお茶で我慢する。ちなみに、昔は名古屋市の水道もカルキ臭の抜けない水が出たことはあったが、このポットの水のような酷いものではなかった。
 風呂へ入るとサッパリし、疲れも取れたように感じ、身体がシャキッとしてくる。そこで姫君を食事に誘うと、あまり出かけたくないようだった。彼女にとっても本日の行動は相当にきつく、疲れたことがその様子からみてとれた。
 でも、本日のツアースケジュールには夕食は組み込まれていないので、外で済まさなければならない。ホテル内にも食堂はあるようだが、普通に営業するレストランではなく、予約前提の営業のようである。したがって、私たちは必然的に外に出なくてはならない。幸い、国際通りまでホテルから歩いて行ける距離なので、このツアー参加者のほとんどがここまで出かけるようだ。
 渋る姫君を急(せ)きたてて国際通りまで歩いて行く。10分足らずで、この通りの出口(午前中歩き始めた反対側)にあっけなく着いてしまった。ここから賑やかな商店街を歩いて行くと、飲食店の客引きが歩道に出て盛んに客を勧誘したりしていて、昼間以上の活気にあふれていた。
 土産物購入のために途中で立ち寄った酒屋で食事処について尋ねると、紹介してくれた先が昼食を摂った牧志公設市場の2階のツバメという店であった。この店には立ち寄っていないが、場所も雰囲気も分かっているので躊躇うものはない。
 昼と同じようにエスカレーターで2階に登っていくと、ツバメは直ぐに分かった。昼間、混んでいたので敬遠した店の1つだった。このときも昼間以上の混みようで、中へ入ると弾き飛ばされそうである。
 隣も、その隣の店も同じように混雑していた。待つつもりはなかったが、これから外へ出ても再び店を探さねばならないので立ち去るのにも踏ん切りが付かず、未練たらしく隣の店のメニューを眺めていた。すると、女性店員が近寄ってきて、「すぐに空きます。少しお待ちください」と丸椅子に座って待つように勧める。
 店員の言葉に嘘はなかった。5分も経たないうちに、「こちらで座ってください」と席へ案内してくれた。
 私の食べられそうなアグー(豚肉)料理など、数種を選び、ついでに地場のオリオンビールを頼む。変わった味、新しい味になじめない保守的な私の舌にも、ここの味は違和感なく、また、心配した地場ビールの味も変わったものではなく、料理、酒ともに美味しく食べ、飲むことができた。御飯で締めるつもりであったが、いつしか腹は満腹となり、とても御飯まで入らず、そのままホロ酔いで店を出た。
 ホテルに帰ってから、また、問題が起こった。
 敷いたあった布団に横たわると、ゴツンという衝撃を身体に感じた。敷布団が薄いため、直接、畳の上に身体を横たえたようなものだったのだ。要するに、余りにも布団が薄すぎて敷蒲団の役に立たないことが分かった。
 わが家系は猿からの進化が遅れたためか、はたまた私だけのことかは判然としないが、私にはシッポが少し残っている。このため、畳とか、板とかの固いものの上にあお向けに寝ると、それがシッポの部分と当たるので、長時間、その姿勢にいると痛くて仕方がない。
 この蒲団も薄いので、直接、畳の上に寝るのと変わらず、これでは眠られないことは容易に推察される。何かないかと押入れを開いてみると、敷布団の予備があったので、これを下に敷き、2枚重ねの敷蒲団にすると痛みを感じることはなくなり、ようやく寝ることができた。
 しかし、これまで幾度となく旅館やホテルに泊まったことはあるが、こんな蒲団に寝せられたことは未だかって一度もない。
 なお、私たちは山へ行けばテント泊まりだ。この際は地面の上に直に寝ているようなものだが、こんなときでも下には空気マットを敷くので、ここよりは快適な夜を過ごせる。
 このように考えると、如何に廉価で宿泊を提供したとしても、この蒲団は酷過ぎると思う。

鳥

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