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初めての沖縄・その3 - 2013.03.01 Fri

自由行動を楽しむ
 2月25日、沖縄2日目は快晴だった。
 昨夜の天気予報では、沖縄周辺の上空に雲はなく、終日、この好天が続くといっていた。こんな天気に恵まれると、午後から予定されているホエールウォッチングも上首尾に終わる予感がしてくる。そして、海面から上半身を大きく飛び上がらせたクジラの姿が瞼に浮かんでは消え、浮かんでは消えていた。
 この日のバスの座席は運転席の直ぐ後ろ、客席の最前列が私たちに指定されていた。こんな席は滅多に座れるものではなく、本日はツイていると確信せざるを得ず、まだ見ぬクジラに出合うことが確約されたのも同然と喜んだ。
 午前中の観光は、万座毛と御菓子御殿の2ヶ所のみ。
 前者をネットで検索した結果、最初にヒットしたサイトに、『沖縄本島のほぼ中央に位置し、隆起サンゴの断崖から臨む東シナ海は、海中のロケーションと共に海の色合いを変化させ、とても綺麗で雄大な景色が広がります。万座毛の隆起サンゴの台地の上には、天然の芝が広がり、その周りの植物群落は県の天然記念物に指定されています。なお、万座毛の由来は、「万人も座する毛(草原)」からきています』との記述があった。
 この眺めが最も良い場所に遊歩道が敷設されていて、私たち、観光客はこれを周回して景色を楽しむという工夫が施されていた。
 私たちも、バスガイドの説明を聞きながら遊歩道に導かれて歩みを進めていくが、この日は、上空を探しても雲の破片すら認められないという正真正銘の快晴で、この恩恵を受けた海の色も段違いの美しさであった。また、このとき、鳥にしては比較的大きな鳥が何処からともなく飛来、海側の枯木に止まった。遠目では真っ黒に見えたが、撮った写真を見てみると、上半身が濃い緑、腹は赤褐色とでもいうのだろうか、ツートーンカラーの珍しい鳥だった。私が鳥好きであったのであれば、大喜びしたであろうが、生憎、私にこの趣味はなく、この珍しい鳥との対面も、これだけに終わってしまう。
 こうして万座毛を堪能すると、今度は御菓子御殿(恩納店)へ連れられていかれた。
 ここは、沖縄にいくつもの店舗を持つ、大手で菓子専門のみやげ物店だとのことだった。ここのメーン商品は、沖縄特産の紅芋を原料としたタルトという菓子が有名だとのことだ。しかし、こんな買い物に私は格別の興味はないので、試食品に手を伸ばしただけで外に出た。でも、買い物好きの人はパスが立ち寄るたびに色いろと買い込んでくる。この御菓子御殿でも、何を買ったのか大きな紙袋をいっぱいに膨らませたものを持ってパスに帰ってくる人が多かった。
 この日の昼食は自由行動。各自が好みのものを食べることになっていて、那覇市の繁華街に当たる『国際通り』に案内してくれた。
 国際通りは、沖縄県庁を基点に東へ真っ直ぐに伸びる直線道路2km内外の区間をいう。この道の両側には飲食店を始め、各種みやげ物店が立ち並んでいて、那覇に立ち寄る観光客のほとんどが訪れる名所にもなっている。
 ここの商店街は、このメーンストリートだけには止まらない。この大通りに交わる南北の小路にも小さな店舗が軒を連ねていて、その活況には驚かされる。
 沖縄県の人口は、バスガイドによると150万人(正確には142万人、2012年)で、最大の都市(県庁所在地)である那覇市の人口は32万人とのことである。
 私の住む愛知県の人口は726万人、都市を人工順に並べると、1位は名古屋市の212万人、2位が一宮市の37万人、以下、豊橋市、岡崎市、豊田市と続き、6位が春日井市の29万人である。
 ということは、那覇市は春日井市と同程度の都市に過ぎない。でも、この那覇市の街並みはというと、高層ビルが林立し、名古屋市と比べても遜色ないというより、名古屋市をしのぐ都市美を誇っている。これだけの都市機能を支えるには、どう考えても那覇市民、いやオール沖縄でも支えきれるものではなく、内外観光客とか沖縄駐留米軍関係者などに依存して成り立っているのだと考えられる。
 昼食を摂るにあたって、ろくに地理も分からないここで放り出されてもどうしてよいものやらオロオロするだけだ。これは私だけではなく、バスの乗客総ての思いだったようで、乗客の1人が添乗員にお勧めの店を尋ねる。すると、国際通りから外れた市場中央通りの牧志公設市場2階の食堂街を教えてくれた。
 県庁北交叉点、国際通りの入口から歩くこと10分余。
 公設市場の2階に上がると、大賑わいで直ぐには座れそうもないくらいの客が入っていた。これには少し圧倒され、気押された。冷静に観察すると、この賑わった店舗は複数の店舗から成り立っているようだ。普通なら壁で仕切るなり、衝立を建てるなり、何なりの区分けがあると思うのは私たちだけで、ここは大らかなもので仕切りというものは何もない。2階をグルッと1周すると、7、8軒の店があることが分かる。そのうち、混んでいるのはエスカレーターを降りた正面の1画だけ、この反対側はガラガラであった。
 「不味いから客が入っていないんじゃぁない?」と姫君は半分腰が引けていたが、混んだ店へ割り込むことは気乗りせず、姫の反対を押し切ってガラガラの店へ入る。
 私は偏食が激しく、食のレパートリーが極めて狭い。このため、沖縄料理といわれるものが食べられないだろうことは分かっていた。それでも、『何か、食べられるものはないだろうか』と、調理場の壁にぶら下がっていた料理名を記した短冊を眺めると、無難なものが見付かった。それは、海鮮丼だ。
 注文の品が出来上がり、私の目の前に置かれた。『ふむ、なかなか良さそうだ』と、まず目で味わい、合格点を付けた。
 ここの海鮮丼は、少し変わっていた。とろろ芋とワサビを甘醤油(沖縄特産らしい)で溶き、これを丼の具の上からかけて食べるのだそうだ。1口、具とともに御飯を口に入れると、何とも変わった味がする。変わった味、不慣れな味なので当然のことながら上手くはない。『何だろう、この味は……』と、一瞬、考えた。答えは直ぐに出た。御飯が酢飯になっているが、この酢が強すぎるための違和感だった。普通なら、「こんなものは食べられない」と文句をいうのだが、ここは沖縄、これが普通なのかもしれないと諦めて、飲み込むように腹に詰め込んだ。姫君の不安が見事に的中した一幕であった。
 こうして午前中の予定はつつがなく終わり、このあとは待ちに待ったホエールウォッチングに臨むのだと思うと、騙されたような昼食の不快さも何処かへ飛んで行ってしまっていた。

万座毛

御菓子御殿

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