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2017-06

2012 山野草・その57 - 2012.11.23 Fri

レブンソウ
 6月12日、礼文島の西海岸の宇遠内まで歩いた。
 ここの売店での会話で耳寄りなニュースがあった。「レブンソウが桃岩展望台の近くで咲き始めた」というものだった。
 レブンソウは、礼文島の名前を冠していることでも分かるように、レブンアツモリソウと同じく、この島の固有種である。前回(2010年)、この島を訪れた際には自然界のものは見ることは叶わず、高山植物園に咲いていたものを見たのに過ぎなかった。
 この日の午前中、高山植物園に行き、この際、レブンソウは見ているが、できることなら自然界に咲いている花を撮影してみたいと思っていたので、このニュースは渡りに船であった。
 宇遠内から帰り、すぐその足で桃岩展望台の駐車場に行ってみる。
 ここに咲き始めたということは聞いたが、具体的に何処で咲いているかは分からない。ということは、何処を探していいか見当の付けるにも付けようがない。いわば海の中に落ちた10円玉を探すようなもので、初めから無理な相談だ。
 この駐車場の一角にトイレ棟と役場職員の詰所棟が建てられている。ここに職員がいたら尋ねてみるつもりで、ここの扉を開ける。すると、幸いなことに部屋の中には2人がいた。部屋の真ん中でふんぞり返っている人物はガイドのようだ。職員はというと土間の隅っこで小さくなっていた。私としては、職員でもガイドでも、どちらでも構わない。場所さえ分かれば、それで目的が達成できるからだ。
 私の目的をいって教えを請うと、ガイドのほうが椅子にふんぞり返ったまま、「そんな話は聞いていない」と無愛想な返事だった。職員はというと、黙ったままであった。こんな横柄な態度には、内気な私でもいささか腹が立ってきた。「今、咲いていなくともいいから、何時も咲く場所は何処か?」と少し怒気を込めて尋ねると、私の語気に驚いたのかどうは分からないが、「咲くとしたら駐車場から少し降った所で咲く」と教えてくれる。
 駐車場から花を探しながら車道を降っていく。それらしきものにはなかなか出合わない。『これはダメかもしれない』と諦めかけたとき、ガイドに引率された観光客の一団に出会った。このガイドにダメ元(ダメで元々)で尋ねてみると、「このカーブを曲がって少し行った所に少し咲き始めている」と親切に教えてくれた。
 その場所まで行くと、なるほど、咲いてはいたが、道路からそこまでは距離があった。200mmのズームレンズをいっぱいに伸ばして撮るが、出来上がりの可否については『神のみぞ知る』という極めていい加減なものなので、これを補う意味で何時もより倍ものシャッターを押しておいた。結果は、この2枚が何とか見られるものだったが、その他は総て失敗作だった。
 なお、このレブンソウとチシマゲンゲは似ていて見分けが付け難いが、レブンソウのほうは葉っぱの縁が白くなっているので、緑一色のチシマゲンゲとは異なり、これが見分け方のポイントである。これは、前回、高山植物園の学芸員の解説の受け売りだ。

レブンソウ①

レブンソウ②

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