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日本百名山を全山踏破 - 2012.10.23 Tue

最後に残った平ヶ岳
 10月21日の午前7時19分、私たちは新潟県と群馬県の県境に位置する標高2139mの平ヶ岳の頂上に立った。
 これをもって私たちの日本百名山(深田久弥選定)の旅は完結したことになる。要するに、北は北海道の離島にある利尻山、南は鹿児島県のこれまた離島の宮ノ浦岳など100の山々の総てに足跡を残したことになる。
 この瞬間は、大きな感動に包まれることだろうと思っていたが、そんな感慨に襲われることはなかった。むしろ、『やっと終わった』という安堵の思いの方が強かった。
 思い起こせば、百名山の旅は1996年(平成7年)の富士山に始まる。
 これから数えれば、100座を登り終えるまでに17年の長きを費やしたことになる。やはり百名山に足跡を残すには、それなりの歳月が必要ということだった。
 だが、最初のうちは百名山を意識することはなく、というより百名山の存在自体を知らなかったのだ。それから間もなく、この存在を知るには知ったが、それに挑戦しようという気はまるで起こらなかった。対象の山が、北海道から九州までの日本全土に広がることもあり、これらへ出かけるには費用の面でも時間の面でも私たちにはとても実行に移せないという事情があって、百名山は遠いとおい夢の世界の話であった。
 それが挑戦してみようということになったのは、こんな経緯があった。
 2009年(平成21年)5月をもって姫君が33年にわたって経営していた商売(スナック)を廃業することになった。これを手伝っていた私も自動的に失業を余儀なくされ、2人ともに毎日が日曜日という憐れな状態に追い込まれた。
 これによって時間の制約からは解放されたが、解決されないで残ったのは費用の面である。今までも赤貧を洗うがごとき生活であったのが、2人ともに失業の身になり下がっては月々に僅かではあるが得ていた収入すらも失ってしまった。
 でも、『窮すれば通じる』の例えどおり、必死で考えた末、野宿を重ねて山旅を続けることを考え付いた。
 そこで、ワンボックスカー(ハイエース)を寝泊まりならびに食事もできるように内部を改造して目的を叶えることにした。
 手始めに、09年11月に九州在の4座を登る。これを終えて数えてみると、アルプス各山に加えて名古屋近在の山など、これまでに39座を登っていた。
 翌10年には北海道の9座を皮切りに四国ならびに関東の山、計30座を消化する。
 11年に残ったのは東北ならびに関東甲信越の山々が31座。前年ペースで登れば、この年で100座を登了となるはずで、現実にも順調に消化ができたが、この年の7月に起きた新潟・福島集中豪雨禍により、この県境にある平ヶ岳は登れなくなってしまう。原因は、道路の崩壊であった。
 この道路が復旧するのは12年10月からの予定だったので、ジッと耐えることになった。
 10月になって登山が可能となったが、どうせ登るなら紅葉が盛りを迎える中旬まで待って登ることにした。
 そして10月も18日になり、『いよいよだ』と腰を上げて、登山口に近い銀山平温泉の宿泊兼送迎バスを運行する民宿に予約を入れるために架電する。すると、「今年の登山口への送迎バスの運行は10月21日までだが、何れも満員である」と、まったく予想だにしない返事であった。
 仕方がないので、私たちにとっては荷が重いが、鷹ノ巣ルートで登るという思わぬ展開となってしまう。
 私たちでは、日帰りは無理があるため、テントを担いで1泊で登ることにした。だが、このコースはタフだった。ようようの思いで登頂が果たせてめでたい結果となったものの、百名山の中でも最もてこずった山だった。

日本百名山、100番目に登頂した平ヶ岳

● COMMENT ●

三太夫さん、日本百名山全山踏破おめでとうございます。
予定通り今年満願成就となりましたね。
厳しい山もたくさんあったことでしょうし、最後の平ヶ岳もハードなコースだったことと思います。
それだけに達成感はより大きかったのではないでしょうか。
これからは好きな山をのんびりご夫婦で歩いて楽しんでください。

百名山完登おめでとうございます

 三太夫さん、ついにやり遂げましたね。おめでとうございます。
 最後の1座が平ヶ岳だというところがいいですね。しかし、もし、これが皇太子ルートだったとしたら、最後にインチキかと思ってしまっていたところです。ちゃんとした鷹ノ巣ルートを登ったことに拍手を送りたいと思います(拍手)。テント担いで、山頂付近で1泊するのもなかなかおつなものと思いますね。あの池塘のあるあたりの雰囲気がよかったことを思い出します。玉子石も見られたことと思います。これからも次の目標を見つけて登山をしましょうね。

 モタさん、こんばんは。
 お祝いの言葉を頂戴し、大変に嬉しく思います。ありがとうございます。
 頂上に立ったとき、もう少し感激するかと思っていたら、こういう感情は込み上げることなく、ヤレヤレ、やっと終わったかという安ど感だけでした。
 このルートは、今の私たちには荷が重く、前の日からの疲労が溜まっていたことや天気が悪くて早く降りることばかり考えていたこともあったと思いますが……。
 私より年長であられるモタさんが、元気に東奔西走しておられる姿に触発はされるものの、老化は私のほうが進んでいるとみえて実行に移すことができません。残念です。

 kitayama-walk さん、こんばんは。
 お褒めいただき、少し面映ゆいおもいです。ありがとうございます。
 本当は皇太子ルートで登りたかったが、物理的に無理だったので、志とはうらはらに実力を越えたルートを歩くことになりました。途中で少し体調が悪くなったのも、このせいではなかったかと思っております。
 でも、時間がたって悪い思い出が薄れてくれば、逆にこのルートを選択してよかったと思うようになるかもしれません。
 kitayama-walk さんは、生涯現役なので遠征の時間を作り出すのは大変でしょうが、残りもそれほどではないようなので頑張ってください。というより、大兄は剱岳北方稜線をやり遂げる技量をお持ちなので、こういうプロしか行かないような山を紹介していただけることに期待をしております。


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