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北海道の花旅・その31 - 2012.09.19 Wed

白雲岳 (はくうんだけ・2229m)
 7月7日、銀泉台(赤岳・白雲岳の登山口)の上空は晴れていた。待ちに待った3日振りの青空であった。
 出発準備も草々に逸(はや)る気持ちに急かされるように駐車場を歩き始める。駐車場の最奥のトイレ棟の先に登山口があり、ここを通過したのが5時35分であった。
 本日の目的の山は、大雪山の赤岳だ。赤岳というと八ヶ岳のそれが有名で、ここのは「北海道にもそんな山があったけ?」という程度の認識しか私にはなかった。そもそも有名な大雪山という名前の山(頂)は存在せず、この赤岳を始め、主峰の旭岳、その他の黒岳、白雲岳などなど、この山域の10数峰の総称が大雪山だという。
 この大雪山は花の宝庫とでもいう山で、その中でも主峰の旭岳、ここ赤岳、隣の黒岳が特に花が多いとガイドブックには説明してあった。
 この登山口の銀泉台の標高が1480m余、最終の赤岳頂上のそれが2078mなので、標高差は600m内外。一方、この間の距離は4.1kmということなので、登山としては一般的というより、手軽な山だといえる。ちなみに、コースタイムは、登りが2時間45分、降りが2時間25分の往復で5時間10分となっていた。
 登山口が歩き始めた最初のうちは林道だったが、何時しか登山道に変わっていた。
 30分くらい歩くと第1花園の標識が出ていたが、花園には縁が遠い何もない所であった。さらに20分ばかり歩くと第2花園だったが、この先でエゾコザクラが少し咲いていたのが収穫といえば収穫という程度で、花の山といわれる割には花が少ないと少し落胆したが、そのうちに原因が分かった。いくらも歩かないうちに、比較的規模の大きい雪渓があった。これをみると、雪のない登山道でも、雪が解けて間もなく、花が咲くにはもう少し時間がかかるらしいことが理解できた。
 6時54分、コマクサ平にやってきた。ここの標識には、ここの標高が1842mだと書き入れてあった。
 ここでは探すまでなくコマクサが見付かり、この地名がコマクサの咲く平らな所を表していることが自然に理解できた。早速、撮影会が始まった。
 ここからは、これまでの不作をカバーするかのように花が次々に現れてくる。ざっと挙げても、チシマキンレイカ、エゾツツジ、エゾコザクラ、エゾノツガザクラなどなど、たちどころに口を突いて出てくる。
 これらを見付けてはカメラに収め……、を繰り返していると、何時の間にやら北海岳分岐の標識の建つ場所にやってきた。ここが北海平という場所で、北海岳から黒岳へ縦走できるとのことだ。
 この北海平から赤岳までは指呼の間で、8時22分には赤岳に到着していた。
 事前の知識では、ここにはチョウノスケソウ、ホソバウルップソウが咲くとのことで、これに期待をしていたが、これまでにはお目にかかることがなかった。
 頂上で休憩している人に訊くと、両者ともにここでは咲かないとのことでガッカリしたが、別の人が白雲岳の方へ行った所に咲いているというので、真っ暗だった目の前にボッと光明が差した思いだった。
 白雲岳までは2時間くらいだとのことだったので、ここまで行ったとしても時間的には充分に可能なので、これらの花を探しに出かけてみることにする。
 赤岳から白雲岳に向かって歩き始め、それほど経たないうちにチョウノスケソウの独特の葉っぱを見付けた。この花を北岳で初めてお目にかかって写真撮影したが、出来上がりが芳しくなかった。翌年、再訪したが、主目的がキタダケソウだったので、この花を撮り直すことは出来なかったという経緯があるので、大喜びで撮影を開始する。
 これを写し終わると、直ぐ近くにホソバウルップソウが咲いていた。ウルップソウは、白馬岳や雪倉岳、八ヶ岳でも見られるが、ホソバと名のつくものはここだけらしいので、これまた珍しいので、これまた熱心にカメラに収めることになった。
 これで目的は達成した。だが、この先にも珍しい花があるかもしれないと思うと、是非、行ってみたいという欲求が強まる。姫君の許可を求めると、あえての反対はなかったので、そのまま白雲岳に進むことになる。
 やはり、この大雪山山系は花の宝庫であった。ここから白雲岳までの道筋には断続的にずっと登山道脇には花が咲いていた。
 10時28分、標高2229mの白雲岳に到着した。
 こうして付録も付いた赤岳登山を終えるが、花の収穫も充分なものがあり、意気揚々、心も晴れやかに下山を開始、14時03分に登山口の銀泉台に帰り着いた。
 なお、層雲峡(ユースホステル)から銀泉台にバスの便があることが分かった。この1番のバスを利用すると、7時頃に銀泉台に着くことができるので、これから同じようなペースで歩いたとして12時には白雲岳に着くことができる計算だ。すると、最終リフトの最終便17時30分までに5時間30分もある。すると、層雲峡の無料駐車場に車を停めて、バスで銀泉台まで行き、ここから赤岳~白雲岳~北海岳~黒岳を縦走して、リフト、ロープウェイを乗り継いで層雲峡に降りるという周回が可能になる。ちなみに、万ヶ一の場合には、黒岳石室を利用することもできる。これを知っていたら、この縦走を試みたかもしれないが、何分、計画性には無頓着な私たちのこと、こんな魅力的なことは終わってから知るのが常である。

白雲岳

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