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2017-06

北海道の花旅・その24 - 2012.09.12 Wed

南暑寒岳 (みなみしょかんだけ・1296m)
 6月も今日が最後の日、北海道に渡ってから25日目である。1ヶ月近くも北海道に滞在したことになるが、そんなに長くいたようには思えない。毎日、毎日が未知の世界なので、こんな感じを抱くのかもしれない。
 本日は雨竜沼湿原である。
 この湿原は、標高850mの辺りに位置する高層湿原で、多くの花が咲くことでも有名だとの説明がなされているので、先の夕張岳以上の収穫があるかも知れないと期待に胸をふくらましていた。
 30日の朝は『道の駅・田園の里うりゅう』で迎えた。本日もよい天気が見込まれる空模様だった。北海道に渡った当初は天気が悪くて悩まされたが、最近はようやく安定してきたようで、ここ数日はずっと晴れた日が続いている。
 5時に道の駅を出発した。
 ここから登山口のある南暑寒荘までは26kmもある。昨日、遊んだ暑寒ダムはこの道筋中間の辺りにあるので、行き方は分かっている。ダムまでは綺麗な舗装道路であるが、この先は未舗装の砂利道であった。一昨日の夕張岳も延々と砂利道が続くので辟易としたが、この道は手入れが行き届いているためか、前者に比べると大きく車が跳ねることはなかったので助かった。それでも、ここまでの所要時間は1時間まではかからなかったが、それに近いものを要した。とにかく、北海道の山はアプローチがこんな具合の所が多いので、これが悩みの種だ。
 凸凹道もようやく終わり、広い駐車場に到着した。ここが登山口のゲートパークらしく、その奥には南暑寒荘の大きな建物が見えていた。
 出発の準備が整い、歩き始める。すると、山荘の前で呼び止められる。「山荘の中へ入って名前を書いてくれ」とのことだった。わけも分からず、言われたとおりにすると、次に「500円を支払え」とのことだ。ようするに、登山届を書かされて入山料を取られたのだ。何れも私の趣旨に反することだが、やり方が上手かったので、気付いたときには「とき、既に遅し」であった。私は、キャッチセールスというものに遭遇したことはないが、引っかかる人はこのように何が何やら分からないうちにサインしてしまうのだろうと妙なことが思い出され、これらを対比させていた。
 建物の外に出て、歩き始める。正確な時間は不詳ながら、6時頃だったと思う。このときの私のいでたちは異様なものに映ったかもしれない。この雨竜湿原は花が多いことでも知られているが、虫も異常に多いとのことだったので、用心のために虫除けネットを被っていたからだ。ちなみに、姫君は、「虫が出てから被る」と申され、こんな不格好なものは被らなかった。
 南暑寒荘のある登山口の標高は540m内外ということから、標高850mの雨竜沼湿原までは300m今日を登るだけでよい。この間、4kmくらいということを考えれば、登山としては楽なコースである。
 このコースは、雨竜沼から流れ出るペンケペタン川沿いを登って行くのだが、途中、滝もない穏やかな川なので、登山道も緩急の差の乏しい歩き易いので、問題なく歩くことができた。
雨竜沼湿原
 7時50分、湿原の入口にやってきた。ここでは小川を渡るようになっているが、これによって靴底を洗い、それに付着した他所からの植物の種などを湿原に持ち込まないようにしているようだ。そしてここからは木道の上を歩くようになる。
 ここから広い湿原を周回するように敷設された木道を歩いて行くが、花はハクサンチドリが目立つ程度で、たいした収穫はない。このハクサンチドリにしても、本州でなら1本生えていても珍しいので珍重されるが、北海道では本州のタンポポ並みにあちらこちらでニョキニョキと生えていて食傷ぎみなので、有難味は薄い。
 半周くらい回った所で、南暑寒岳へ行く道とこの湿原の残り半周をする道に分かれる三叉路にやってきた。ここまでの結果からみて、残り半周でも収穫の乏しいことは歩かなくても分かるので、本日の花は潔く諦めることにし、後は登山に切り替えることに2人の意見は一致した。
 このため、この三叉路を左折して南暑寒岳へと足を向ける。
 ここからは道も登山道になったので、これまでに比べると木道とはいえその傾斜は強くなる。この木道も途切れ、以後は歩き慣れた山道に変わってくる。
 こんな道を登っていくと、ちょっとした広場があり、ここにはベンチなどが置いてあって休憩可能となっていた。ここが上の展望台で、雨竜沼湿原が一望できる。
 この展望台から1時間30分ばかり緩やかに登り上がっていくと、11時頃、南暑寒岳の頂上に着いた。
 こうして雨竜沼湿原で花の探索をする予定が花の収穫が乏しかったために、急遽、登山に変更となった。なお、展望台からこの南暑寒岳の間にも特記するような花は見当たらず、どうしてここが花の山と愛でられるか分からなかった。後になって分かったことだが、湿原の花は時機がいささか早過ぎたし、山の花は南暑寒岳の奥の山、暑寒別岳へ至る道に多く咲くらしいことが分かった。南暑寒岳と暑寒別岳を往復するのに4時間くらいを必要とするらしいので、このときはまったく登る気はなかったが、時間だけを計算すると、先ほどの登山口から暑寒別岳の往復も無理ではない。
 帰りは、来た道を素直に戻るが、湿原内は一方通行になっているので、往路では歩かなかった残り半周を回って、14時過ぎに登山口の南暑寒荘に戻る。
 雨竜市街まで戻り、昨日と同じ『いきいき元気館』で汗を流してから、今宵の宿の『道の駅・たきかわ』へ向かった。
南暑寒岳

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