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2017-11

北海道の花旅・その18 - 2012.09.06 Thu

釧路湿原を周回
 6月24日の朝は曇ってはいたが、久しぶりに青空が顔を覗かせ、ここ数日のうちではいちばん良い天気だった。でも、寒さは変わらずで、薄手のフリースの長袖シャツを着て、車のスターターにキーを差し込んだ。
 そして、一晩、世話になった厚岸町の道の駅を後にし、本日、予定していた釧路湿原に向けて車をスタートさせた。
 釧路湿原は有名なので、名前は以前から知っていた。でも、それがどんなものかはイメージが掴めないでいた。地図を見ると、釧路湿原は広大な区域を指すことが分かるが、見物するには何処をどのように回ればよいかは分からない。ちなみに、一昨年、北海道の百名山を回ったときに釧路に来ているが、ここは通過したのみなので、湿原には足を踏み入れていない。
 地図を見ると、湿原の東側を国道391号が標茶(しべちゃ)町に向かって伸びている。取り敢えず、この道を走ってみることにする。
 結果的に、これが正解だった。
 釧路湿原は広大であって、この中を自在に歩くことはできない。この湿原の要所、要所に展望台が設えてあり、これらを車で周り、湿原の雰囲気を味わうのが一般的な観光のようだ。そして、この国道391号から入ることのできる展望台として、細岡展望台、コッタロ展望台の2つがあった。
 こんなことは後になって分かったことで、このときはこの道を走って行ってよいのだろうかと半ば疑心暗鬼に陥っていた。
 だが、間もなく「釧路湿原・細岡展望台」の標識が目に飛び込んできて、『この道でよかった』と、胸を撫で下ろすことになった。
 国道から左折して細い道を進んでいくと、踏切があり、少し先に駅らしき施設、プラットホームが見えていた。これで思い出した。旅行社のパンフレットで、釧路湿原の中を走るノロッコ号に乗って観光することを売りにしていたことを……。ちなみに、この踏切、細岡駅近くに無料の駐車場があるので、ここに車を停めてノロッコ号で次の標茶駅を往復する方法もあることも思い付いたが、列車の時刻表もなく時間の塩梅が分からないということもあって実行に移すことはなかった。
 細岡駅からしばらく進むと、左手に駐車場があった。この駐車場から細岡展望台までは歩いて行くらしいので、私たちもここへ車を乗り入れて停める。
 車道とは別に遊歩道が付いていたので、この道を歩くことにする。展望台までずっと登り勾配の道が続いていた。車道も展望台まで、いや、その先まで続いていたので、展望台まで車で行くことができたが、これは後になって分かったことだ。
 展望台自体、高台にあるので、湿原が俯瞰でき、その広大な湿原を垣間見ることができるという仕掛けだ。だが、水の部分が少なくて湿原という感じはせず、だだっ広い荒野といった趣が強かった。それでも、釧路湿原の大きさだけは実感できたことに満足して、この細岡展望台を後にする。
細岡展望台
 駐車場からは、再び、同じ道を通って国道391号に出て、これを北上すると、次に現れた標識はコッタロ展望台が左手にあることを示していた。
 これに従って左折して前進する。しばらくは舗装された良い道だったが、これが地道に変わった。砂利道だと、私たちの車は原則貨物車(ハイエース)なので、振動が激しくて大変だ。スピードを落としてノロノロと走るが、少しでも窪みがあるとリバウンドがあるので、必死に地面を見ながらの運転が続く。こんな運転が10数分続いたか、いや、もっと長時間だったかは定かでないが、左手に展望台の駐車場が見えてきて、ヤレヤレであった。
 このコッタロ展望台は山の上にあるので、ここまで登ることになる。最初は階段、続いて登山道並みのジグザグ道が待っていた。頂上というか、展望台までの所要時間は10分か、15分といったところだ。
 展望台からは湿原の中を流れる小さい河川を上から見ることができ、それはそれなりに感動的な景色ではあった。でも、大きく蛇行する川の青い色と、緑の草原といった写真で見るようなものではなかった。
 ここからは、再び、国道391号に戻って標茶町から湿原の西北端の鶴居村に出る予定だったが、先ほどの悪路を2度も通る愚は避けたいので、逆方向から鶴居村へ出ることにした。
 鶴居村には、今年の3月にツアーの一員として訪れている。ここにはタンチョウの給餌場があって、ここにタンチョウが集まってくるので、この撮影をすることが主目的であった。結果はまずまずであったが、もう1度、近くでタンチョウを写してみたいという願望もあったので再訪することに決めていた。ただし、餌に不自由しない今の時期にタンチョウが、わざわざ給餌場にやってくるだろうかという疑念はあったが、遭遇しなくて元々で、遭えれば儲けものだと思っていた。
 ここの給餌場は、有名な老婆が管理人を務めていることで知られている。ここを訪れたとき、この管理人一家が車に乗ってどこかへ出かけるところであった。餌を与える管理人が外出するようでは、タンチョウは訪れていないだろうと見当が付き、少し落胆した。でも、見るだけは見てみようと思い、柵の手前まで行ってみると、遠くで餌をついばむタンチョウが10羽余もいるではないか。これを見て大いに喜んだのは言うまでもない。だが、タンチョウのいる場所が悪い。観光客が近付くことのできる柵から距離があり過ぎる。これは3月に写した時よりも遠く、撮影環境はかなり劣る。それでも、私の望遠レンズをいっぱいに伸ばして何とかとらえられないかと努力はしてみるも、結果は見るまでもなかった。
 しばらく、粘って見ても、タンチョウは近寄ってくる気配はサラサラなく、私の方が根負けして、タンチョウの撮影には終止符を打つことにした。
 ここから道道53号を釧路市方面に南下、温根内高層湿原へと向かい、この湿原の木道を1周りする。ここの湿原には、ミズバショウに似たヒメカイウやエンコウソウなど、私にとっては初見の花に多く出合うことができ、一気に満足感が高まることになった。
 こうして満足感に包まれて、今夜のねぐらとする『道の駅・しらぬか恋問』へ車を走らせることになった。
コッタロ湿原

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