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2017-10

北海道の花旅・その9 - 2012.08.23 Thu

1週間ぶりに北海道に戻る
 6月15日、4時過ぎに目覚めると青空が広がっていた。
 これを見ていると、オタトマリ沼に映る逆さ利尻山が瞼に浮かんでくる。でも、昨夜の姫君との会話を思い出し、慌ててこれを振り払っていた。
 昨夜、姫君の「明日、また、行くのでしょう?」との問いかけに対して、「もういい。多少は姿を捉えたので諦めるよ」と、私は潔く逆さ利尻山の写真を撮るのを諦めることを宣言したのだ。これを今日になって早くも、ひっくり返すのは私の軽薄さを表すような感じがして言い出し難い。
 このため、これから鴛泊港へ向かい、8時40分発のフェリーに乗って稚内に戻るという予定を忠実に実行に移すことにした。
 港に着いても、時間が早過ぎて受け付けはしていなかった。仕方がないので、血が場で時間を潰すことにして、その候補はペシ岬とした。
 前回も今回も、ペシ岬には足を踏み入れていない。また、昨夕、このクジラの形をした岬の先へ夕陽が落ちていくのを目の当たりにしたことも、ここを候補地とした理由だったと思われる。
 ここまで車で行けないかと探してみるが、そのような道はなく、歩いて行くより他にここへ行く方法がないことが分かる。
 車を登り口近くの漁港の空地に停めて歩き始める。急勾配の道ではあるが、勾配のきつい場所は階段ができていて、また、何もない地道も広くて歩き易い道が整備されていて、遊歩道というにふさわしい道が頂上(?)まで続いていた。
 こうして時間を潰してフェリー乗り場に行くと受け付けは始まっていた。ここは、運転手と同乗者は別々に異なった場所から乗船する決まりになっていて、姫君は乗客の乗船場所に並ぶ。このとき、ここには100名以上の乗客が並んでいて、どこにこんな多くの観光客が分散していたのかと驚いた。このフェリーに積み込まれた観光バスだけでも5、6台ではきかなかっただろう。
 船内は満員で、後ろ甲板の風が吹きさらしの椅子席しか空きはなかった。でも、乗ってしまえば、2時間弱で稚内に着いてしまうので、ここでも不自由はない。むしろ、ここからは今離れた利尻島がずっと見えるので、寧ろ、都合が良いといえる。
 この甲板から次第に小さくなり、次第に輪郭があやふやにぼやけていく利尻山を見送り、また、この島を訪れることができるだろうかと柄にもなく、妙にロマンチックな気持ちになっていた。 
ペシ岬

サロベツ原生花園を再訪
 10時20分、定刻通りに稚内港に到着した。
 稚内では特に予定もなかったので、前回、空振りに終わったサロベツ原生花園を再訪することにする。この前、ここを訪れたのは6月8日。今日は15日なので、この間、1週間が経過している。エゾカンゾウもさぞかし見ごろとなっているだろうと思い、心も軽く車を走らせていた。
 サロベツ湿原に到着したが、多いと予想していた観光客の車も前回と変わらぬ閑散としたものであった。湿原に入っていくが、黄色に埋まった湿原とは程遠く、何もない湿原というのに相応しいただずまいであった。係員によると、「エゾカンゾウが咲き始めた段階」と1週間前とまったく同じ説明だった。
 ここにも湿地特有のイソツツジ、ワタスゲ、ツルコケモモなどが咲いているのは利尻島と同じであった。イソツツジとかワタスゲは、ここのものより利尻島の南浜湿地で見たもののほうが綺麗だった。
 この南浜湿地に比べると、このサロベツ湿原の設備は格段に上等だった。でも、この立派な設備が裏目に出ることもある。両者を比べると、木道の高さに差異がある。サロベツのものは立派に作られている分、湿地面からの距離が高い。ということは、木道面と湿地面の距離が長くなる。これだと、ツルコケモモといった類の極小の花を写真に収めるには被写体とカメラの距離が長くなるので接写がし辛くなり、不向きだ。これに比べると、南浜湿地の場合、カネをかけられていないだけに木道が貧弱で、木道と湿地面が近いので木道の上に三脚を立ててじっくりと丁寧に写すことが可能である。両者を比べれば、出来栄えの差は歴然としている。どちらが良いかは言うまでもないことだ。
 このように余り収穫のないまま、稚内へ戻ることになる。
 前回、稚内ではノシャップ岬の駐車場に泊まった。だが、昨年、JR稚内駅を新築した際、隣接地に道の駅が造られていて、ここでも宿泊が可能となった。
 どちらを今宵の宿とするかを決めるため、ノシャップ岬も再訪しておこうということになり、2年ぶりに訪ねてみる。
 市内に道の駅が造られたためか、18時近いというのに宿泊すると思しき車はまったく見当たらない。他の施設は以前と変わらないが、私たちも新しい道の駅で泊まることにして、ここを後にした。
納沙布岬ではない野寒布岬(のしゃっぷみさき)

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