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北海道の花旅・その8 - 2012.08.22 Wed

ツバメオモトの大群生に遭遇
 昨夜、姫君と本日(14日)の行動について相談する。
 利尻島では、まず未踏のルートである沓形コースで登ることを漠然と考えていた。しかし、昨日の役場で得た情報ではこのルートは危険があるので、鴛泊コースで登るよう指導された。この鴛泊コースは、一昨年、登っているので、それほど食指は動かない。というより、大変な思いをして同じルートで登るのは敬遠したいというのが2人の本音だった。加えて、是非、ここで見てみたいと思っていたリシリヒナゲシは礼文島で見て、目的は達成していることも気乗りしない遠因であるかもしれない。そこで、今回は利尻山への登山は行わないことで意見の一致を見る。
 14日、大磯の駐輪場で快晴の朝を迎える。
 本日は姫沼、ポン山など、前回、歩いていないスポットの観光で1日を過ごす予定である。
 だが、この前にやることがあった。オタトマリ沼に映る逆さ利尻山の撮影と、昨日、南浜湿原で見付けた初見の花、ツルコケモモの形の良いものを見付けて再撮影という仕事が残っていた。
 オタトマリ沼には7時20分に着いたときには、利尻山の姿は綺麗に見えていて、先ずは胸を撫で下ろす。だが、沼に近付くと沼面にはさざ波がたっていて、沼面の利尻山は形を歪めていた。しばらく待ってみたが風は治まらず、綺麗な逆さ利尻山にはならなかった。プロのカメラマンなら、もっと辛抱強く待つのであろうが、元々、気の短い私には「待つ」という言葉は似合わず、早々に諦める。
 次に南浜湿原を訪れる。目的のツルコケモモは、昨日、偶然に見付けるが、何分、実物は小さく、花を見付けたわけではなく、赤というか、暗赤色のものがあり、何かと思ってマクロレンズで覗くと花らしいことが分かったという次第だ。このとき、一応、カメラには収めたが、果たして上手く撮れているか否か分からないのだ。
 前日、この花を見付けた場所に行き、丹念に辺りを探すと、カタクリのように花びらを後ろに巻き込んだものが見付かり、大喜びして丁寧に撮影する。
 これでやり残した仕事は終え、本日の予定に取りかかる。
 先ずは、姫沼へ行ってみる。ここには沼を一周するルートが造られており、この道沿いにはノビネチドリなどが咲いていて、そこそこの収穫はあった。ポン山へは、ここからでも行くことができるが、ここからだと時間がかかるので、楽ができる利尻山の鴛泊コースの登山口である北麓野営所のほうから登ることにして、こちらへ移動する。
 ここからポン山へ行くには、甘露泉水までは利尻山登山道と同じ道だが、この先で左折するとポン山への道となる。ちなみに、利尻山はこの道を真っ直ぐに進めば良い。
 ポン山は、低い山だが双耳峰で、各々の頂を大ポン山(444m)と小ポン山(413m)と呼ばれている。登山口の標高が210mなので、この山へ登るのに必要な標高差は200m余に過ぎず、登山というのは大袈裟で、強いて言うならトレッキングがお似合いだ。
 甘露泉水を過ぎて出てきたのは、ツバメオモトだった。前回、ここを登ったときは、この花はまったく見かけなかった。このときは7月だったので、今とはちょうど1ヶ月ズレているためなのだろう。このツバメオモトは、大ポン山に至るまで登山道に断続的に咲き、目を楽しませてくれたが、他の花となるとここではまったく見ることはなかった。
 登山道は三叉路になっていた。左が大ポン山、右が小ポン山となっていた。私たちは、もちろん、左折した。後で分かったことだが、大半の人たちは大ポン山へは行くが、小ポン山へ行く人は稀らしい。これは登山道の歩かれぶりから見ても直ぐに理解できることだ。
 大ポン山の頂上からは利尻山が綺麗に見えていて、これが一番の見所だが、今朝ほどオタトマリ沼で充分過ぎるほど美しいこの山を見ているし、私たちとしては2番煎じで、それほど感動はわかないこともあって、早々に帰ることにする。
 小ポン山と甘露泉水への分かれ道の所まで戻ってきた。このとき、フッと、小ポン山へも行ってみるかという気持ちが起こった。姫君にご意向を尋ねると、「行ってもいいわ」とのことだった。これで、右折はせずに小ポン山へ向かって真っ直ぐに歩き始める。
 この選択が、結果的に良かった。歩き始めて間もなく、ツバメオモトの大群生地に出合ったのだ。その林の中、目の届く範囲には何処にも白い小さい花が密生していた。今年の春先、上高地でニリンソウの大群生を見たが、ちょうど、これに似た素晴らしいものであった。
 小ポン山の頂上は樹林の中の小広場で、見晴らしも悪く、およそ頂上らしくない頂上だった。これでは大半の登山者が、ここまで来ない原因になっているのかもしれない。
 こんな頂上に長居は無用である。写真を撮っただけで、直ちに踵を返し、帰ることになる。
 こうして2時間ばかりのポン山登山、いやトレッキングは終わるが、ここのとき、まだ13時だった。
大ポン山頂上

利尻島巡り後半
 フェリー会社と、礼文町と利尻町と利尻富士町にある3つの温泉がタイアップしてスタンプラリーを行っており、私たちは、既に礼文島のうすゆき温泉と昨日の利尻富士温泉で2つをクリアしている。残るは、利尻ふれあい温泉と、稚内のハートランドフェリーの2ヶ所でスタンプを押せば完了だ。
 このため、本日は沓形にある利尻ふれあい温泉に入る腹積もりであった。このため、まだ時間は早いが、沓形へ移動することにする。
 沓形で、この温泉を確認してから、近くの沓形岬に遊ぶ。ここは原生花園になっていて、エゾカンゾウやハマナスなどが咲いていたが、目新しいものは何もなかった。
 それより、この日、ここの港には、「ぱしふぃく びいなす号」が入港していて、ひと際、その威容が精彩を放っていた。こんな大きな客船(26000トン)を目の前に見る機会は少ないだけに、いい目の保養ができたと喜んだ。
 ここで遊んでもなおかつ、まだ、時間は早い。このため、近くにある見返台園地へ行ってみた。ここは利尻山の沓形コースの登山口でもあるので、次の機会があるかないかは別にして、ひと目、見ておきたいと思っていた。
 この展望台からは、天気もよいので利尻山の頂上がハッキリと見え、頂上の社らしきものも肉眼で見え、登らなくてもよいとなると、登っておけばよかったと思えてくるので人間は勝手なものだ。
 まだ、日は高かったが、風呂に入ることにして、利尻ふれあい温泉に出向く。
 汗を流してスッキリしたが、心の中ではスッキリしないものがある。今朝ほど訪れたが、風によって充分な成果が上がらなかったオタトマリ沼に映る逆さ利尻山だ。海辺では朝方とか、夕方には風が凪ぐと聞いている。ひょっとすると、今頃から出掛ければさざ波1つない静かな沼面に期待できるかもしれない。また、ダメだとしても、ここの駐車場に泊まれば、明朝に期待できる。
 このように考えると、いても立ってもおれない衝動に駆られ、オタトマリ沼まで足を伸ばすことにする。
 そして、ここへ向かって車を走らせていると、利尻山には雲がかかったり、取れたりと目まぐるしく変化している。風が止んだとしても、雲により山が隠れれば何もならないので、山を横目に見ながらヤキモキしながら車を走らせた。
 こうして、やっと着いた。このとき、山の中腹まで雲に覆われていたが、頂上部分は姿を表していた。充分とまではいかないが、頭だけでも見えればありがたい。先ずは手前の南浜湿原の池に映る利尻山の姿を捉えるべく車から降りたものの、さざ波に池面に映った頂上はユラユラと揺れており、朝と変わらない状態だった。
 それならオタトマリ沼だと、ここへ車を進ませた。だが、これは意気込みだけが先行、結果は無残なものであった。今朝がた同様で、結果の好転はなかった。
 今日は、ここで泊まるつもりなのでのんびりしておればよい。ここには売店や食堂が何軒かある。ここの人が近寄ってきて、「朝、5時頃に風はピタッと止むので、これを狙えばよい」と親切に教えてくれる人もいた。そのうちに、これら売店や食堂は店を閉めて静かになった。これらの関係者は通いのようで、みんな、帰って行ったようだ。このとき、トイレを見ると入口のシャッターが下りていた。ここで初めて夜間は使用禁止になることが分かる。トイレが使えないのでは、ここに泊まることはできない。
 仕方がないので、移動することにした。鴛泊港の手前にも、駐輪場名目の便所を備えた駐車場があることを知っていたので、ここで今夜は泊まることにした。
 7時過ぎに、この駐輪場に到着。夕食を摂っていると沈む夕陽の色が綺麗になってくる。慌てて、カメラを持って飛びだして夢中でシャッターを押した。
ペシ岬沖に沈みゆく夕陽

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