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2017-06

北海道の花旅・その3 - 2012.08.17 Fri

幸先よい礼文島での初日
 礼文島には6月8日から13日の足かけ6日間(実質4日半)滞在した。
 6月8日、収穫のなかったサロベツ湿原を後にして海岸道路、オロロン街道を走って稚内市に車を進める。ここに到着して、まず最初にフェリー会社に礼文島に渡る船について問い合わせた。すると15時25分発の礼文島行きに乗船が可能だとことが分かった。
 礼文島には、コンビニ程度でスーパーはないことは分かっているので、稚内で買い物を済ませて、予約した便に乗る。前回は、登山が主目的だったので利尻島から礼文島の順で周ったが、今回は目的が花なので前回とは逆になった。
 2時間ばかりの船旅の後、17時20分、予定どおりに香深港へ到着。直ちに、今宵の宿となる香深井の駐車公園へ車を走らせる。道の駅となると、18時前という時間帯なら何台も1夜を明かす車が停まっているのだが、ここには車の影はなく、私たちが占有することになりそうだ。この礼文島にしろ、隣の利尻島にしても、フェリーで車を持ち込むと高くつくために車ごと渡ってくる人が少ないということも原因かと思ってもみる。
 6月9日、夜が明けると外は小雨が降っていた。これでは花を見るにも支障があるので、今日1日は、何処へも行かずに停滞を決め込むことに早々と決定する。
 ご飯を炊いて朝食を済ませると、もう後は何もやることがない。港まで行けば風呂(礼文温泉うすゆきの湯)があるので、ここで時間を潰すつもりだが、せめて10時にならなければ、こことて開店はしていないだろうから、車の中でゴロゴロしているよう他にやることもない。
 そうこうしていると雨は上がってきた。でも、依然として黒い雨雲が低く立ち込めていて、天気が快方に向かったわけではなく、花は無理だろうことは分かる。
 退屈なだけに、『花はダメでも、雨が降っていなければ観光くらいはできるだろう』と理屈を付けて、礼文島の西海岸で唯一、開けている元地のほうを見学することにして、ここへ向かう。
 元地に着いたが、天気は相変わらず思わしいものではなかった。
 元地は、海岸でメノウ拾いができるということだったが、今では拾いつくされたのか、労力を費やしても収穫には期待できなくなっているらしい。これ以外には、地蔵岩、桃岩、猫岩という奇岩の見物だけである。なお、ここには観光バスの駐車場もあって、前回、ここへきたときには観光バスも入ってきていたが、これが有料になった現在では、手前のトイレのある桃台猫台展望台までのバスが殆どで、ここまで入ってくるバスも殆どなくなり、観光客は激減したと2軒ある土産物店は嘆いていた。
 桃台・猫台展望駐車場に行ってみると、何台かの観光バスも訪れていて、その客は良好とはいえない景色を見物している。この駐車場で、私にとっては初見の花であるネムロシオガマを見付ける。こうなると、俄然、花の虫が騒ぎ始め、姫君を口説いて桃岩展望台へ車を進める。
 大型バスのツアー客は、この展望台駐車場までは入れずにトンネルの入り口がら歩いて登っていくが、私たちのような小型車は駐車場まで車を乗り入れることができるので姫君も賛成したという経緯があった。
 この展望駐車場から礼文島の最南端の知床集落(世界自然遺産の知床ではなく、礼文島の知床という小さな集落)まで遊歩道が設けられていたので、少しだけ散策することになる。
 ここでさらなる発見があった。それは、カラフトハナシノブだった。もちろん、このときに正確な花名は知らなかったが、珍しい花だということは直ぐに分かった。
 これで私のテンションは高まるばかりだった。あまり乗り気でない姫君を何とか口説いて前進することにする。内心では元地灯台辺りまで行きたかったが、姫君は本日は完全休養日だと決め込んでいて初めから歩く気はないので、私の希望を大っぴらには言いだせないでいた。
 このとき、前方から登山者がやってきた。尋ねると、桃岩展望台から元地灯台までピストンしてきたのだという。目ぼしい花があったかを尋ねると、元地灯台の手前にクロユリの群生地があったとのことだった。
 これで姫君を説得する材料ができ、内心、喜んだが、それを顔には出さずにクロユリの群生地まで行って引き返すことを提案すると、姫君もアッサリと同意する。
 群生地まではいくつかのアップダウンがあり、結構、距離もあったが、目的がハッキリとしているので張り合いがあり、それほど遠いとは感じなかった。
 そして、目標の所にやってきた。先ほどの登山者がいうようにクロユリの群生地であることには違いはなかった。だが、これらを撮影するとなると、群生地というのにいささか抵抗があった。多くあるクロユリの大半が、周囲の雑草の中に紛れ込み、目では多くのクロユリが確認できるが、カメラではこれが上手くいかないのだ。初日のスズランと同じような状況であった。
 この帰りには礼文林道にあるレブンウスユキソウの群生地を訪れてみたが、これは空振りに終わった。この花は、7、8月に咲くので、6月の今では早過ぎた。
 この日は、花には関係ない休養日のはずであったのが、天候の持ち直しもあって、おもわう収穫に恵まれ、ニコニコ顔でゆうすぎの湯に向かった。

元地の名所 ・ 地蔵岩

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