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2017-06

信州への逃避行 - 2012.08.15 Wed

信州はやはり涼しかった
 8月3日、北海道ならびに東北の旅から2ヶ月ぶりに名古屋に帰ってきた。
 今年は涼しい夏を過ごしただけに、心配は名古屋特有の蒸し暑い夜を如何に過ごすか……、だった。幸いのことに帰った当日の3日夜は比較的に過ごしやすいサラッとしていた。このため、風の通る10階の部屋ではこの時期にしては快適な1夜を過ごすことができた。
 でも、良かったのはこの日だけ。以後、何時もの蒸し暑い日が続き、寝ているとパジャマの首筋がグッショリと濡れ、汗が絞れるくらいとの表現も大袈裟ではないと感じられるくらいだった。
 こんな夜を2、3日も過ごすと、涼しかった北海道が懐かしく思い出される。何しろ、北海道では函館の1夜を除くと、肩までシッカリと布団を掛けて寝ていた。特に6月中は涼しいという表現は誤っていて、寒い冷たい夜が続いていた。日中でも、半袖のシャツでは寒いので長袖を着ていたが、そんなことは想定していなかったので持っていったシャツの大半が半袖だったため、着るものに困ったくらいであった。
 そして、また涼しい所へ行きたいと思うようになり、近場では信州なら涼しかろうということになる。でも、9日に一般公開される尾張旭市の湿地、吉賀池湿地でサギソウを見たいという希望もあったので、これまでは行動に移すのを我慢していた。
 8日の夕方、車には必要なものを積み込み、その日に備えた。
 湿地の公開は、9日の9時から12時までの3時間と決まっていたので、9時過ぎに現地に着くように自宅を出発した。
 私は、サギソウの実物を見たことはなく、写真でその姿形を知るだけだった。
写真で見たといっても、なかなかお目にかかことのない花だけに、どのように
咲いているかを想像することは出来なかった。……が、1つでも探し出すことができれば上出来だろうと漠然と思っていた。
 でも、この想像は外れていた。湿地に敷設された木道の両側にはサギソウがいっぱいに咲いていて、探し出す必要はまったくなかったのだ。もちろん、被写体に適したもの、不適なものなどあるので、形の良いものを選ぶという手間がかかるのは何時も通りだったが……。
 この収穫に大喜びして信州に向かったのは言うまでもない。
 信州といえば、北アルプスが真っ先に思い当たる。
 このうち、何処へ行こうか迷ったが、花があって楽できるとなると、思い付いたのは八方尾根だった。八方尾根は、積雪期にしか行ったことはなかったが、ここの花の噂は聞いていたし、ゴンドラとリフトを乗り継いで行けば、標高1800mまで連れて行ってくれるので、楽々登山の見本みたいである。
 だが、白馬まで行くのが意外に遠かった。中央自動車道とか長野自動車道を使って豊科まで行くのであればそれほどでもなかっただろうが、19号線を走って行くとなると、この比ではない。
 夕方、ヘトヘトになって『道の駅・白馬』に到着する。
 いつもなら風呂を探すところだが、この日は風呂などどちらでもよく、早く休みたいので、明るいうちから酒盛りをして、何時の間にやら眠ってしまった。
 長野県は想像していたとおり、涼しかった。前日、車を走らせていると、道路脇の温度表示は25度くらいから1度、2度と低くなり、確認できた最後では20度くらいまで下がったような記憶がある。この気温だと、北海道同様に掛け布団のお世話になって寝た。
 白馬のゴンドラ乗り場の周辺には駐車場があるとのことだが、私たちはこれを利用したことはなく何処にどんな規模のものがあるか知らなかった。ちなみに、これまでは、タクシー会社に車を預けて、登山口までタクシーで送ってもらっていた。
 このため、早めにゴンドラ乗り場の近くにあるという駐車場に行くことにした。この駐車場は無料で、八方のバスターミナルの隣にあった。この他に第2駐車場があることも分かり、何もわざわざタクシー会社に車を預けることはなかったことが今になってやっと分かった。
 この駐車場で朝食を摂りながら、8時から運転を開始するというゴンドラを待った。
 ゴンドラと2本のリフトを乗り継ぎ、八方池山荘に到着すると、真っ先にヤナギランが出迎えてくれた。ここを起点にして八方池まで花を探しながらユックリと歩いて行くが、結構な収穫があった。
 次は何処へ行こうかと考えた結果、思い付いたのが蓮華温泉から、近くの湿地を巡る周回コースだ。
 白馬駅近くの農協スーパーで食材を買い、蓮華温泉に向かって車を走らせ、途中、『道の駅・小谷(おたり)』で風呂に入った。余談だが、ここで耳寄りな話を聞いた。この近くに有名な小谷温泉があるが、ここは観光地化している。この近くに奉納(ぶのう)温泉があり、ここがなかなかの名湯だ。ここに浸かれば、傷口など直ぐに塞がる効能がある。傷の内部が直りきらないうちに外が塞いでしまうため、中が生んでしまうほどだ……、と。マユツバ臭かったが、翌日、ものは試しとこの温泉に立ち寄ってきた。ただし、効能のほどは何とも言えないが、ツルツル感の強い温泉であったことは確かである。
 姫川温泉から嫌になるほど林道を走ると蓮華温泉に到着する。
 この林道の終点が、車3、40台を収容可能な駐車場になっていて、車はここまで。この駐車場の先に蓮華温泉がある。
 駐車場は、既に8分がた埋まっていた。私たちが、前回、ここに昼過ぎに到着したときには私の車1台を停める余地は残っておらず、夕方まで待って下山者が車で帰るのを待って駐車することができた。この当時と現在を比較すると、登山者の数が減少傾向にあるかとも思ってみる。
 ここでの1夜も涼しく、布団を掛けてグッスリと眠ることができた。
 翌朝、晴れの予想だったが、これは外れてどんよりとした曇り空だった。こんな天気でも登山者は早くから発っていく。これを横目に眺めて、ユックリと朝食を摂る。
 8時過ぎにカメラだけを持って、兵馬ノ平へ向かって歩き始める。
 この湿地には、さほど目ぼしい花はなかったが、トリカブトがもう花を咲かせており、何だか秋の風情を感じさせた。ここからカモシカ展望台を回る周回ルートを歩いたが、ここは思っていたより長く、前日の八方尾根を上回る運動量をこなすことになった。
 12日の日曜日は天気が悪いとのことだったので、雨の中を帰る心づもりであったので、塩尻にある『道の駅・小坂田公園』まで車を走らせ、ここで信州最後の夜を過ごすことにする。
 ここまで南下すると信州といえど、これまでとは異なって涼しさの度合いは低くなり、上布団を掛けなくてちょうどよい加減という状態であった。
 翌朝、目覚めると予報とはうって変わって、上空は青空であった。この青空を見ていると、このまま帰ってはもったいないと思えてきて、近くの高ボッチ山に立ち寄ることにする。
 ここでの収穫は殆どなかったが、それでも何故だか失望感も味わうことなく、上機嫌で帰ることができた。
 こうして手近な避暑旅行は終わったが、これからもこれに代わる場所を探して、ときどきは暑い名古屋から抜け出したいと思っている。

登山者ならびに観光客で賑わう八方尾根

● COMMENT ●

蓮華温泉

 三太夫さん、おばんです。
 私も、7/30の朝、蓮華温泉の駐車場に行きました。この日は、午前1時に京都を出発し、北陸道を走り、糸魚川ICから国道に入り、姫川温泉から県道に入り、蓮華温泉に到着したのは午前5時過ぎでした。蓮華温泉に着く前の道の路肩にたくさんの車が駐まっているので、こりゃあ大変だと思っていたのですが、駐車場には3台分の空きスペースがあり、何とか車を駐めることができました。この時期は、蓮華温泉から白馬岳、朝日岳に登る登山者がかなりいるということが分かりました。

 私は、今回は蓮華温泉から白馬岳に登り、白馬山荘で1泊し、雪倉岳→朝日岳と縦走し、朝日小屋に泊まり、翌日蓮華温泉に下りてくるという計画をしていました。しかし、白馬山荘から朝日小屋に連絡したところ、7/31は学校の集団登山で泊まれないと言われ、周回を断念せざるを得ませんでした。やはり、計画どおり進まないと口惜しいですね。朝日岳はまたの機会に登ることにします。

 蓮華温泉には、外湯がたくさんあり、歩いて行くと結構時間がかかります。そこで下山した際に、蓮華温泉ロッジの内湯に入りましたが、かなり温度が高くて、熱い熱いでしたね。

 kitayama-walk さん、おはようございます。
 以前、蓮華温泉に行ったとき、ここの石垣にタカネバラの残滓を見たことを思い出し、ひょっとしてと勝手に期待して再訪したというのが本当の理由でした。でも、そう上手いことはいかず、残滓すら見ることはできずに終わりました。天狗ノ庭の辺りにも咲いていると聞いたことがあるが、kitayama さんはご覧になりましたか。
 kitayama-walk さんのブログで綺麗なウルップソウを拝見、7月末はこの花の盛りのようですね。私は北海道で見ることができました。kitayama さんが予定通りの山旅ができていたら、雪倉岳で素晴らしい群生が見られたことでしょう。
 蓮華温泉の内湯には私も入ったことがあるが、気にいるところまではいかず、今回はパスして道の駅に併設された温泉とか、奉納温泉に入りました。

ウルップソウの花

 天狗ノ庭付近では、タナネバラは見ることができませんでしたね。時期的には遅いのでしょうか?よくわかりません。ウルップソウは白馬岳周辺にはたくさん咲いているのですが、7月中頃が盛りなのでしょうね。8月に入ると、ほとんどの花が終わっていました。まだ花が咲いている花を何とか探して写真に収めたというところです。雪倉岳と朝日岳は来年のお楽しみにしておきます。

 kitayama-walk さん、こんにちは。
 タカネバラは、ハマナスに良く似た花で、その面では嫌というほど見たが、やはりタカネバラを見てみたいと思ったのです。なにしろ、タカネバラを見たのは1回こっきりだったので……。
 私が白馬岳でウルップソウを見たのはお盆山行のときで、村営宿舎のすぐ前でした。雪倉岳のウルップソウが全部、花の部分が茶色に変色して横に倒れていたので、ここで見たときはよくぞ残っていたくれたと大喜びしたのを今でもハッキリと覚えております。


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