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2017-10

北海道の花旅・その2 - 2012.08.08 Wed

サロベツ湿原に花はなかった
 6月8日、『道の駅・ロマン街道しょさんべつ』で朝を迎えた。朝といっても、この頃の北海道では3時30分には白んでくる。夏場の北極では白夜といって夜も暗くならずに明るいらしい。この北極に近い北海道では私たちの暮らす名古屋より比べ物にならないくらいに夜明けが早い。このため、私たちの目覚めも自然と早くなる。自宅なら惰眠をむさぼっている4時過ぎには、起床している。
 前回はテレビを持ってこなかったが、今回は退屈しのぎのために、アンテナ付きでワンセグにも切り替え可能な受像機を積んできている。このため、これを試験してみるが電波を上手く捕えることができない。後になってから判明したことだが、このテレビは場所が変わるたびに初期設定をし直さなければならないらしく、面倒くさいので北海道では1度も使用することはなく、邪魔な荷物と化してしまった。
 こんな具合でやることもなく、早めに食事の支度をすることにした。ご飯を炊き、みそ汁を作り、缶詰のおかずで、簡単な食事を済ませる。
 野宿生活をしていると、家での生活とは異なって、困ったことが起こる。何に困るかというと、後片付けの洗いものである。調理用の水は、ペットボトル入りのミネラルウォーターをたくさん積み込んでいるので困ることはないが、食器などを洗う水は積んでないし、これ以前に洗う場所がないのだ。道の駅の洗面所は、食器洗いを禁止しているところが多いし、節水装置により水の出も悪いので洗いものには不適になっている。こういうとき、一番便利なのは公園などの水飲み場に併設してある蛇口だが、こういう重宝なものが何時も見付かるとは限らないので困る。これは私たちに限ったことではなく、私たちのようなスタイルで旅をしている人たちを困らせる問題でもある。だが、ここ『道の駅・ロマン街道しょさんべつ』は、キャンプ場を併設した公園が隣接しているので、この点は大丈夫であった。
 本日の見所は、サロベツ湿原だ。前回の北海道旅行では、ここに多く咲くニッコウキスゲ(北海道ではエゾカンゾウと呼ばれている)が終わったとのことだったので、ここへは訪れていない。パンフレットを見ると、湿原を真っ黄色に彩るニッコウキスゲを前景、日本海を中景、利尻山を後景とする素晴らしい写真が採り入れられているのがある。これがサロベツ湿原から撮ったものだと知り、一度はこんな景色を見てみたいものと思っていただけに期待は大きかった。
 ここへ行くには、道の駅から真っ直ぐに北へ海岸道路を走って行けばよい。この海岸道路は、オロロン街道と呼ばれており、景色が良いところから最近では旅行会社の企画するツアーで使うようになっているらしい。
 道幅は高速道路ほど広くはないが、これと同じような速度で気持ちよく走れるので、上々の気分で車を走らせていると、道の脇に咲いている黄色の花を見かける。固まって咲いているのもあるし、ポツンポツンというのもある。ここでこれだけ咲いていれば、有名なサロベツ湿原ならさぞかしいっぱいに咲き誇っていることだろうと思うと、アクセルに乗せた足にも自然と力が入る。
 ただ、惜しいことは左手海上に見えるはずの利尻山が何処にも見えないことだ。会場には薄い靄(もや)のようなものがかかっていて、視界が限られているのだ。でも、そのうちにこれも取り払われるだろうという希望的観測に支えられ、ルンルン気分で車を走らせていた。
 カーナビの指示に従い、海岸道路から右折して内陸部の方に進路を採る。この先にサロベツ湿原があるのだ。
 そして、サロベツ湿原に到着する。
 私が思い描いていた湿原は、途方もなく広く、人口の構造物は何1つない所であった。しかし、アスファルト舗装の駐車場、その奥には大きな建物群という具合に人工臭の強い所であった。
 その建物の一画には、複数の係員が詰める事務所があり、その他に食堂まで併設してあった。
 その奥に木道が敷設された湿原があるが、1周1時間くらいの比較的に小ぢんまりとした湿原で、何だかはぐらかされたような気分に陥った。はぐらかされるといえば、湿原にはニッコウキスゲは元より、花らしい花、珍しい花は殆ど見当たらなかったことも、この気分に拍車をかけることになった。
 昨日の暑寒別岳といい、本日のサロベツ湿原といい、連続空振りという結果に終わる。今年は雪解けが遅かったことや、6月初旬では花の季節としては少し早かったらしいと諦めることにした。
 こうなれば早く礼文島へ渡ったほうが得策と考え直し、早々にここを後にして稚内に向かう。
 稚内から礼文島行きのフェリーは空いていて、直ぐに乗ることができる。そして礼文島の鴛泊行へ着いたときは、太陽はまだ高い位置にいた。
 港から直ぐに前回も泊まった駐車場公園に向かった。
目立った花は見られなかったサロベツ湿原

● COMMENT ●

お帰りなさい

 三太夫さん、長らくの北海道の旅、お疲れ様でしたね。
 それにしても、2か月という長期間、ずっと北海道を旅して回ることができるのは羨ましいかぎりです。たくさんの花を愛でることができたようですね。写真は8000枚ですか。整理するに2か月以上かかるんじゃないですか?

 私は、昨年2回北海道の山旅をしました。大雪山~トムラウシ縦走と、幌尻岳でした。今年は北海道の予定はありません。その代わり、お盆明けに、南アルプスの聖岳から赤石岳の周回コースを歩いてくる予定です。

 kitayama-walk さん、こんばんは。
 名古屋の暑さに辟易として、9日から本12日まで信州に逃避行をしておりました。信州とはいえ、日中は暑いので、身体に負荷のかからない八方尾根、蓮華温泉の平馬ノ原の周回、また、本日は雨の中をそのまま帰る予定だったが、起きてみれば晴天だったので高ボッチ山へ花を見に行ってきました。
 聖岳から赤石岳の周回となると、静岡県側から入られるのですね。私たちは、南アルプスはもっぱら長野県側、伊那谷から入っているので静岡県からは1度も経験がありません。1度はという気持ちはあるが、今の体力では南アルプスは無理だろうと半ば諦めの心境です。

諦めないで!

 蓮華温泉から朝日岳の方向に行かれましたか。この先には五輪尾根という、オリンピックの開催年に相応しい尾根があるのですが、今年は朝日小屋に泊まれなかったので、歩き損ねてしまいました。来年には、ちゃんと周回したいと思っています。雪倉岳から朝日岳あたりは花の宝庫だと聞いておりますので。

 そう、静岡県の畑薙ダムから入ります。前回の聖岳(&光岳)は、伊那側の易老度から入りましたが、前々回の赤石岳(&荒川三山)は畑薙ダムから入っています。新東名高速ができたので、少しは近くなったようですね。静岡SAスマートICから下りて国道を走って井川ダムに向かうことになりますね。

 三太夫さんは、静岡側からは無理だろうと諦めムードのようですが、そんなことはありませんよ。東海フォレストのバスに乗っていけば、椹島ないし聖沢登山口まではわけなく行けます。それからの行程は時間をかければよいのです。小屋もたくさんあるわけではありませんが、一日歩けば次の小屋に着けるはずです。あきらめないで登りましょう!

 kitayama-walk さん、こんばんは。
 蓮華温泉~朝日岳~白馬岳の周回は数年前に歩いたことがあります。このコースは、朝日岳のほうから周回したほうが良いように感じました。この方向だと、最後が降ってゴールということになるが、反対だと登ってゴールとなるので私たちのような軟弱者には向いているようです。私たちは、これを意識することなく朝日岳に向かい、あとになって助かったと胸をなでおろしました。
 私ももう1度歩いてみたいという願望があります。私が歩いたのはお盆だったので、ウルップソウが枯れてしまっていたのが残念な思い出として残っております。


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