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親切な人たち - 2012.06.01 Fri

ラン2種を見る
 一昨日、愛知県森林公園の植物園を尋ねたことは、昨日、報告のとおりで、狙いはモウセンゴケだった。しかし、これだけで帰るつもりは勿論なく、出来るかぎり多くの収穫があることを願っていた。
 南門の事務所に入場料を支払い、『5月の花マップ』をもらう。歩き始める前に、これにサラッと目を通すと、キンラン、エンシュウムヨウランの文字が飛び込んできた。ギンランは、今年、3回も見ているのに対して、キンランは1度も見ていないので、シメタと、内心、飛び上る心地であった。
 係員に尋ねると、キンランは終わってしまったとのことでヌカ喜びに終わった。だが、エンシュウムヨウランは咲いているとのことだったので、咲いている場所を教えてもらう。また、エンシュウムヨウランは初めて聞く名前で、もちろん、姿ならびに形も分からない。知らなくては探しようもないので、どんな形かを訊くと、親切に植物図鑑で探して写真を見せてくれる。だが、写真を見ても特徴というものはないので、余り参考にはならなかった。このことをいうと、「枯れ木が地面に突き刺さっている感じです」と、これまた難解な説明だった。ちなみに、エンシュウムヨウランは「遠州無葉蘭」と書き、遠州は最初に見付かった地名であって、無葉蘭とは文字のとおり葉っぱのないランという意味であるとのこと。このように葉っぱがないので、直接、地面に枯れ木を刺したように見えるらしい。
 園内に入ってから真っ先に向かったのはエンシュウムヨウランが咲いているという場所だ。だが、その辺りを舐めるようにして探すが、それらしきものは見付からなかった。
 これだけ探しても発見できないものは仕方がない。取り敢えず、ここは諦めて次へ進み、最後に、もう1度、ここへ戻ろうということになる。
 次は、順路の関係でモウセンゴケとかイシモチソウを見てから、もう1ヶ所のエンシュウムヨウランの自生地に向かう。
 ここでも目を皿のようにして探すが、枯れ木が地面に突き刺さったようなものを見付けることは出来なかった。狭い範囲を行きつ戻りつしながら姫君と2人して必死に探すが、それらしきものは目に付かなかった。残念だが、ここも諦めざるを得なかった。
 そこで、また最初の場所を捜索することにして、そこへ戻り捜索範囲を少し広げて探してみるが、結果は同じであった。
 もう13時を大きく過ぎていて、腹が減ってくる。でも、この植物園内には食堂はなく、外へ出なければ食事にはあり付けない。そこで、本日はひとまず諦めて帰ることにする。
 帰るつもりで主要道路に出ると、私たちとは別のほうから2人連れがやってきた。そのうちの1人は、入園時に南門辺りで出会った人だったので見覚えがあった。立ち話をして、エンシュウムヨウランが見付からなかったことを告げると、もう1人のほうが「ちょっと分かり難い場所にあるので案内する」と親切に申し出てくれる。これ幸いと、このありがたい申し出を受けることにする。
 先ほど、散々、探した場所に来た。すると、何ということだろう。先ほどまで探した所から数メートル離れた場所にエンシュウムヨウランが咲いていた。
 大喜びして、撮影に取り掛かったのは言うまでもない。でも、これが何とも難しい。なかなか被写体がカメラの中で固定し辛いのだ。オートフォーカスでは、カメラが被写体を認識しないし、マニュアルにしても私の目ではなかなかそれを正確に捉えることは出来ない。
 ようやくにして捉えたとしても、今度は花らしくないので何処に重点を置いて撮影したらよいかという次の問題が持ち上がってくる。
 こんな状態なので撮影に四苦八苦していると、散歩の人がやってきた。この人は、地元の人で暇があれば、植物園の中を歩き回っているとのことだった。その彼が「ジガバチソウというラン科の花が咲いているのを知っているか」と質問した。この名前も初めて聞くので、当然、知らないと答えると、案内しようといってくれる。
 彼の善意にも縋(すが)ることにして、彼の後に続いて歩いて行く。
 そして、目的の場所にやってきた。そこには、ジガバチソウという花が3株ばかりあった。最も大きく育ったものは、誰かが手を触れたのか、茎が折れ曲がっていて、完璧のものではなかったが、何とも不思議な形をした花だった。これは壊れているため、被写体としての価値は低いが、そのうちに別の株が育つだろうから、これの成長を待って、もう1度、ここを再訪したいと思っている。
 それにしても、本日は親切な人に出会えて、私としては新種のラン2種類に出合うことができた。
 鈴鹿では、花の在りかを秘匿することが美徳のような風潮がはびこっていて嫌な思いを味わうことがままあるが、ここでは皆で喜びを分かち合うという暖かさがあり、空腹を補って余りある心の満腹感を味わうことができた。

エンシュウムヨウラン

ジガバチソウ

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