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2017-10

信州の花旅・その2 - 2012.05.29 Tue

道の駅に連泊
 26日、入笠山から下山してから茅野に出て夕食を済ませてから、また、前夜の宿である『道の駅・信州蔦木宿』へ戻り、ここで連泊することになった。なお、この近くでの宿泊適地としては、『道の駅・小坂田公園』があるが、前回、ここを覗いたときの印象では喧しそうだったので敬遠した。でもね帰り道で立ち寄ったところ、上りと下りに分かれて駐車場があって、先の印象は必ずしも適正であったとは思わず、ここで泊まっても良かったとの印象であった。
ショウジョウバカマ

高ボッチ山(たかぼっちやま・1664m)
 27日、目覚める。この日は目的地が近いことや、花の開花には充分な日差しが求められることから、ユックリと出発する必要があったので、前日よりは遅い起床であったが、それでも6時前だった。
 道の駅で充分時間を費やしてから出発。途中、茅野で終夜営業のファミリーレストランを見付けて、ここで朝食を摂る。
 ここでユックリと時間を費やしてから、高ボッチ山へ向かった。
 高ボッチ山へは、国道20号を塩尻に向かって走り、塩尻峠を越えた直後、道路標識に導かれて右折すれば、後は1本道であることは、昨年、ここに来て分かっている。とはいえ、国道から高ボッチ山までは9kmも林道を走らなければならないので大変なことはあったが……。
 前回、ここに来たときは、下の駐車場で車を停めたが、今回は頂上直下の上の駐車場まで車を乗り入れた。
 ここから高ボッチ山の頂上までは、指呼の間である。
 10時05分、頂上に到着している。
 ここに至る遊歩道状の登山道脇で見かける花は、スミレとキジムシロくらいで、その他の花はまったく見かけなかった。前回、ここを訪れたときには、コウリンタンポポが終わりかけていたので、今回は少なくともこれを見ることができると当て込んでいたのが、見事に裏切られるという結果に終わる。
 また、帰り道は、一抹の期待を込めて花畑の中の遊歩道をひと回りしたが、結果的には収穫物は何もなし。完全に不完全燃焼に終わる。
 駐車場に帰っても落胆は大きかった。
高ボッチ山頂上

鉢伏山(はちぶせやま・1928m)
 そこで相談の結果、ここから最も近い山、鉢伏山に行ってみることにした。
 昨年、高ボッチ山に来たときに、ここに偶然に居合わせた指導員が、鉢伏山に珍しい花が咲いていたが、もう終わったといっていたことを思い出した。だが、肝心の花の名前は忘れてしまったが、行けば分かるはずだと前向きに考えて、ここへ出かけることにした。
 鉢伏山は、高ボッチ山から6、7km離れた場所にあり、ここの登山口まで林道が通じているとのことだった。
 ここへ向かって車を走らせるが、国道20号から高ボッチ山へ通じる林道よりも、その奥にある高ボッチ山から鉢伏山への林道のほうが走り易い道だった。
 この道を走っていると、歩いている登山者2人を追い越した。「あの人たち、何処から歩いてきたのだろう?」と、姫君と驚きをもって話し合っていた。なお、この2人と後に出会ったので尋ねると、下のほうにある集落から登ってきたとのことだった。高ボッチ山から歩いてくるのなら、ここへは私たちは来なかったであろう。これより長い距離、しかも車道なので勾配はきつくはないとはいえ上り勾配の道を延々と歩くようなことは私たちには出来ず、彼らの体力はもちろん、その精神力にはただただ敬服するのみだった。
 間もなく、登山口の山小屋にやってきた。
 ここには門の代わりの長い棒杭が立ててあり、その中ほどに箱が取り付けてあった。この箱の中へ駐車代金の500円を投じて、小屋の敷地内の駐車場に車を停めるようになっていた。
 このとき、細かい金の持ち合わせがなく、1万円を両替してもらうために小屋に赴く。小屋は無人であったが、大きな声で案内を乞うと、しばらくして小屋の外から年配の男性がやってきた。この人が、小屋の主人らしい。
 小銭のないことを告げて両替を頼んだところ、ここにも両替するだけの小銭はなかった。このとき、小屋の主人からは「今度、来られた折に支払ってもらえばよいから、車を中へ入れて停めてください」と想像をもしていなかった応対だった。支払えと言われれば反発もしたくなるが、支払わなくてもよいと言われれば、何とかしたくなるのが人情である。300円余はあったと思われる持ち合せの小銭、全部を箱の中へ投げ入れて車を駐車場所に停める。
 ここから遊歩道が頂上まで続いていた。舗装とか石畳とかという大袈裟な手入れはしてなかったが、広い歩き易い道だった。また、この辺り一帯は草原状の丘といった趣の見晴らしの良い所である。南に向かって登り上がっていくので、北側の様子が手に取るように分かる。こちらの方向には、美ヶ原がある。この高原が、こんなに広かったのかと、ここから眺めると改めて知ることとなった。
 高ボッチ山と比較すると多少は手応えがあったが、それは比較した話で、普通の登山には比べようもないほど簡単に頂上に着いてしまう。
 ここの頂上は、登山道脇に頂上の標識が立ててあるのでそれと分かったが、普通なら分からずに通り過ぎてしまいそうな頂上である。というのも、登山道はその先へと続いているからだ。それが何処までかというと、その先にある展望台までである。
 頂上と展望台の間に鳥居と小さな社が祀られている。この社は、何だろうと姫君と話していると、「これは雨乞いの神様が祀ってある」と教えてくれた人がいた。先ほど、林道を歩いて登り上がってきた健脚の2人だった。
 そして、雨乞いの神事を執り行った後、木で作った人形(ひとがた)を蹴っ飛ばしながら麓の村まで下り降りるのだそうだ。そうすると神様が怒って雨を降らせてくれると信じていたらしいとの由。似た話では、人形を蹴っ飛ばす代わりに、小便を掛けるしきたりの村もあるらしい。これも神様を怒らせる手段だとのことだ。
 展望台は、コンクリートの2階建てで、ここへ登る急階段が付いている。これを登り上がっていくと、なるほど、展望は良い。北側は先ほどの美ヶ原。南側は南アルプスの方向額だが、生憎のガスで、これとか富士山は見ることは叶わなかった。
 なお、ここまで来る間には、高ボッチ山と同様に花の『は』の字にも出合うことはなかった。唯一の例外は、ショウジョウバカマ。これが1輪だけ咲いているのを見付け、何も咲いていないと思っていたので、これを見たときには正直にいってビックリした。
 こうして、あっ気なく鉢伏山を登り終えた。
 そして再び車に乗り込み、先ほどの道を反対に走っていく。高ボッチ山の駐車場でひと休みして、11時30分にここを出発。往路と反対に国道20号から19号と走り、一路、名古屋に向かう。この日は日曜日で、混雑するのを覚悟していたが、予想に反して空いていて、途中で昼食の休憩を含めても名古屋の自宅まで5時間10分を要しただけだった。
鉢伏山頂上

旅の途中で
 27日の朝食をファミリーレストランで摂ったことは、先に述べたとおりだが、この食事中、各テーブルに備え付けられていた読売新聞を読む。
 これには、プロ野球・ジャイアンツの過去の選手契約資料の漏洩が、馘首された元球団代表によるものだったことが判明したことを大々的に報道されていた。
 漏洩資料が、この元球団代表と懇意にしている出版社で見付かり、裁判所が押収したこと。また、元球団代表が馘首された折、多数の段ボールが彼の手によって、この出版社に送られたことを示す送り状も残っていることなどから類推して、この報道は事実であろう。
 加えて、この元球団代表が、朝日新聞記者と携帯電話で頻繁にやり取りしていたことが、通話記録から判明したとある。ちなみに、この電話は読売新聞側から業務用として貸与されていたものとのこと。
 これら判明した事実を突き合わせると、この問題をすっぱ抜いた朝日新聞は、これが元球団代表によって違法に持ちだされた資料であることは分かった上での報道であったことになる。
 この種の報道はゴシップ報道の域を出ないもので、外務省の機密漏洩事件と対比できるような性質のものではないことは明らかである。このような報道をするに際して、違法な行動で入手した資料を元にして行うほどの価値は認めないのは私だけではないだろう。
 このようなことを勘案するに、朝日新聞の品性に欠ける報道は糾弾されてしかるべきものだと私には思えてきた。百歩譲っても、競争相手を貶めるのになりふり構わずの姿勢に与(くみ)することはできない。いずれにしても、この新聞の資質の低下には目を覆うばかりだ。
 私は、朝日新聞1紙のみを購読しているので、このような場合、購読紙の報道を鵜呑みにすることが多い。すると今般のようなことが起こるので、新聞は読み比べることの大事さを痛感した。
 こんなことが分かってみると、この朝食の時間は有意義だった。
鉢伏山頂上部

● COMMENT ●

相変わらずあちこちたくさんの山へ出かけておられますね。
5月30日に小秀山へ行きましたが、ショウジョウバカマが登山道沿いにたくさん咲いていましたよ。
三太夫さんの花の写真は実に上手ですね。

 モタさん、おはようございます。
 小秀山の名前は知ってはいたが、登ったことはありません。モタさんのレポートを読み、挑戦しなくてよかったと思いました。何だか危険そうで、小心の私向きではないようです。滝は続くところは、田立ノ滝に似ている感じだが、落差は小秀山が圧倒的に軍配が上がるようですね。
 私たちには、このようなハードな山は似合わなくなり、花を追っかけながらノンビリと山を楽しむことになりました。本当は、これではダメで、モタさんのようにチャレンジすることが大切でしょうが……、なかなか実行が伴いません。


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道の駅に連泊 26日、入笠山から下山してから茅野に出て夕食を済ませてから、また、前夜の宿である『道の駅・信州蔦木宿』へ戻り、ここで連泊することになった。なお、この近くでの宿泊適地としては、『道の駅・小坂田公園』があるが、前回、ここを覗いたときの印象では...

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