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信州の花旅・その1 - 2012.05.28 Mon

信州の春は遅かった
 昨年の5月14日に長野県と山梨県の境に位置する横尾山(1818m)に登った。もちろん、こんな遠方の山へ登るにはそれだけの動機があった。それはネットで、この山に登ってオキナグサを見たという報告に触発されたというものだった。結果は、ビギナーズラックというのだろうか、見事に対面は叶った。
 今年もオキナグサには挑戦するつもりであったが、この頃、姫君が風邪を召されて臥せられていたので時機を失してしまった。
 『残念』と思ったが、今年は潔く諦めることにしたが、『待てよ』と、あることが閃いた。オキナグサは花が終わると白い髭のようなものが出てくる。これを老人の髭に見立てて、この花の名前が付いたといわれていて、花後でも楽しむことができるとのことを思い出したのだ。
 すると、2週間後の今頃なら、この白い髭が見られる可能性が高く、これを見る価値があると狙いを変えることにする。
 天気予報を眺めてみると、25日が雨、26、27日が晴れということで、25日に出発して26日に横尾山に登り、翌日には高ボッチ山で花を見て帰るというミニ旅行のプランが出来上がった。
 25日、予報通りのグズついた天気だったが、予定どおり13時頃に自宅を出て、国道19号線で塩尻に出て、ここから国道20号で今夜の宿泊予定地である『道の駅・信州蔦木宿』に向かう。途中、夕食を済ませて予定の道の駅に着いたのは19時頃だった。
 ここには風呂が併設していたので、早速、風呂用具を持参して訪れると、周辺の見所として入笠山(1955m)があり、ここではスズランを始めカマナシホテイアツモリソウが自生しているということが係員の説明で分かる。
 入笠山へは、ゴンドラで登ることができるとのことなので、横尾山が早く終われば、明日中に入笠山へも登ることが可能だということも分かった。
オキナグサの葉?

横尾山(よこおやま・1818m)
 26日、夜明けとともに目覚める。
 車から出ると、気温はかなり低く、久しぶりに肌を刺す冷たさを味わったが、上空には雲はなく、本日一日中、晴天が保障されているようで身も心も軽くなったように感じた。
 この周辺に朝食をやっているような食堂はなかったので、コンビニを探して食料を調達して横尾山の登山口である信州峠に向かう。
 峠に到着してみると、既に1台の多摩ナンバーの車が停まっていて、若い男性が出発の準備をしていた。本日の行動予定を尋ねると、「清里のほうへ行ってみるつもりです」とのことだった。ここに車を停めるので、行きっぱなしということではなく、途中から引き返してくるのだろうが元気な人だと羨ましく思った。私たちは、目的を達成すれば、頂上まで行く必要はなく、その時点で戻るつもりだった。彼の計画に比べれば軟弱そのものなので口にするのもはばかられた。
 彼は間もなく発っていったが、私たちは車中で朝食を済ませ、7時頃、ユックリと出発した。
 このとき、早朝と変わらない気温の低さで、何時もは半袖のティシャツ1枚の私も、その上に長袖のティシャツを着込んだうえに、さらに薄手ながらスポーツシャツを羽織るという重装備であった。これで歩き始めても、いっこうに身体は温まらなかったので、この日の気温が如何に低かったかが分かる。
 歩いて行くが、足元に見られる花はスミレばかりで、他に目新しい花は見当たらず、少し嫌な感じがしてくる。
 目的の場所にやってきたが、目の前は昨年の枯れた残滓が一面に広がっているだけで、今年の息吹きである緑は少なく、昨年の印象とは異なっていた。それでも辺りを一生懸命に探したが、いっこうに狙った獲物は見付からない。唯一、オキナグサの葉らしきものを探し出したが、これが果たしてそれだと断定するものではない。
 こうして目的は達成できずに諦めざるを得なかった。
 これで手ぶらで帰っては、何のために遠くまで来たか分からない。「それなら頂上まで行くか」と2人の意見が一致、オキナグサは諦めて、頂上に向かう。
 ここから頂上までの間、昨年はヒメイチゲが多く咲いていたが、これが本日は見事にない。鈴鹿と同じように、こちらも雪が遅くまで残ったので、春の訪れが遅れていて、「花は6月以降にならないと無理ではないか?」と、頂上で出会った地元の登山者が語っていた。
 こんな具合で、花の収穫といえば、フデリンドウとワダソウくらいしかないという惨めな結果に終わった。
 こうして峠の駐車場に戻ってきたのは、11時30分頃だった。
横尾山

入笠山(にゅうかさやま・1955m)
 ここで打ちしおれていても仕方がないので、次の入笠山に希望を繋いで、この登山口である富士見パノラマリゾートへ向かう。
 13時頃、ここに到着して驚いた。無数のマウンテンバイクが集合していたのだ。ここはゴンドラの頂上駅から麓駅の間、マウンテンバイクのコースが造られていて、この愛好家が自転車とともにゴンドラを利用して頂上に向かい、ここから一気に麓まで漕ぎ降るのを楽しんでいる。自転車愛好家は、ただ、下り降りるのを楽しむだけではない。自転車を組み立てることから始めるようで、これを行う専用ブースも駐車場に作られていたのには驚いた。
 私たちも、往復1400円(道の駅に置いてあった割引券を使用)のゴンドラで頂上に向かう。
 頂上には、100万本のスズランが見られる予定だったが、今年は花の咲くのも遅れているとのこと、加えてカマナシホテイアツモリソウも同様であった。でも、この変わりといっては変だが、『アツモリソウ展』が開催されていて、鉢植えのものは見ることができた。
 この鉢植えは、愛好家が個人出品したもので、鉢の前には出品者の名前が堂々と書き込んであった。これに違和感を抱いた私は、姫君のいないところを見済ませて係員に尋ねた。「これらホテイアツモリソウは、元々、野生で自生していたものを盗ってきて、鉢植えとして育てたものだろう。『そういう行為を私はしました』と自白しているようなもので本人は恥ずかしくないだろうか。いや、子や孫も泥棒の子孫として恥ずかしい思いをするので止めたほうがよいのではないか」と……。でも、係の女性は、この質問の意味が分からず、怪訝な顔をしていた。山野草にしろ、山菜にしろ、自然の恵みはありがたく頂戴するのが、この国の文化なのだと改めて思った。
 この『アツモリソウ展』を見てから、入笠湿原へ降りていく。ここでも花には早く、シロバナエンレイソウとマムシグサが少し咲いていただけだった。ここでの収穫はなく終わったので、何をするためにやってきたか分からなくなった。これではならじと頂上まで足を伸ばすことにした。
 車道の最奥にあるマナスル山荘前から登山道を登っていくと、入笠山の頂上だ。この間、たいした登りではないが、他人から見ると大変そうに登っていたらしい。途中で出会った2組の下山者が、「右側の岩場コースはきついので、左回りの楽な方で行ってください」と親切に教えてくれた。この分岐で地図を見ると、左回りは明らかに遠回りなので、親切に忠告してくれた人には悪かったが、右回りのコースで行くことにする。
 頂上からは南アルプスからグルッと見回すことができ、やはり頂上まで来た価値はあったと喜んだ。ただし、午前中に横尾山では見えていた富士山だけが雲に隠れて見えなかったのは残念だった。
 こうして、花ではまったく恵まれなかったが、遠く離れた2つの山に登ることができ、これは予期せぬ収穫だった。
入笠山

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