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2017-10

2012 山野草・その27 - 2012.05.09 Wed

ニリンソウ
 ニリンソウという名を聞くと、今でも思い出すエピソードがある。エピソードといっても私の無知をさらけ出すもので、大きい声で言うのをはばかられる性質のものだが……。
 それは何年か前のコグルミ谷(御池岳)でのことだった。
 私たちの前に10名くらいの女性の団体が歩いていた。彼女らは岩陰に隠れて姿が見えなくなるが、声は聞こえてきた。「あら、ニリンソウが咲いているわ」というものだった。「あそこにニリンソウが咲いているらしいよ」と、姫君にいいながら岩場を回り込むと、そこには白い花がいっぱい咲いていた。だが、よく見ると、そこに咲いているのはイチリンソウだった。『彼女らは花に詳しい人たちではないな』と思って、この話をブログで紹介した。すると、「それは、ニリンソウですよ」と親切に教えてくれた人がいた。
 このときまで、ニリンソウというのは茎から花柄を2本出し、この先に1つづつ白い花を付けるものだと思い込んでいた。この延長線上で、花柄が1本で1つの花を付けるのがイチリンソウだと理解していたのだ。今から考えると恥ずかしい限りだが、花の数を数えてイチリンソウだ、ニリンソウだと区別していたのだ。
 その後、徐々に分かってきたことだが、ニリンソウは最初に伸ばす花柄は1本で、これに花を付けるので、最初の頃は1輪のものが多い。最初の花の花期の終盤になると2本目の花柄が伸びてきて、それにも花が付くので1本の茎に2輪が咲くことになるらしい。
 なお、ニリンソウもイチリンソウともにキンポウゲ科のイチリンソウ属だが、ひと目見れば違いは直ぐに分かるという話だった。何が違うかというと花の大きさだ。イチリンソウは、ニリンソウの2、3倍もあろうかという大輪なんので、この大きさだけでも一目瞭然だと教えられ、私も実物を見てなるほどと納得のできる違いだった。
 今年、最初にニリンソウを見たのは、4月28日の藤原岳のことだった。このとき、最初であったことや、期待を込めて冷静さを欠いていたため、少し大きめのニリンソウを『もしかしたらイチリンソウかも……』と思ったりもし、相変わらず進歩のない自分を思い知り、恥ずかしく思ったものだ。
 なお、今月の20日に上高地へニリンソウの大群生を見に行くツアーに申し込んだので、これを今から楽しみにしている。

ニリンソウ①

ニリンソウ②

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ニリンソウ ニリンソウという名を聞くと、今でも思い出すエピソードがある。エピソードといっても私の無知をさらけ出すもので、大きい声で言うのをはばかられる性質のものだが……。 それは何年か前のコグルミ谷(御池岳)でのことだった。 私たちの前に10名くらいの...

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