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ミステリー山行 - 2012.04.26 Thu

とある山へ、とあるルートで!
 最近、旅行会社では、ミステリーツアーと称するものを企画して実行することが流行っているようだ。参加者に対して行き先を告げずに企画した旅を実行、参加者はいわれるがままに列車に乗り、バスに乗って旅するというもので、如何にも日本的な色彩の濃いものだ。
 これに倣って、今般の山行きは、ミステリー山行として書いていこうと思う。とはいっても、直ぐに、どの山、どのルートを歩いたかは分かると思うが……。
 4月24日、久しぶりの好天であったが、この日は私に野暮用があって山へ行くことはできず、悶々と空を見上げながら過ごすことになった。25日は、この天気が持続しそうだが、翌26日からは再び崩れるという予報だけに25日には何があっても出かけなければならないという強迫観念のようなものに捉われる。
 25日、予報通りの良い天気になった。
 姫君と私は、車に乗り込み、とある山へ向かって走り始めた。目的地付近に到着すると、平日に関わらず車がいっぱいで、休日並みに路肩駐車する車を見かける。私たちのように不安定な天気に災いされて山へ出かけることができずに鬱積が溜まり、勤めを休んで山へきた人が多くいたのでは……、と考えたほどだった。
 私たちが予定する、とある登山口に着いたが、ここの駐車場にも私の車を停める余地は残っていなかった。止むを得ず、余裕のある路肩へ強引に車を押し込む。
 そして、ここからそれほど離れてはいない登山口へ向かって歩き始める。
 とある山のとある登山口に到着する。
 ここから少し降っていくと沢があり、これを徒渉していくのだが、本日は何時もに比べて水嵩が多い感じがする。このとき、姫君は登山靴、私は長靴を履いていた。私は、これに備えて長靴を履いているわけではなく、この春先からはずっとこういうスタイルで歩いている。昨年まで履いていた登山靴はすり減り、本来なら買い替えるのだろうが、登山靴は高いし、金はない。これから何回くらい山へ通うことができるかと考えると、これまでのように即決できないでいるのだ。
 2、3度、この沢を徒渉する進路を探して右往左往するが、とある場所で姫君のストックを借りて渡り、姫君にストックを返して同じ場所を渡るように勧めるが、姫君にはお気に召さずに少し下流のほうへ移動。姿が見えなくなる。私も対岸に渡ってから下流のほうへ行き、姫君の手助けをするべく前進するが、大きな岩に遮られて手間取り、対岸に渡って下流を見たときには姫君の姿は既に同じ岸にあった。
 私の場合、長靴だったので少しの流れの中へ入っても良かったが、姫君は登山靴なので水の中へ入ったら靴の中に水が侵入、水浸しになってしまう。
 歩きながらどうして渡ったかを尋ねると、「落ちても仕方がないと度胸を決めて、『エイ、ヤッ』と飛んで渡った」とのことである。以前、姫君はこんな場合、太めの体に似合わず、ヒョイ、ヒョイと飛んで渡っていたが、手首を骨折したのを機に慎重になっていた。これが昔に戻ったようだ。
 徒渉後は、沢沿いの登山道を歩いていたが、再び、沢の中へ降りる。ここの水は、広く散って流れているので、河原を歩くのに先ほどのような苦労を味わうことはなかったが、再度、岸へ上がる直前は流れが細くなっていて、ここも徒渉を強いられるが、ここも先ほどのようなことはなく渡り終える。
 再び、沢岸の登山道を歩く。
 ここを歩いていて姫君がショウジョウバカマを見付けた。ショウジョウバカマは、尾張旭市にある愛知県森林公園で見ているので、今年、初見のものではないが、鈴鹿で見るのは初めてなので、ザックを降ろして初物を写真に収める。
 この登山道を歩いていくと、自然に沢の中へ引き込まれるようになっていた。これから先、この沢を何度も徒渉しながら遡上していくことになるが、その最初の場所へやってきたのだ。
 この辺りにイワウチワが咲いていたはずだと辺りを見回していると、「そこから徒渉ですよ」と親切に教えてくれた人がいた。先ほど、下山者から情報収集をしていたときに追い抜いて行った男女2人連れの男性のほうだった。礼を言って徒渉。ふと、先を見るとイワウチワが固まって咲いていた。
 本日の主目的は、先日、空振りに終わったイワウチワだったので、大喜びでザックを降ろして撮影を開始する。でも、咲いているのは斜面の上のほうなので、三脚は使えない。結局、ここでの撮影は上手くはいかなかった。でも、この先、多くのイワウチワに出合ったので、ここでの失敗が致命傷になることはなかった。
 こうして、花を見付けながら沢を遡上していくと、途中で男女3人連れが降りてきた。言葉を交わすと、「とある場所に、アカヤシオが綺麗に咲いていました」との情報を得る。私が夢中になっているのは草花で、木の花にはそれほど関心があるわけではないが、今年、初めてのアカヤシオなら『見ても悪くはないな』と思い、姫君の意向を確かめたところ、「どうせ、あなたは行く気なんでしょう」という嫌味な言い方ながら反対はしなかった。
 遡上を続けていくと、対岸に今までには見かけなかった規模の大きい滝が見えてきた。滝壺の近くでは、1人の登山者が休んでいた。先ほど、花を写しているときに言葉を交わした人で、私より1歳年長の人だった。手を上げて挨拶し、そのまま前進し、別の登山道に入るべく前進する。
 アカヤシオが咲いているのは、この沢筋ではなく、この沢を造っている尾根のほうなので、この尾根へ登り上がる必要があるのだ。でも、ここへ通じる登山道はメインのものではなく、私も1度だけしか通ったことがない。そのとき、ここからハッキリとした分岐はなかったが、途中から道が出てきたというのが、私の記憶だった。でも、姫君は、分岐はハッキリしていたことを覚えていると、私のそれとは異なっていた。
 少し先までいって探すものの、入口は分からなかった。こうなれば、適当に登り上がっていくより他によい方法が思い浮かばない。そこで、登り易そうな所から登り上がると、そこは比較的に平らになっていた。どちらへ進むか、思案のしどころだ。尾根を見上げると、真っ直ぐの方向は見上げる高さに尾根がある。左手の方向の尾根は、真っ直ぐよりは低い所で、こちらのほうが登り易そうに感じたので、左手へ進路を採る。地形的には、最初は涸れた沢のような形状だったが、次第に沢ではなくなり、普通の斜面に化してきた。
 上が目指す尾根ならよいが、これが支尾根だともうひと踏ん張りしなければならないが……、と姫君にいいながら登り上がっていく。最初に尾根に着いたのは姫君だった。「道、付いている?」と真っ先に尋ねると、「あるわよ」との返事にヤレヤレと胸を撫で下ろす。
 尾根上の登山道は、ここから急登が始まった。「ここ、こんなに急だった」と互いにぼやきながら仕方なく、一歩、一歩と登っていった。
 そのうちにアカヤシオは出てきたが、まだ、咲き始めたところで、先ほどの3人連れの言葉ほどの感嘆を味わうことはできなかった。
 アカヤシオの根元で昼食を摂ることにして、ザックを降ろす。 このとき、13時20分、少し遅めのお昼になった。
 本日はここまでとして、帰ることにする。
 すると、姫君が、「このまま尾根を通って帰ろうよ」という。「ここは、アップダウンの繰り返しのうえ、距離も長いよ」と答えると、「ヒヤヒヤして徒渉を繰り返すのよりはマシよ」との由。
 それならそれでもよしと、尾根道で帰ることにした。この尾根でもイワウチワを始め、その他の花も咲いており、これを写しながら降っていく。
 このルートだと、姫君がいうように徒渉は1度たりともせずに帰ることができるが、下山口から駐車地まで長いながい登りの車道歩きが待っていた。

アカヤシオが咲き始める!

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