topimage

2017-10

百名山の思い出・その10 - 2012.04.16 Mon

伊吹山(いぶきやま・1377m)
 伊吹山は、この地方では有名な山で、中学生にでもなると登山を実施する学校も多い。私の通っていた中学校でも自由参加の伊吹山登山を企画、参加者を募った。私も参加したくて母親に頼むと、「登山など危ないことはダメ」と、一蹴された。同じような学校行事で海水浴には参加させてくれたが、母親の考える『危険』の基準がどのようなものだったかは、今になっても理解できない。
 また、伊吹山を実際に見たのは社会人になってからだ。名神高速道を車で走ると、右手に大きなドッシリとした山が見える。この山が伊吹山だと教えられ、クニちゃんら友達が登ったのが『この山』だったのかと感慨を覚えた。
 1997年は、私たちが登山を始めて2年目になる。当時、山へ行くのが面白くなった頃で、明けても暮れても山のことばかり考えていた。この年は、高見山に始まり、恵那山、双六・三俣蓮華岳、槍ヶ岳、白馬3山、木曽駒ヶ岳、御嶽山に加えて、2回目の大台ヶ原山という具合に遠征登山にも精を出していた。
 この延長線上に伊吹山があった。
 登山には、97年11月23日、勤労感謝の日の祝日を充てた。そして、メンバーは、ヒロシちゃん、姫君と私の3名である。コースは、オーソドックスに上野集落の三之宮神社前登山口からとした。当時は3合目までゴンドラが通じていて、登山者もこれを利用する人が多かったが、私たちにはゴンドラを活用するという発想は湧かなかったようだ。このような選択肢がある場合、今なら迷うことなくゴンドラを選ぶが、当時は体力があったのか長い歩きを厭わなかったようだ。
 とはいえ、現実には死にそうになりながら登ったことに変わりはなかったろうが、細かい記憶は残っていない。写真を眺めて、当時を思い起こそうとするが具体的な内容は蘇らない。ただ言えることは、この日は気持ちの良い秋晴れで、文句の付けようのない良い天気だった。だが、風は強かったようで、姫君も私も、ウインドブレーカーを着こんでいる。
 また、ここを登る間、抜きつ抜かれつ、先になったり後になったりしながら登った名古屋市のショウちゃん夫妻と仲良くなった。頂上では、彼らを交え、焼き鳥パーティーをしながら、先輩夫婦から色いろと山の話を聞いた。彼らとは、その後、ヨレヨレ新聞や手紙を通じての付き合いが続き、今でも年賀状の交換だけだが行われている。
 こんな具合で、最初の伊吹山の記憶はあまり残っていないが、強烈な印象が残っているのは、99年2月のときのことだ。
 このときのメンバーは初回と同じ顔ぶれであったが、ヒロシちゃんの目的はスキーだったので、往き帰りが同じというだけだった。また、この日の天気は悪く、雪が降り、ガスも濃くて視界が利かず、最初から難渋した。
 登山者はいないわけではなかったが、先行者の踏み跡をトレースできる状態ではなく、踏み跡は直ぐに見失ってしまう。仕方がないので、スキーリフトの真下を通って4合目まで行くことになったが、この勾配がきついので大変であった。これは笑い話ですむが、帰り道ではもっとひどい目に遭った。
 9合目から降りる方向が分からなくなってしまった。下のスキー場から音楽なり案内なりのスピーカーの音でもしないかと耳を澄ますが、何時もは喧しいくらいなのに、こういう場合にかぎって何も聞こえてこない。ここで立ち往生していると、団体が追い付いてきた。彼らの後に付いて行けばよいと考えたが、彼らも右往左往する始末だ。メンバーの女性など、軽アイゼンが利かず雪面を滑り落ち、両手を合わせて「南無何阿弥陀仏」と念仏を唱える場面もあった。彼らと協力して何とか方向を定めて降りた。
 これに懲りて、翌冬には赤い布切れを付けた竹竿を持参して方向が分かるように立てたが、こういうときにかぎって天気はよくて役に立たなかったが……。
 これ以後も何度となく登っている。鈴鹿を除くと最も多く登っているのが、この伊吹山だと思う。

伊吹山頂上

伊吹山5合目から振り返り見る

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://yore4040.blog24.fc2.com/tb.php/394-d032650d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

百名山の思い出・その11 «  | BLOG TOP |  » 収穫乏しい山行き

アクセス数

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

登山 (147)
山野草 (417)
雑文 (139)
未分類 (14)
お知らせ (6)
案内 (2)
百名山 (22)
花旅 (75)
旅行 (29)
2014 北の大地花旅 (86)
2016・北海道 (83)
2016・北海道 (0)
2017 北海道 (16)

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する