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2017-06

百名山の思い出・その8 - 2012.04.12 Thu

木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ・2956m)
 1997年には、双六・三俣蓮華岳、槍ヶ岳、白馬三山(白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳)を登り、ドップリとアルプスにハマっていた。
 10月10日、体育の日の休日にも何処かへ行きたいということで検討を始め、初めての中央アルプスは木曽駒ヶ岳に照準を定めた。
 参加者を募ると、前回の白馬岳に引き続いてのクニちゃん、槍ヶ岳に参加のヒロシちゃんとタケちゃん、遠征では初参加のヤマちゃんに加えて姫君と私の計6名となった。
 ルートは、オーソドックスに千畳敷までロープウェイで上がり、ここから主稜線の極楽平へ登り上がり、宝剣岳を越えて木曽駒ヶ岳に登るというものだった。そして、時間が許せば馬ノ背を通って濃ヶ池を周回して乗越浄土へ戻り、ここから千畳敷まで降るというものだった。
 この日は快晴、絶好の登山日和という条件の下で多くの人たちが押し掛けたこともあって、しらび平(ロープウェイの麓駅)では、1時間待ちだったか、もっと長時間待ちをした。
 ロープウェイが千畳敷に到着すると、出口通路に会議用の長テーブルを置き、この前に数人が座り、登山者に登山届を出させて審査していた。私たちも、用意してあった登山届を差し出すと、極楽平へ行くことはならずと停められ、乗越浄土から木曽駒ヶ岳へ登るように指導された。ちなみに、ここで審査していたのは、駒ヶ根市遭難対策協議会とかいう任意団体に所属していた人たちで、彼らが勝手に権限を振りかざしていたが、現在はこのようなことは行われていないはずだ。
 初心者集団の私たちは、これを振り切って登る勇気は持ち合わせていなかったので、この指導に従って乗越浄土への急坂に取り付いた。
 木曽駒ヶ岳の山頂までは、格別の事故、事件は起こらず、無事に到着した。
 ここで昼食を済ませたが、まだ、時間はたっぷりあるので、馬ノ背から濃ヶ池へ周ることにした。
 そして、濃ヶ池からの帰り道のことだった。急にヤマちゃんがへたり込んでしまった。1歩も歩くことはできないとのことだった。遠くに山小屋が見えていたので、そこから病人を運ぶことのできるような道具を借りてくることにして、2人が急行した。借りてきたのが、スノーボートとでもいうのだろうか。積雪時に荷物を運ぶソリのようなものだった。これに病人を乗せて4人で下げるが、これが重い。また、狭い登山道で前後の両側を1人づつで支えると、道からはみ出してしまい歩き難いことこの上ない。これではとても小屋まで運ぶことはできないので困り果ててしまう。このとき、誰が言ったのかは忘れてしまったが、「ここで1晩過ごしたら、どうなるだろう」という意味のようなことをいった。これが病人の耳に達し、『置いていかれては……』と思ったのかは定かでないが、急にヤマちゃんがヨロヨロと歩き始めた。だいぶ時間はかかったが、何とか、小屋まで辿り着いた。
 ヤマちゃんを、このまま歩かせるのは危険が伴うので、取り敢えずは天狗荘で泊まることにする。日帰りの予定だったので、都合を聞くと、クニちゃんと姫君が次の日(土曜日)に仕事があって帰らなければならないことが分かり、2人は最終のロープウェイで帰り、4人が残って様子を見ることにした。
 1夜を過ごすと、ヤマちゃんの容態も快方に向かい、歩けるまでに回復した。
 朝食を終え、小屋の外を見て驚く。真っ白だった。昨夜、雪が降り、小屋の周辺で5cmくらい積もっていた。この日は、10月11日だ。10月の中旬になったばかりというのに雪が降り、それが積もるとは考えてもいなかった。これが高山の現実だと驚くとともに、山は私たちが生活している場所とはかけ離れた所だと身をもって知った瞬間だった。
 私たちはもちろんのこと、他の登山者も雪装備をしている人は皆無であった。このため、乗越浄土からの急降下では雪で滑って危ないので、遅々として進まず、登山者の長い列ができる始末であった。このスローペースが病み上がりのヤマちゃんには幸いしたようで、何事もなく千畳敷まで降りることができた。

木曽駒ヶ岳山頂

富士山の頭が見えた木曽駒山頂

10月11日朝の思いもかけぬ雪積

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木曽駒ヶ岳(きそこまがたけ・2956m)1997年には、双六・三俣蓮華岳、槍ヶ岳、白馬三山(白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳)を登り、スッカリとアルプスにハマっていた。10月10日、体育の日の休日にも何処かへ行きたいということで検討を始め、初めての中央アルプスは木曽駒ヶ岳に照?...

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