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2017-10

花を求めて - 2012.04.10 Tue

 昨日、ネットの友、ポパイさんの後追いで百々ヶ峰へ行く予定で自宅を出た。
 車に乗り込み、登山口に近い岩舟荘の電話番号をカーナビに入力するが該当する登録はないとの回答があった。細かい住所までは記録していなかったので、家に戻ってパソコンを開かなくてはならない。これは面倒なので、百々ヶ峰は後日に回すことにして通い慣れた鈴鹿に目的を変更する。
 藤原岳は行ったばかりなので、御在所周辺に照準を定める。
 そして、思いついたのは、まだ、早いとは思う反面、もうそろそろイワウチワ、バイカオウレンが顔を出していることを期待して馬ノ背尾根から長石谷を周回することにした。
 鈴鹿スカイラインの旧料金場跡に駐車する予定で車を走らせるが、なんと、鳥居道キャンプ場先のゲートが閉まっている。普通、この時期なら冬季通行止めは解除されているはずだが、今年は遅れている。そう言えば、鞍掛峠へ通じる国道306号も通行止めのままであったことを思い出した。
 仕方がないので、湯の山温泉街の中を通ってこの道の最奥にある鈴鹿スカイライン横の駐車場へ行くことにする。ここへ到着する前、道端の空地に駐車スペースがあったため、これ幸いとここへ車を停める。
 ここから馬ノ背登山口のある三岳寺まで舗装道路を歩いて行く。ちなみに、ここから寺までは降り勾配。また、帰りの長石谷登山口からここまでも降り勾配なので都合のよい場所が空いていたことになる。
 馬ノ背尾根に乗るが、花はまったく見当たらない。
 それでも日当たりのよい場所ではイワウチワが小さなピンク色の蕾を付けていたので、この先、期待がもたれると喜んだ。しかし、その先にもイワウチワの開いたものは見られず、蕾もこの1株のみだったため、糠喜びとなった。
 でも、バイカオウレンは咲き始めていて、数ヶ所で30輪ほどを見ることができ、これが唯一の収穫物となった。
 この調子では、この先歩いたとしても収穫はないだろうと見切りを付け、長石谷へ降りることを考えながら歩いていた。何処から降りても降りられないことはないが、沢筋なら滝があったり、尾根筋なら切り立っていたりすると厄介なので、できることなら楽に降りられる場所を選びたい。
 以前、何回も登り降りしている場所があるので、そこから降りるつもりであるが、そこが何処なのかは判然としない。辺りの様子を漠然と覚えているに過ぎない。とある場所で、『この斜面だったかな?』と、一瞬、考えた所はあったが、これも確たるものではなかったので通り過ぎてしまった。
 次に同じような雰囲気の場所にやってきたので、『ここだ』と決めて降りることにした。ここの急な斜面を立木に頼りながら降りていくが『ここではなかった。間違いだった』と気が付く。そのルートにあるはずの構築物がなかったためだ。ここからでも下降を続けていけば何れは長石谷に出合うので、そのまま降りていくことにした。これに対して姫君からも異議はなかった。
 間もなく斜面は沢に変じていき、少しだが水も出てきた。だが、ここから先がいけなかった。小さい滝となって僅かな水は流れ落ちていたが、人間である私たちはここを降りることはできない。仕方がないので右手の尾根に登れ、これを降ることにした。だが、この尾根も先が急降下しているらしいことが分かり、後戻りするような形で右手の沢に下りて、沢の中を降っていく。すると、間もなく長石谷の水音が聞こえ、その流れも目視できるようになり、ヤレヤレ着いたと思って安堵する。――が、これは少し早かった。最後の段差がきつくて降りることができなかった。
 仕方なく、左手の尾根、これは先ほどの尾根だが、ここからなら何とかなりそうだ。だが、この尾根に乗るのがチョッとした苦労を味わうことになった。足場がないので木の根に掴まった腕の力だけで身体を支えながら次々と根っこを掴み変えながら移動しなくてはならなかった。これを見ていた姫君は「私はそんな所は嫌よ」と、私の視線から消えた。再び姿を表したのは尾根の上から私を見下ろしていた。急だが、立木を利用すれば降りることができるので降りることを促したが、また、私の視界から消えてしまう。そして暫くは姫君の姿は見えないし、気配すら感じさせない。そんなに長い時間ではなかったが、姿の見えないことは心配で、大きな声で呼んでみるが、下の長石谷の水音に遮られて遠くへ届かないことは叫んでいる私が分かる。これでは、1度、降りてから尾根に登り上がるかと考えなおして、左手の谷をみると、何と、そこには姫君が降り立っていた。
 このように少し苦労したが、長石谷の登山道に復して、これを降ることになるが、ここは馬ノ背尾根よりも花の兆しが見えなかった。ショウジョウバカマすらも、まだ、咲いているどころか花柄さえも伸ばしているものはなかった。こうやってみると、長石谷の春はまだずっと先のことのように思えた。

バイカオウレン

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