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北海道旅行・その2 - 2012.03.08 Thu

おねだりキツネ
 3月4日、半ば諦めかけていたタンチョウが、時間ぎりぎりに給餌場にやってきたので、今回の最大の目的、タンチョウの撮影が曲がりなりにもできたということで気分は最高に高揚していた。これが天気にも通じたのだろう。晴れ間も多くなって、ポカポカとした太陽の光が降り注ぎ、まだ多くの雪を残す北海道に1足早い春が訪れたようなバスの中であった。
 こんな天気の下、バスは快適に走り、次の目的地の摩周湖に到着した。
 バスから降りてみると、バスの中で味わった春は束の間の春。外はまだ冷たい冬で、吹く微風も頬を突き刺して痛いほどだった。
 摩周湖は、先の百名山の旅の際に立ち寄る予定だったが、この近くを通ったときには先に根室に行って帰りに回したが、帰り道では釧路経由で阿寒湖に直行したために、ここはパスしたという経緯があって今回が私にとっては初めてであった。ちなみに、姫君は若かりし頃にきたことがあるとのことだが、記憶は定かではないそうだ。
 この湖は、北海道の湖としては珍しく、冬場に凍結しない不凍湖だとバスガイド嬢から事前の知識を仕入れていたが、展望台から湖面を見下ろすと、周りと同じ白一色で、何処が湖面であるか判然としなかった。何時もは凍らない湖面が完全に凍結していたのだ。透明感のあるブルーの湖面を想像していたのを見事に裏切られ、最初は正直にいうと少しガッカリした。しかし、こうして全湖面が凍結するのは何年に1度という珍しい現象らしいことを考慮すると、私たちは望んでも滅多に見ることのできない全面凍結した摩周湖を見られたわけで、むしろ、この現象に感謝しなくてはならないといえ、タンチョウ同様に摩周湖でもツイていたということになる。
 これに気をよくして視線を上げると、摩周湖の氷結した湖面の後方には、真っ白に輝く山が見えている。この山こそが斜里岳だとのことだ。この斜里岳には、一昨年、登っているが、このときの感じでは百名山に選ばれるほどの立派な山だとは思えなかった。でも、こうしてここからみてみると、形といい、風格といい、なかなか立派な山であって、百名山に数えられるだけのことはあると認識を変えざるを得なかった。
 こうして満足して、再び、バスの人となる。
 バスが走り始めて1分か2分が経っただろうか……、バスは急停車した。何事かと前方に注意を払うが、何が起こったか分からない。このとき、バスガイド嬢が、「道路の真ん中にキタキツネがいて動かない」と状況を説明する。これを聞いてバスの中ほどの座席にいた私は、カメラを片手に運転席に近付くと、フロントガラス越しにキタキツネがいるのが見えた。夢中になってカメラを構えてシャッターを押したが、次の瞬間にはもう姿はフロントガラスからは消えていた。ほんの一瞬の出来事だった。
 そういえば一昨年の知床でも似たような出来事があった。
 知床五湖からの帰り道。右手前方の草叢が微妙に動いており、そこには黒いものも見え隠れしている。とっさに熊だと直感して車を急停車させる。後から冷静に考えると、後続車両に追突されなかったのが不思議なくらいの瞬間的なことだった。その直後、大きな熊が道路に出てきて、道路を右から左へとユックリと渡り始めた。少し遅れて小さい熊がチョコチョコとそれに続いた。まさか、ヒグマに遭遇するなどとは思ってもみなかったので、カメラは後方の居住スペースに置いてある。車から降りてカメラを取りに行っていては間に合わない。そのとき、携帯電話を思い出して、これを取り出すが、これで写真を撮ることは滅多にないので操作方法に不慣れであった。ああだ、こうだとやっているうちに親子熊は道路を渡り終わって草叢の中へ消えてしまっていた。
 座席に戻り、写し終えた画像を拡大して確認すると、キタキツネが綺麗に映ってはいるようで、知床の二の舞を踏むことはなかったと安堵していた。
 このようにタンチョウといい、全面凍結した摩周湖といい、このキタキツネといい、ツキにツキまくっていたと改めてこれらの幸運を喜んだ。
 ちなみに、ここに現れたキタキツネは野生ながら、観光客から菓子などの餌をもらったことに味を占めて、観光バスをも恐れることなく餌をねだっているのだといい、こういうキタキツネを『おねだりキツネ』と地元の人たちは呼んでいるのだそうだ。
 なお、キタキツネには、一昨年、後方羊蹄山(しりべしやま)から下山して温泉に向かう途中のジャガイモ畑で見かけている。このときは2匹で、今回より小さく可愛い目をしていたので、摩周湖のキタキツネを見るまでは、この可愛いのがキタキツネだと思い込んでいた。両者を比べてみると、最初に見た2匹は子供で、親になれば可愛さは影をひそめるのだということが分かった。

おねだりキツネ

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