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2017-06

個人情報目的外使用 - 2011.12.30 Fri

 12月28日の新聞に『被災住民への賠償 住基ネット活用案』という記事が1面(左下隅)と3面で報じられていた。
 その内容は、原発事故の被災者住民に対する賠償事務において東京電力が本人確認をする手段として住民基本台帳ネットワーク(住基ネット)を活用することが検討されているというものだ。ただし、住基ネットを使用するには、目的が法に細かく定められているので、法ない市条例の改正が必要な点もあるので、これらを検討しているとのことだ。
 住基ネットには、住民の氏名、住所、生年月日、性別が登録されているとのことである。私個人としては、『氏名、住所、生年月日、性別』を特に秘匿しなくてはならない情報とは思わないが、私たちが考えも及ばないような活用の仕方をする者が現れないとも限らないので、運用を細かく制限することには反対するものではない。
 私たちの年代は、いわゆる村社会的な慣習の中にどっぷりと浸かって育ってきたためか、個人情報というものに対して鈍感なのかもしれない。これが、『氏名、住所、生年月日、性別』を個人情報として仰々しく保護の対象にしなくても……、と考えさすのかもしれない。
 こんな私でも、次に述べる2つの事例は明らかに個人情報の目的外使用に当たり、現に慎むべきことだと考える。
 その1つは、昨年、発生した。これに関しては、ブログ『ヨレヨレ山便り』にも書いたので簡単に記述する。
 幌尻岳に登るに当たり、山小屋に予約を入れた際に住所氏名を申告した。すると、この情報(住所氏名)は、山小屋から別の麓の宿泊施設並びに闇バスへ流れ、そこからダイレクトメールが送られてきた。
 その2つ目は、今年になって起こった。
 ある日、外出から帰ってくると、玄関ドアーにメモが張り付けてあった。内容は、『猫が上階のベランダから私宅のベランダへ落ちた。直ぐに、助けなければ死ぬ恐れがある』というものだった。これを読み終えるか終えないうちに電話の着メロが鳴った。電話の相手は、息子の妻からで、用件は今読んだメモの内容と同じであった。どうして知ったかというと、私の住宅の管理人から電話で連絡があったからだという。この猫は、飼い主により無事に救出されて1件落着となったが、問題は残った。問題というのは、管理人から息子宅へ電話がなされたことだ。管理人が、息子宅の電話番号をどうして知ったかという疑問だ。よくよく考えると、これはこの住宅に住み始めるにあたって、管理組合から緊急時の連絡先を届け出よとの要請に従って、これを提出したことがあるので、管理人はこれを盗み見して連絡したのに間違いないとの結論に達した。これも完全に個人情報の目的外使用、すなわち不当な流用といえるだろう。
 この2件の例が示すごとく、個人情報を尊重するという風土は、現在の日本には定着しておらず、情報を開示すればその総てが筒抜けになることは間違いない。この面では、未成熟な社会であると痛感した。

名古屋城のお濠を泳ぐ白鳥

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